( 香水工場の )
香る生活
『香る生活』とブログ名の変更
・・ (2022/04/28)
( 『香る生活』の表紙 )
『香る生活』は、2003年くらいから2010年代に年1回~2回、当社が発行していた香りに関する読み物、冊子。
香水だけを販売しても味気ないので、商品とともに "何か香りの読み物が欲しい" と企画されたオリジナル雑誌でした。
Webで掲載すればいいのでは?という意見もありました。
いやいや、配達されてきた箱を開けて商品とともに入っている冊子が、いいんです、手作り感があるし。
少し長い文章となると、紙の読み物って、スマホなどのスクリーンで見るよりやっぱり読みやすいですね。
(目への負担が少ない気がする)

『香る生活』は、ネタ集め・取材(インタビュー)から、記事作成・レイアウトを自分たちでやっていました。
外部に出すのは印刷・製本の部分だけなので、クオリティやレベルは全然違いますが、出版会社さんと同じだった。
大変でしたが、手作り感と苦労感があって比較的好評だった(と信じている)。
取り上げたテーマは、香水容器の工場の話や、原料となるローズやハーブの原産地、ときに海外まで出かけていき、ネタを取ってくるといった内容が多かった。
これらのテーマは、一般のお客様より、化粧品業界や香水業界、同業者や競合ライバルに受けるディープなネタでした。
競合さんから、記事の内容についてもっと教えて欲しいといった電話や訪問があったことも。

私自身、いろいろなところに取材に出かけた。
それぞれが記憶に残っているが、その中で、今日はある大学教授の取材話を一つ。
私の取材方法は、雑誌社の平均的なライターさん同様、書面かメールで取材依頼書を送る。
「○○について聞かせて欲しい、こういう目的で、○○に掲載予定で、その発行部数は○○部です」といった企画書。
取材先は悪くない話と思えば会ってくれるし、会っても意味がないと判断すれば、返事がないか辞退される。
『香る生活』の発行部数は1万~2万冊で読者は全国の香り好きの人々。
8割くらいは会ってくれた。
ある大学の有名な先生、テレビにでるような方に会いに行った時の話。
指定された日時に行くと、3人の先客があり、ちょうど帰られるときだった。
彼らが帰った後、先生は「今のは、○○研究所の所長だよ」言われた。
何かの研究依頼に来られていた模様。
(誰もが知っている大企業の研究所の人々が足繁く通ってくる先生である、さすが有名な先生だな~と思った)
さっそく取材を始めた。
「何でも聞いて」とスタートは好意的だったが、「あれ、カメラマンは?」と問われた。
カメラマンは私がやりますと返答すると「カメラは?」と聞かれた。
シャツの胸ポケットから、名刺サイズ大の薄型デジカメを取り出して見せた。
(当時最新型のクールな軽量デジカメ)
そのとき、先生の表情にみるみる落胆の色が浮かんだことが、その日の取材で一番忘れられない思い出だった。
後日、知ったことだが、取材の時は大きなカメラの方が、取材される側はテンションが上がり、よく話してくれる、とある芸能人さんが語っていた。
(なるほど、そういうこと?)
今はカメラの性能が上がった。
昔なら肩に担いでいたような業務用ビデオカメラも、今なら片手で操作できるデジカメにも能力は落ちる。
しかし、取材される方からすれば、なるべく "見た目でかいカメラ" で行く方が取材はしやすいことを学んだ。
可能ならカメラマン、照明さん・音声さんなどのクルーも引き連れて。
先生には悪いことをしたなと今でも思い出す。

・・というメールをお客様からいただいた。
紙の印刷物で発行することは当面ないと思います。
楽しみにされている方がいる一方で、冊子は関心ない人にとっては、そのままゴミ箱直行になりがち。
企業活動を長期に継続する上で、紙やプラスティックはなるべくムダに消費しないことを考えるようになった。
今はこのブログやSNSでの活動が、以前の出版活動と見なしています。
ブログは気軽に書けるだけに、出版物のときのような濃度はない。
しかし、五月雨式に楽しい話題を出していける点がいい、多彩な話題を提供できるし、記事がおもしろくなくても紙ゴミ・プラゴミがでることはない。
これからも、当社のブログ・SNSをごひいき願います。

紙の印刷物の復活ではなく、このブログタイトルとして復活させることにした。
『香水Biz』・・これがこれまでのブログの名称。
「Biz」はビジネスの意味で、ブログ名はひらたく言えば「香水ビジネス」。
(何というか、はたと気づけば、微妙なタイトル)
今日からこのブログは、『香る生活』という名前に変え、今まで以上、幅広い香りの記事をアップしたい。

(2022-04-28)
( 『香る生活』の表紙 )『香る生活』とは?
『香る生活』は、2003年くらいから2010年代に年1回~2回、当社が発行していた香りに関する読み物、冊子。
香水だけを販売しても味気ないので、商品とともに "何か香りの読み物が欲しい" と企画されたオリジナル雑誌でした。
紙を手で持って読みたい
Webで掲載すればいいのでは?という意見もありました。
いやいや、配達されてきた箱を開けて商品とともに入っている冊子が、いいんです、手作り感があるし。
少し長い文章となると、紙の読み物って、スマホなどのスクリーンで見るよりやっぱり読みやすいですね。
(目への負担が少ない気がする)

すべて手作り
『香る生活』は、ネタ集め・取材(インタビュー)から、記事作成・レイアウトを自分たちでやっていました。
外部に出すのは印刷・製本の部分だけなので、クオリティやレベルは全然違いますが、出版会社さんと同じだった。
大変でしたが、手作り感と苦労感があって比較的好評だった(と信じている)。
同業者に人気だった記事ネタ
取り上げたテーマは、香水容器の工場の話や、原料となるローズやハーブの原産地、ときに海外まで出かけていき、ネタを取ってくるといった内容が多かった。
これらのテーマは、一般のお客様より、化粧品業界や香水業界、同業者や競合ライバルに受けるディープなネタでした。
競合さんから、記事の内容についてもっと教えて欲しいといった電話や訪問があったことも。

取材の思い出
私自身、いろいろなところに取材に出かけた。
それぞれが記憶に残っているが、その中で、今日はある大学教授の取材話を一つ。
私の取材方法は、雑誌社の平均的なライターさん同様、書面かメールで取材依頼書を送る。
取材方法
「○○について聞かせて欲しい、こういう目的で、○○に掲載予定で、その発行部数は○○部です」といった企画書。
取材先は悪くない話と思えば会ってくれるし、会っても意味がないと判断すれば、返事がないか辞退される。
『香る生活』の発行部数は1万~2万冊で読者は全国の香り好きの人々。
8割くらいは会ってくれた。
有名な先生
ある大学の有名な先生、テレビにでるような方に会いに行った時の話。
指定された日時に行くと、3人の先客があり、ちょうど帰られるときだった。
彼らが帰った後、先生は「今のは、○○研究所の所長だよ」言われた。
何かの研究依頼に来られていた模様。
(誰もが知っている大企業の研究所の人々が足繁く通ってくる先生である、さすが有名な先生だな~と思った)
さっそく取材を始めた。
「何でも聞いて」とスタートは好意的だったが、「あれ、カメラマンは?」と問われた。
カメラマンは私がやりますと返答すると「カメラは?」と聞かれた。
シャツの胸ポケットから、名刺サイズ大の薄型デジカメを取り出して見せた。
(当時最新型のクールな軽量デジカメ)
そのとき、先生の表情にみるみる落胆の色が浮かんだことが、その日の取材で一番忘れられない思い出だった。
取材の心得:でっかいカメラを持って行け!
後日、知ったことだが、取材の時は大きなカメラの方が、取材される側はテンションが上がり、よく話してくれる、とある芸能人さんが語っていた。
(なるほど、そういうこと?)
今はカメラの性能が上がった。
昔なら肩に担いでいたような業務用ビデオカメラも、今なら片手で操作できるデジカメにも能力は落ちる。
しかし、取材される方からすれば、なるべく "見た目でかいカメラ" で行く方が取材はしやすいことを学んだ。
可能ならカメラマン、照明さん・音声さんなどのクルーも引き連れて。
先生には悪いことをしたなと今でも思い出す。

「香る生活は、もう発行しないんですか?」
・・というメールをお客様からいただいた。
紙の印刷物で発行することは当面ないと思います。
楽しみにされている方がいる一方で、冊子は関心ない人にとっては、そのままゴミ箱直行になりがち。
企業活動を長期に継続する上で、紙やプラスティックはなるべくムダに消費しないことを考えるようになった。
今はこのブログやSNSでの活動が、以前の出版活動と見なしています。
ブログは気軽に書けるだけに、出版物のときのような濃度はない。
しかし、五月雨式に楽しい話題を出していける点がいい、多彩な話題を提供できるし、記事がおもしろくなくても紙ゴミ・プラゴミがでることはない。
これからも、当社のブログ・SNSをごひいき願います。

『香る生活』ネーミング復活
紙の印刷物の復活ではなく、このブログタイトルとして復活させることにした。
『香水Biz』・・これがこれまでのブログの名称。
「Biz」はビジネスの意味で、ブログ名はひらたく言えば「香水ビジネス」。
(何というか、はたと気づけば、微妙なタイトル)
今日からこのブログは、『香る生活』という名前に変え、今まで以上、幅広い香りの記事をアップしたい。

(2022-04-28)
【関連記事】
香りの読み物『香る生活』
( 香水工場の )
香る生活
薬用植物園でニオイイリスの開花にであう
ラッキーな体験でした・・ (2022/04/28)
( 香水業界の人々がビビるニオイイリス、なぜビビるのかは記事内に。説明の看板に用途として「歯磨き粉用香料」とある、いつの時代の話?と笑ってしまったが、それだけ長い伝統がある香料だったのだ )
東京都の都立植物園。
Wikipediaには「東京都営の植物園。管理は東京生薬協会に委託している」と記載されており、いろいろ歴史がありそうです。
開園は1946年、昭和21年。
太平洋戦争の終結が1945年年なので1946年と言えば東京都内は惨状を極めていた頃。
この植物園付近は、開園当時、まばらな民家と武蔵野の雑木林が拡がる田園地帯だったでしょう。
土地は確保しやすかったでしょうが、戦後の混乱期で多くの人々が飢えていたこの時期に、直接の食料生産とは関係が薄い植物園が開設されたことに興味が湧きます。
東京都の施設だけに大きくて立派な植物園です。
(欲を言えば、開園時、もっと広い広大な土地を確保し、武蔵野の原生林も保存していてくれたらな~と無駄な夢を空想したりする)
当社から車で20分程度。
近いんですが、毎日の業務に追われているとなかなか行けないものです。
一昨日、スタッフの研修もかねて植物園に行きましたのでレポートします。
今回は運が良いことに、ニオイイリスの開花に出会えました。
白いアヤメが開花していました。
それがニオイイリスとは!・・幸運です。
イリスの天然香料は、もっとも高価な天然香料の一つとして有名。
この香料はギリシア・ローマ時代から利用されてきたという。
欧米パフューマーさんには伝統的・文化的にイリス香料に対して敬意ある雰囲気を感じる。
(ギリシア・ローマ時代のイリス香料は現在のように成分抽出ではなく現物をそのまま刻んで使っていたと思われる)
私といえば、とにかく高価であることにビビる希少香料である。
日本には明治時代に香料採取を目的に輸入されたようですが、研究用途は別として日本で香料用に栽培されている事例は聞いたことがない。
イリス香料の特徴は、根から香料を採取する点です。
驚きですよね、根茎(こんけい)は、ゴボウを思い出してもらえるとわかりやすいですが、土臭いもの。
しかし、ニオイイリスの根茎からは、花のような香りの香料が採取されます。
(もちろん、根なので、根特有の土臭さも混じる、それがさらに深みを与える)
イリス香料の特徴として、広く言われることは「スミレの花のような香り」。
私自身は、ニオイイリスの花をはじめて見ました。
そして、鼻を近づけると「おお、南フランス!」と声が出てしまった。
甘くフローラルで、乾いた大地に香るオアシスのような匂い、そして、とっても異国情緒な雰囲気・・
香料事典に書かれているような詳しい記述が下記のページに公開されていましたので拝借。
「ひま人のつぶやき」さんによる「都立薬用植物園の妖精達」
イリス香料の採取方法は、「生育した根茎を洗浄、剥皮、天日乾燥後、2~3年間貯蔵すると、収穫直後の青臭い馬鈴薯のような香りがイリス特有の強いスミレに似た香気に熟成されます」とある。
数年間の貯蔵が必要という点ですでに産業としては厳しい。
日本で生産されない理由は、ほかの天然香料同様、産業としては成立しにくいということなんでしょう。
・・薬用植物園でニオイイリスが開花することがわかったので、今後、継続的に通い香りを楽しみたい。
さて、この日見て回った他の花も紹介します。
こちらも香料が採取されることで有名な花。
枯れても優雅なイランイランですね。
( こちらもビビるほど高価な香料となるイランイラン、開花は終わっていますが、優雅なたたずまい )
ハマナスはバラの仲間というかバラの原種に近いバラ。
日本原産と言われますが、樺太や北方領土などにも咲いているし、ウラジオストックなどでも観察されるようなので、原産地はよくわかりません。
英語では「Japanese Rose」(日本バラ)。
花の形状は、原種のバラ特有の "かわいらしさ" 全開ですね。
一般に香りもよいとされますが、今回の薬用植物園での見学では香りはありませんでした。
( 日本のワイルドローズ、花はかわいいのに強烈なトゲは人間を寄せ付けない )
今回の薬用植物園ツアーでもっともパワフルに香っていた花が、温室内でひっそり咲いていたジャスミン。
「我ここにあり」みたいなパワーでした。
わずか数輪でこのパワーか!と圧倒されましたよ。
( 満開ならこの温室内すべてを染め抜くほどの香りパワーだったに違いない )

(2022-04-28)
( 香水業界の人々がビビるニオイイリス、なぜビビるのかは記事内に。説明の看板に用途として「歯磨き粉用香料」とある、いつの時代の話?と笑ってしまったが、それだけ長い伝統がある香料だったのだ )東京都薬用植物園とは?
東京都の都立植物園。
Wikipediaには「東京都営の植物園。管理は東京生薬協会に委託している」と記載されており、いろいろ歴史がありそうです。
開園は1946年、昭和21年。
太平洋戦争の終結が1945年年なので1946年と言えば東京都内は惨状を極めていた頃。
この植物園付近は、開園当時、まばらな民家と武蔵野の雑木林が拡がる田園地帯だったでしょう。
土地は確保しやすかったでしょうが、戦後の混乱期で多くの人々が飢えていたこの時期に、直接の食料生産とは関係が薄い植物園が開設されたことに興味が湧きます。
東京都の施設だけに大きくて立派な植物園です。
(欲を言えば、開園時、もっと広い広大な土地を確保し、武蔵野の原生林も保存していてくれたらな~と無駄な夢を空想したりする)
近くにある幸運
当社から車で20分程度。
近いんですが、毎日の業務に追われているとなかなか行けないものです。
一昨日、スタッフの研修もかねて植物園に行きましたのでレポートします。
今回は運が良いことに、ニオイイリスの開花に出会えました。
開花していたニオイイリス
白いアヤメが開花していました。
それがニオイイリスとは!・・幸運です。
イリスの天然香料は、もっとも高価な天然香料の一つとして有名。
この香料はギリシア・ローマ時代から利用されてきたという。
欧米パフューマーさんには伝統的・文化的にイリス香料に対して敬意ある雰囲気を感じる。
(ギリシア・ローマ時代のイリス香料は現在のように成分抽出ではなく現物をそのまま刻んで使っていたと思われる)
私といえば、とにかく高価であることにビビる希少香料である。
日本には明治時代に香料採取を目的に輸入されたようですが、研究用途は別として日本で香料用に栽培されている事例は聞いたことがない。
イリス香料の特徴は、根から香料を採取する点です。
イリス香料とは?
驚きですよね、根茎(こんけい)は、ゴボウを思い出してもらえるとわかりやすいですが、土臭いもの。
しかし、ニオイイリスの根茎からは、花のような香りの香料が採取されます。
(もちろん、根なので、根特有の土臭さも混じる、それがさらに深みを与える)
イリス香料の特徴として、広く言われることは「スミレの花のような香り」。
私自身は、ニオイイリスの花をはじめて見ました。
花は、甘く甘美で異国情緒な香り
そして、鼻を近づけると「おお、南フランス!」と声が出てしまった。
甘くフローラルで、乾いた大地に香るオアシスのような匂い、そして、とっても異国情緒な雰囲気・・
イリス香料の採取方法
香料事典に書かれているような詳しい記述が下記のページに公開されていましたので拝借。
「ひま人のつぶやき」さんによる「都立薬用植物園の妖精達」
イリス香料の採取方法は、「生育した根茎を洗浄、剥皮、天日乾燥後、2~3年間貯蔵すると、収穫直後の青臭い馬鈴薯のような香りがイリス特有の強いスミレに似た香気に熟成されます」とある。
数年間の貯蔵が必要という点ですでに産業としては厳しい。
日本で生産されない理由は、ほかの天然香料同様、産業としては成立しにくいということなんでしょう。
・・薬用植物園でニオイイリスが開花することがわかったので、今後、継続的に通い香りを楽しみたい。
さて、この日見て回った他の花も紹介します。
開花が終わった後のイランイラン
こちらも香料が採取されることで有名な花。
枯れても優雅なイランイランですね。
( こちらもビビるほど高価な香料となるイランイラン、開花は終わっていますが、優雅なたたずまい )ハマナスの花
ハマナスはバラの仲間というかバラの原種に近いバラ。
日本原産と言われますが、樺太や北方領土などにも咲いているし、ウラジオストックなどでも観察されるようなので、原産地はよくわかりません。
英語では「Japanese Rose」(日本バラ)。
花の形状は、原種のバラ特有の "かわいらしさ" 全開ですね。
一般に香りもよいとされますが、今回の薬用植物園での見学では香りはありませんでした。
( 日本のワイルドローズ、花はかわいいのに強烈なトゲは人間を寄せ付けない )ジャスミン
今回の薬用植物園ツアーでもっともパワフルに香っていた花が、温室内でひっそり咲いていたジャスミン。
「我ここにあり」みたいなパワーでした。
わずか数輪でこのパワーか!と圧倒されましたよ。
( 満開ならこの温室内すべてを染め抜くほどの香りパワーだったに違いない )
(2022-04-28)
( 香水工場の )
香る生活
(投稿募集)お母さんの香りの思い出
これを機会に思い出してみませんか?・・ (2022/04/24)
( 小さい頃のイベントは一生の記憶となる・・場合もあるし、そうならない場合もある )
ミーティングで「母の思い出の香り」というテーマで公募するのはどうか?・・というアイデアがでました。
(母の日も近いし)
私は膝を打って立ち上がった。
「よし、やりませう!」
(あれから1週間、ようやく公募記事を書いている)
実は、似た企画を15年くらい前にやったんです。
「香りの想い出」というテーマだと、みなさん、どんな記憶があるのかな?ということで公募しました。
数十件いただいたと思います。
その一つがお母さんの香りの思い出の話でした。
紹介します。
題名は「私の香りの思いでは、酸化した天ぷら油の匂い」。
目を疑いました。
茶色く酸化した天ぷら油の匂いでしょ、好きな方は、あまりいませんのでね・・ところが、実はこんな話だった・・・
わずか5行に人生の縮図が・・読み終わって言葉を失いました。
これは感動的すぎますが、あたなの日常のちょっとしたお母さんの香りの記憶を聞かせて欲しい!

お客様コメント:
※文章を短くするため全体の趣旨を変えない範囲で行や文字列を一部削除しましたが、文言の追加や変更などはしておりません。また明らかに誤字と思われるものは訂正させていただきました。(掲載の順番は投書日時でソート)
※掲載者には5月12日「当選メール」をお送りしました。ご自分の投稿が掲載されているのにメールエラーなどで、当選メールを受け取られていない場合はコメントボタンにてお知らせ下さい
=============
●1 同じ香りのする母
=============
母と私は同じ香りがすると、姉に言われます。
母は今年で70歳、家族の介護で忙しかったこともありましたが、いまは少しのんびりお化粧など楽しくやっているようです。
私の香水をちゃっかり使うときもあって「いい香りのおばあちゃんでしょ?」と嬉しそうに話してきます。
私も70歳になったらこんな感じになるのかな?と思ってみたり。
(国分) すっかり逆転ですね、しかし親は年老いても最後まで子に何かを教えてくれる存在
=============
●2 混濁
=============
私は三女で共働きの両親と狭いボロ家に住んでいました。
個人の部屋はなく居間に観音開きの化粧台が置いてあり、母の持ち物はそこに凝縮されていました。
茶色く酸化した香水が数本と化粧品の混ざった匂いを嗅ぎながら、インクのボヤけた母子手帳を眺めたものです。
今思えば母はどんな時も香りを纏ってはいませんでした。
(国分) 「母の持ち物はそこに凝縮」がリアル。「茶色」い香水に生き方がほんのり
=============
●3 母の思い出
=============
私は10代の頃に病気で母をなくしております。見舞いにはよく行っていたので、その際に料理を習いました。
母はよく炒めた玉ねぎを使って、それをもとにコロッケを作ってくれました。母の手は食材、特に玉ねぎのにおいがしたような気がします。
社会人になって、母の作ってくれた料理の味を再現しようと試みるたびに、炒めた玉ねぎの味や、料理の終わった食器類を洗うたびに、この匂いだーと思います。
(国分) 玉ネギの匂いさえ物語
=============
●4 (削除)
=============
=============
●5 母の香水
=============
小学生の時、母のドレッサーで香水瓶を見つけました。マックスファクターのジャクリーンスミス・カリフォルニア。
ほんの少しスプレーしてみると、まさしく参観日の香りでした。
あまり好きじゃないわ…と裏面を見てみると、10,000円との記載が!
「香水って、高いんだ…」とあまりの高額に驚いた記憶があります。
素敵な香りではなくその値段への驚きでした。
(国分) 「まさしく参観日の香り」で吹き出し「10,000円との記載が!」で共感
=============
●6 母とバラの花の香り
=============
母を思い出す香りは、バラの花の香りです。私が幼い頃、母は家族で出かける時などに、時々バラの香りを耳元につけていました。
そして自分がつけた後に、その様子を眺めていた私の耳にも、指でつけてくれたことがありました。
バラの良い香りは、小さな容器にほんの少ししか入っておらず、母が大切にしているのがよくわかったので、いたずらっ子だった私もさすがに手を出しませんでした。
バラの花の香りはいつも私に母を思い出させます。
(国分) 「指でつけてくれた」・・絵になる一コマが心に残る
=============
●7 バラ
=============
母がバラの香水が好きな人で、機会があればプレゼントしていたのですが、いつもこれじゃないと言われていました。
昔、海外のお土産で貰った香水がとても気に入っていたらしいのですが、それが見つからなかったのです。
後々、木のケースが手がかりとなってブルガリアのローズ精油であることが判明したのですが (中略) 長年メジャーなコスメブランドを選んでいました。
母には申し訳ないけど、たくさんのバラの香りを探検するのはなかなか楽しい経験でした。
(国分) 「いつもこれじゃない」と言われ続けてもへこたれない明るさ
=============
●8 お正月
=============
おせちを作る家庭でした。居間のストーブで黒豆を煮て、玄関の土間でニシンの昆布締めを煮ていました。
場所ごとに匂いが変わりますが、一番心躍るのは台所でついていたお餅の匂い。
つきたてをお母さんに取り分けてもらって、黒胡麻やきな粉で食べるのが好きでした。
自分ではなかなかお餅をつかないので、蒸したもち米の匂いはお母さんの匂いです。
(国分) なかなか豪華な準備風景ですね、地方の大きな名家さんを空想
=============
●9 お母さんの香り
=============
ベビーパウダー(シッカロール?)の香りです。小さい頃お風呂上がりに母がパタパタとしてくれた思い出です。この香りを嗅ぐたびに何も心配のない小さい頃にタイムスリップしたような感覚になります。
(国分) 共感世代だわ・・とスタッフが言っておりました
=============
●10 原点
=============
我が家の家業は八百屋で、朝早くから夜遅くまで毎日休みなく働く両親を見て育ちました。
手はあかぎれだらけ、ノーメイクで、服も汚れても良いような格好で、おしゃれとは程遠い毎日の母でしたが、口紅だけは某ハイブランドのものを使っており、月に一度の定休日に、その口紅を買いに百貨店へ一緒に行くのが楽しみでした。
ある日の百貨店で、口紅の包装を待っている間にそのブランドの新商品ということで、店員さんから、「試してみませんか?」と香水を勧められた母。最初は恥ずかしそうに断っていたのですが、店員さんの押しに負け、そっと手首から首元へ香りを纏いました。
結局購入はしなかったのですが、帰りの電車の中で、ふわりと母から漂う今まで嗅いだことのない良い香りと、そっと手首の香りを試す母の横顔が、いつもの母の顔ではなく、美しい女性の表情だった事が、私の香りへの興味の扉を開くきっかけとなりました。
(国分) ショートフィルムのような映像ですね
=============
●11 母は香りをブーンと走らせて
=============
私の母を思い浮かべるとガソリンの香りに行き着く。
両親共働きの定型的な家庭に生まれた私は、小さいころから母の出勤姿を見て育った。
毎朝同じ時間に起きて、ぱぱっと朝食を食べ、コーヒーを飲み、バイクに跨って出勤する。
小学生の私も、中学生の私もそんな母を見送ってからランドセルや通学バッグを背負って登校した。
(国分) 「小学生の私も、中学生の私も」の表現が好き
=============
●12
=============
私の母の思い出の香りは樟脳とお化粧の白粉が混ざった香りです。
美容師だった母から普段よく感じていたのは髪を染める薬液や美容院で使っているものの香り(多分髪を切るときに髪にかけるミストの匂い)だったのですが、忙しい仕事の合間をぬって、授業参観に来てくれるときはいつも虫除けの樟脳の香りがしていました。
わざわざよそ行きの服を押し入れから出してきて、普段よりしっかりお化粧をしている母と歩いて家に帰るのは、下の弟が小学生に入学するまでの間は私だけの贅沢な時間でした。
今でも樟脳の香りは割と好きです。
(国分) 「樟脳とお白粉の香り」は割と多くの人に共感を誘うシチュエーション、世代にもよりますけど
=============
●13
=============
母親が出掛けてる間にコッソリ口紅を塗って、帰宅すると慌てて口紅を落とそうと奮闘していた、当時幼稚園児だった自分。
御社の藤の花のフレグランスを使うたび、母の化粧品の中から口紅を探していた時に漂っていた、パウダリックな匂いと重なって思い出します。
(国分) 「コッソリ口紅」・・女の子 "あるある" な思い出
=============
●14
=============
「お母さんの香り」といえばラベンダーです。
私が小学生の頃はときどき家に友達を呼びましたが、そのときには母は必ず家中を掃除し、ラベンダーの精油でアロマランプをつけてくれました。
当時の私にとって、ラベンダーといえばおしゃれな雑貨屋の香りだったので、いつもの家とは違うような特別な気持ちになったのを覚えています。
ラベンダーの香りは母の気遣いと楽しかった記憶とともにあります。
(国分) こちらの世代からすれば、ボクは作者さんのお父さん、下手すりゃ、おじいちゃんくらい?
(2022-04-24)
( 小さい頃のイベントは一生の記憶となる・・場合もあるし、そうならない場合もある )母の日が近いので・・
ミーティングで「母の思い出の香り」というテーマで公募するのはどうか?・・というアイデアがでました。
(母の日も近いし)
私は膝を打って立ち上がった。
「よし、やりませう!」
(あれから1週間、ようやく公募記事を書いている)
実は、似た企画を15年くらい前にやったんです。
「香りの想い出」
「香りの想い出」というテーマだと、みなさん、どんな記憶があるのかな?ということで公募しました。
数十件いただいたと思います。
その一つがお母さんの香りの思い出の話でした。
紹介します。
題名は「私の香りの思いでは、酸化した天ぷら油の匂い」。
目を疑いました。
茶色く酸化した天ぷら油の匂いでしょ、好きな方は、あまりいませんのでね・・ところが、実はこんな話だった・・・
女手一つで私を育ててくれたお母さんは揚げ物屋で働いていました。
いつも体中から天ぷら油の匂いがするお母さんが小さい頃は嫌いでした。
油の匂いが染みついたお母さんのエプロンも大嫌いでした。
お母さんの気持ちや愛情を理解できるようになったのは、自分自身子供を持ってからです。
天ぷら油で汚れたエプロンの匂いをかぐとお母さんを想い出し感謝の気持ちでいっぱいになります。
わずか5行に人生の縮図が・・読み終わって言葉を失いました。
これは感動的すぎますが、あたなの日常のちょっとしたお母さんの香りの記憶を聞かせて欲しい!
投稿の中から数点をここに掲載させていただきます:
・掲載件数:10件前後
・募集期間:5月10日まで
・プレゼント:掲載させていただいた方にはお礼にお好きな 4mLキューブボトル を1本プレゼント
・応募方法:下の「コメント投稿」ボタンから
・掲載件数:10件前後
・募集期間:5月10日まで
・プレゼント:掲載させていただいた方にはお礼にお好きな 4mLキューブボトル を1本プレゼント
・応募方法:下の「コメント投稿」ボタンから

お客様コメント:
※文章を短くするため全体の趣旨を変えない範囲で行や文字列を一部削除しましたが、文言の追加や変更などはしておりません。また明らかに誤字と思われるものは訂正させていただきました。(掲載の順番は投書日時でソート)
※掲載者には5月12日「当選メール」をお送りしました。ご自分の投稿が掲載されているのにメールエラーなどで、当選メールを受け取られていない場合はコメントボタンにてお知らせ下さい
=============
●1 同じ香りのする母
=============
母と私は同じ香りがすると、姉に言われます。
母は今年で70歳、家族の介護で忙しかったこともありましたが、いまは少しのんびりお化粧など楽しくやっているようです。
私の香水をちゃっかり使うときもあって「いい香りのおばあちゃんでしょ?」と嬉しそうに話してきます。
私も70歳になったらこんな感じになるのかな?と思ってみたり。
(国分) すっかり逆転ですね、しかし親は年老いても最後まで子に何かを教えてくれる存在
=============
●2 混濁
=============
私は三女で共働きの両親と狭いボロ家に住んでいました。
個人の部屋はなく居間に観音開きの化粧台が置いてあり、母の持ち物はそこに凝縮されていました。
茶色く酸化した香水が数本と化粧品の混ざった匂いを嗅ぎながら、インクのボヤけた母子手帳を眺めたものです。
今思えば母はどんな時も香りを纏ってはいませんでした。
(国分) 「母の持ち物はそこに凝縮」がリアル。「茶色」い香水に生き方がほんのり
=============
●3 母の思い出
=============
私は10代の頃に病気で母をなくしております。見舞いにはよく行っていたので、その際に料理を習いました。
母はよく炒めた玉ねぎを使って、それをもとにコロッケを作ってくれました。母の手は食材、特に玉ねぎのにおいがしたような気がします。
社会人になって、母の作ってくれた料理の味を再現しようと試みるたびに、炒めた玉ねぎの味や、料理の終わった食器類を洗うたびに、この匂いだーと思います。
(国分) 玉ネギの匂いさえ物語
=============
●4 (削除)
=============
=============
●5 母の香水
=============
小学生の時、母のドレッサーで香水瓶を見つけました。マックスファクターのジャクリーンスミス・カリフォルニア。
ほんの少しスプレーしてみると、まさしく参観日の香りでした。
あまり好きじゃないわ…と裏面を見てみると、10,000円との記載が!
「香水って、高いんだ…」とあまりの高額に驚いた記憶があります。
素敵な香りではなくその値段への驚きでした。
(国分) 「まさしく参観日の香り」で吹き出し「10,000円との記載が!」で共感
=============
●6 母とバラの花の香り
=============
母を思い出す香りは、バラの花の香りです。私が幼い頃、母は家族で出かける時などに、時々バラの香りを耳元につけていました。
そして自分がつけた後に、その様子を眺めていた私の耳にも、指でつけてくれたことがありました。
バラの良い香りは、小さな容器にほんの少ししか入っておらず、母が大切にしているのがよくわかったので、いたずらっ子だった私もさすがに手を出しませんでした。
バラの花の香りはいつも私に母を思い出させます。
(国分) 「指でつけてくれた」・・絵になる一コマが心に残る
=============
●7 バラ
=============
母がバラの香水が好きな人で、機会があればプレゼントしていたのですが、いつもこれじゃないと言われていました。
昔、海外のお土産で貰った香水がとても気に入っていたらしいのですが、それが見つからなかったのです。
後々、木のケースが手がかりとなってブルガリアのローズ精油であることが判明したのですが (中略) 長年メジャーなコスメブランドを選んでいました。
母には申し訳ないけど、たくさんのバラの香りを探検するのはなかなか楽しい経験でした。
(国分) 「いつもこれじゃない」と言われ続けてもへこたれない明るさ
=============
●8 お正月
=============
おせちを作る家庭でした。居間のストーブで黒豆を煮て、玄関の土間でニシンの昆布締めを煮ていました。
場所ごとに匂いが変わりますが、一番心躍るのは台所でついていたお餅の匂い。
つきたてをお母さんに取り分けてもらって、黒胡麻やきな粉で食べるのが好きでした。
自分ではなかなかお餅をつかないので、蒸したもち米の匂いはお母さんの匂いです。
(国分) なかなか豪華な準備風景ですね、地方の大きな名家さんを空想
=============
●9 お母さんの香り
=============
ベビーパウダー(シッカロール?)の香りです。小さい頃お風呂上がりに母がパタパタとしてくれた思い出です。この香りを嗅ぐたびに何も心配のない小さい頃にタイムスリップしたような感覚になります。
(国分) 共感世代だわ・・とスタッフが言っておりました
=============
●10 原点
=============
我が家の家業は八百屋で、朝早くから夜遅くまで毎日休みなく働く両親を見て育ちました。
手はあかぎれだらけ、ノーメイクで、服も汚れても良いような格好で、おしゃれとは程遠い毎日の母でしたが、口紅だけは某ハイブランドのものを使っており、月に一度の定休日に、その口紅を買いに百貨店へ一緒に行くのが楽しみでした。
ある日の百貨店で、口紅の包装を待っている間にそのブランドの新商品ということで、店員さんから、「試してみませんか?」と香水を勧められた母。最初は恥ずかしそうに断っていたのですが、店員さんの押しに負け、そっと手首から首元へ香りを纏いました。
結局購入はしなかったのですが、帰りの電車の中で、ふわりと母から漂う今まで嗅いだことのない良い香りと、そっと手首の香りを試す母の横顔が、いつもの母の顔ではなく、美しい女性の表情だった事が、私の香りへの興味の扉を開くきっかけとなりました。
(国分) ショートフィルムのような映像ですね
=============
●11 母は香りをブーンと走らせて
=============
私の母を思い浮かべるとガソリンの香りに行き着く。
両親共働きの定型的な家庭に生まれた私は、小さいころから母の出勤姿を見て育った。
毎朝同じ時間に起きて、ぱぱっと朝食を食べ、コーヒーを飲み、バイクに跨って出勤する。
小学生の私も、中学生の私もそんな母を見送ってからランドセルや通学バッグを背負って登校した。
(国分) 「小学生の私も、中学生の私も」の表現が好き
=============
●12
=============
私の母の思い出の香りは樟脳とお化粧の白粉が混ざった香りです。
美容師だった母から普段よく感じていたのは髪を染める薬液や美容院で使っているものの香り(多分髪を切るときに髪にかけるミストの匂い)だったのですが、忙しい仕事の合間をぬって、授業参観に来てくれるときはいつも虫除けの樟脳の香りがしていました。
わざわざよそ行きの服を押し入れから出してきて、普段よりしっかりお化粧をしている母と歩いて家に帰るのは、下の弟が小学生に入学するまでの間は私だけの贅沢な時間でした。
今でも樟脳の香りは割と好きです。
(国分) 「樟脳とお白粉の香り」は割と多くの人に共感を誘うシチュエーション、世代にもよりますけど
=============
●13
=============
母親が出掛けてる間にコッソリ口紅を塗って、帰宅すると慌てて口紅を落とそうと奮闘していた、当時幼稚園児だった自分。
御社の藤の花のフレグランスを使うたび、母の化粧品の中から口紅を探していた時に漂っていた、パウダリックな匂いと重なって思い出します。
(国分) 「コッソリ口紅」・・女の子 "あるある" な思い出
=============
●14
=============
「お母さんの香り」といえばラベンダーです。
私が小学生の頃はときどき家に友達を呼びましたが、そのときには母は必ず家中を掃除し、ラベンダーの精油でアロマランプをつけてくれました。
当時の私にとって、ラベンダーといえばおしゃれな雑貨屋の香りだったので、いつもの家とは違うような特別な気持ちになったのを覚えています。
ラベンダーの香りは母の気遣いと楽しかった記憶とともにあります。
(国分) こちらの世代からすれば、ボクは作者さんのお父さん、下手すりゃ、おじいちゃんくらい?
(2022-04-24)
( 香水工場の )
香る生活
香りで穏やかに眠りたい
「ぐっすり寝香水」その2・・睡眠のすごい話 (2022/04/23)
( ただ横になっているだけでない、カラダのキズを癒やす大切な時間帯 [イラスト] littleprince)
みなさんは毎日よく眠れますか?
私は寝付きがよく不眠症の経験はありません。
昔は不眠症と聞くと「24時間活動できてうらやましい」と無邪気に憧れたりもしましたが、大きな誤解でした。
その苦しさは体験しないとわからないようです。
また、眠っている間、体内ではいろいろなカラダの修復作業が行われているので「カラダと心の防衛」という点で、ただ横になっているだけに見える睡眠ですが、眠りは見た目以上にかなり重要と心するようになりました。
眠っている間、体内では細胞や臓器の修復作業が活発に進行中です。
たとえば、こんなことが・・
・昼間、紫外線や排ガスなどの刺激物質やストレスに曝され傷ついた体内細胞やそのDNAなどの修復作業や再生作業
・体内に侵入した異物や微生物の駆除作業
眠っている間に細胞再生を促すホルモン(成長ホルモンなど)の分泌が高くなることはよく知られた体内メカニズムですが、それはカラダ修復作業の一例です。
体内では、毎日、比較的簡単にガン細胞が発生していますが、通常は適切に処理され、ガンの進行は阻止されます。
ガン化した細胞の処理も睡眠との関係が深く、この時間帯により活発に行われているのではなかろうかと思います。
(自分で研究し実証したわけでなく、人様の記事や自分自身の経験からそう感じているレベルですが。たとえば、夜間一時的に体温が急上昇する場合がありますが、これは免疫活動が活発化している状態で進入した細菌やガン細胞の駆除作業ではなかろうか、と素人考察としています)
睡眠中の脳内では、その日に体験した新しい経験・発見の情報を整理し、並べ替えたりカテゴリー分けしたり、また同時に脳内の古い情報の取捨選択が行われているらしい。
新しいスキルを修得するための行動や思考のプログラミング作業が行われているとか。
ナゾ多き人の夢は、それらプログラミング編集課程の一端ではないかとする説もあります。
これらの作業の繰り返しの結果、脳内では神経細胞の樹状突起が成長して神経細胞同士のシナプスが形成され高度なスキルを獲得する・・という説は比較的一般に信じられています。
つまり、何か上手くなりたい、スキルを磨きたいなら、よく学び、よくトレーニングすると同時に、質の高い十分な睡眠が大切ということ。
このように考えると、睡眠は「休む」というイメージよりはるかに「アクティブで活動的で活発な状態」。
そんな大切な睡眠なのに、他方では日常生活の24時間化は相変わらず進行中です。
私たちの睡眠時間はますます短く、そして不眠を訴える人の割合も増加中です。
そのため病院で処方される「睡眠薬」、処方箋なしで買える「睡眠改善薬」には安定した需要があります。
安眠グッズも人気です・・「安眠枕」「安眠抱き枕」に「安眠体操」、「安眠音楽」に「安眠CD」、「安眠マスク」「安眠パジャマ」。
そして「安眠オイル」「安眠香水」「安眠フレグランス」・・今時のご時世は安眠グッズ全盛ですね。
自分自身がいろいろ試したわけでないのでここでズバリ「この一品」をご紹介できないのは残念ですが、生理的に考えれば、やはり「睡眠薬」や「睡眠改善薬」は効果が高そうですね。
しかし、薬物依存などのリスクもあり、健康な人間が毎日お薬・・・というわけにはいきません。
そこで安眠のための自分なりの工夫をされている方も少なくないのではないでしょうか。
私の場合、昼間肉体労働をたっぷりやるとモリモリと眠れます。
揺さぶっても目を覚まさない程です。
肉体的な疲労は私にとって効果的な睡眠薬です。
みなさんにとっての睡眠薬はなんでしょうか?
「香り」という方もおられるのでは?
当社にお寄せいただくお客さまのVOICEの中には「よい香りでよく眠れる!」という方の多さには驚くものがあります。
こんな感じです・・・
などのようなご意見が今まで寄せられてきました。
最初のうちは「おお、香水をそういうふうに使うのか!」「そんなに効くのか!」などと驚きましたが、事例が多いので驚きはなくなりました。
(「そうでしょう~」と内心にっこり)
最近は、逆に香水を「寝香水としてもいいかも?」と案内することもあり。
「リラックスする香りは、深い眠りを誘う」・・私たちは経験的に知っています。
これを実験で実証される研究者の方々もおられ「香りと眠りの深い関係」は、どうやら科学的にも認められる事実のようです。
しかも、香りによる睡眠導入は、医薬品よりも穏やかで安全な方法ではないでしょうか。
しかし、香りで不眠症が直るといった奇跡は起きないので、その点は、限界もおのずと明快です。
不眠症レベルになれば、やはり専門医のアドバイスを受けられることがよいと信じます。
ヨーロッパでは寝付きの悪い子供には、子供部屋にカモミールなどのエッセンシャル・オイルを焚くご家庭もあると聞きます。
鎮静系の精油、たとえば、ラベンダーやゼラニウム、パチュリなどを水で希釈して枕カバーなどにスプレーするという例も多く聞きます。
あるいは、お香のフランキンセンスや白檀を焚く例なども聞きます。
こちらは高価ですし、手間暇かかる上に、火災のリスクもありますので、伝え聞くところではありますが、実際に多いとは思えません。
しかし、やっている方は欧米・アジア・日本ともにおられます。
あと香水を寝香水として使う事例は日本で拡がりをみせている印象です。
香水は「ファッションとしての香水」以外に「自分がリラックスするための香り」「安眠に役立つ香り」という使い方があってもいいのかもしれません。
当社には「香りで安眠」をコンセプトにした『スリーピングミスト』があります。
「バレリアン」「ローズ」「ラベンダサンタル」「カモミール」「オレンジ」の5種類。
ピローミスト的な使い方を想定しています。
(このうち「バレリアン」は本当にゲロゲロの香りで99%の方が「なぜ?」と感じるものの、1%の方はよく眠れるそうです)
これらは、もう15年も前にリリースしたものです。
(案外、長く続いているな~)
しかし、この15年で世の中、だいぶん変化しましたので、今年製品を見直してリニューアルを予定しています。
「新スリーピングミスト」の商品開発の課程は、このブログでもおいおい報告したいですね。

お客様コメント:
2022/05/05 (Thu) 23:53:42
・題名
楽しみ
・コメント
新スリーピングミスト、楽しみにしております。
25ml・50ml もあたら良いなと思っております!
・・・
sze
2022/04/25 (Mon) 22:46:03
・題名
楽しみです
・コメント
スリーピングミストのリニューアル楽しみです!
「ラベンダサンタル」が気になっていたのですが、サイズ的にもお値段的にも敷居が高くチャレンジできずにいました。
リニューアルの際にはミニボトルは無理でもキューブボトルで香りのお試しができたらいいなと思います。
・・・
りんご
(2022-04-23)
( ただ横になっているだけでない、カラダのキズを癒やす大切な時間帯 [イラスト] littleprince)睡眠は、ただ休んでいるだけではない
みなさんは毎日よく眠れますか?
私は寝付きがよく不眠症の経験はありません。
昔は不眠症と聞くと「24時間活動できてうらやましい」と無邪気に憧れたりもしましたが、大きな誤解でした。
その苦しさは体験しないとわからないようです。
また、眠っている間、体内ではいろいろなカラダの修復作業が行われているので「カラダと心の防衛」という点で、ただ横になっているだけに見える睡眠ですが、眠りは見た目以上にかなり重要と心するようになりました。
カラダの修復作業
眠っている間、体内では細胞や臓器の修復作業が活発に進行中です。
たとえば、こんなことが・・
・昼間、紫外線や排ガスなどの刺激物質やストレスに曝され傷ついた体内細胞やそのDNAなどの修復作業や再生作業
・体内に侵入した異物や微生物の駆除作業
眠っている間に細胞再生を促すホルモン(成長ホルモンなど)の分泌が高くなることはよく知られた体内メカニズムですが、それはカラダ修復作業の一例です。
ガン細胞の駆除
体内では、毎日、比較的簡単にガン細胞が発生していますが、通常は適切に処理され、ガンの進行は阻止されます。
ガン化した細胞の処理も睡眠との関係が深く、この時間帯により活発に行われているのではなかろうかと思います。
(自分で研究し実証したわけでなく、人様の記事や自分自身の経験からそう感じているレベルですが。たとえば、夜間一時的に体温が急上昇する場合がありますが、これは免疫活動が活発化している状態で進入した細菌やガン細胞の駆除作業ではなかろうか、と素人考察としています)
記憶の整理
睡眠中の脳内では、その日に体験した新しい経験・発見の情報を整理し、並べ替えたりカテゴリー分けしたり、また同時に脳内の古い情報の取捨選択が行われているらしい。
新しいスキルを修得するための行動や思考のプログラミング作業が行われているとか。
ナゾ多き人の夢は、それらプログラミング編集課程の一端ではないかとする説もあります。
神経細胞の成長とスキル獲得
これらの作業の繰り返しの結果、脳内では神経細胞の樹状突起が成長して神経細胞同士のシナプスが形成され高度なスキルを獲得する・・という説は比較的一般に信じられています。
つまり、何か上手くなりたい、スキルを磨きたいなら、よく学び、よくトレーニングすると同時に、質の高い十分な睡眠が大切ということ。
睡眠 = 活発な活動時間帯
このように考えると、睡眠は「休む」というイメージよりはるかに「アクティブで活動的で活発な状態」。
そんな大切な睡眠なのに、他方では日常生活の24時間化は相変わらず進行中です。
私たちの睡眠時間はますます短く、そして不眠を訴える人の割合も増加中です。
睡眠のお薬と安眠グッズ
そのため病院で処方される「睡眠薬」、処方箋なしで買える「睡眠改善薬」には安定した需要があります。
安眠グッズも人気です・・「安眠枕」「安眠抱き枕」に「安眠体操」、「安眠音楽」に「安眠CD」、「安眠マスク」「安眠パジャマ」。
そして「安眠オイル」「安眠香水」「安眠フレグランス」・・今時のご時世は安眠グッズ全盛ですね。
慢性的に薬に頼りたくない
自分自身がいろいろ試したわけでないのでここでズバリ「この一品」をご紹介できないのは残念ですが、生理的に考えれば、やはり「睡眠薬」や「睡眠改善薬」は効果が高そうですね。
しかし、薬物依存などのリスクもあり、健康な人間が毎日お薬・・・というわけにはいきません。
そこで安眠のための自分なりの工夫をされている方も少なくないのではないでしょうか。
自分にとっての最高の睡眠薬は?・・
私の場合、昼間肉体労働をたっぷりやるとモリモリと眠れます。
揺さぶっても目を覚まさない程です。
肉体的な疲労は私にとって効果的な睡眠薬です。
みなさんにとっての睡眠薬はなんでしょうか?
「香り」という方もおられるのでは?
睡眠と香りと寝香水
当社にお寄せいただくお客さまのVOICEの中には「よい香りでよく眠れる!」という方の多さには驚くものがあります。
こんな感じです・・・
「あっという間にグッスリ」
「深く眠れます」
「気持ちよい目覚めです」
などのようなご意見が今まで寄せられてきました。
最初のうちは「おお、香水をそういうふうに使うのか!」「そんなに効くのか!」などと驚きましたが、事例が多いので驚きはなくなりました。
(「そうでしょう~」と内心にっこり)
最近は、逆に香水を「寝香水としてもいいかも?」と案内することもあり。
香りと眠り・・安全な睡眠導入
「リラックスする香りは、深い眠りを誘う」・・私たちは経験的に知っています。
これを実験で実証される研究者の方々もおられ「香りと眠りの深い関係」は、どうやら科学的にも認められる事実のようです。
しかも、香りによる睡眠導入は、医薬品よりも穏やかで安全な方法ではないでしょうか。
しかし、香りで不眠症が直るといった奇跡は起きないので、その点は、限界もおのずと明快です。
不眠症レベルになれば、やはり専門医のアドバイスを受けられることがよいと信じます。
香りによる睡眠導入の事例
ヨーロッパでは寝付きの悪い子供には、子供部屋にカモミールなどのエッセンシャル・オイルを焚くご家庭もあると聞きます。
鎮静系の精油、たとえば、ラベンダーやゼラニウム、パチュリなどを水で希釈して枕カバーなどにスプレーするという例も多く聞きます。
あるいは、お香のフランキンセンスや白檀を焚く例なども聞きます。
こちらは高価ですし、手間暇かかる上に、火災のリスクもありますので、伝え聞くところではありますが、実際に多いとは思えません。
しかし、やっている方は欧米・アジア・日本ともにおられます。
あと香水を寝香水として使う事例は日本で拡がりをみせている印象です。
香水は「ファッションとしての香水」以外に「自分がリラックスするための香り」「安眠に役立つ香り」という使い方があってもいいのかもしれません。
武蔵野ワークスのスリーピングミスト
当社には「香りで安眠」をコンセプトにした『スリーピングミスト』があります。
「バレリアン」「ローズ」「ラベンダサンタル」「カモミール」「オレンジ」の5種類。
ピローミスト的な使い方を想定しています。
(このうち「バレリアン」は本当にゲロゲロの香りで99%の方が「なぜ?」と感じるものの、1%の方はよく眠れるそうです)
これらは、もう15年も前にリリースしたものです。
(案外、長く続いているな~)
しかし、この15年で世の中、だいぶん変化しましたので、今年製品を見直してリニューアルを予定しています。
「新スリーピングミスト」の商品開発の課程は、このブログでもおいおい報告したいですね。

お客様コメント:
2022/05/05 (Thu) 23:53:42
・題名
楽しみ
・コメント
新スリーピングミスト、楽しみにしております。
25ml・50ml もあたら良いなと思っております!
・・・
sze
2022/04/25 (Mon) 22:46:03
・題名
楽しみです
・コメント
スリーピングミストのリニューアル楽しみです!
「ラベンダサンタル」が気になっていたのですが、サイズ的にもお値段的にも敷居が高くチャレンジできずにいました。
リニューアルの際にはミニボトルは無理でもキューブボトルで香りのお試しができたらいいなと思います。
・・・
りんご
(2022-04-23)
【関連記事】
香りでぐっすり寝香水、寝アロマ
( 香水工場の )
香る生活
ぐっすり寝香水、ゆる~い新製品プラン
おもしろ商品開発「寝香水ぐっすり系」・・ (2022/04/22)
( このイラスト、こぶしの曲がり方が、眠りの深さを語るな~ [イラスト] littleprince)
昨年、マスクデューという商品を作りました。
マスクデューは、当社オリジナルブレンドの精油を詰めた小瓶でした。
これに似た製品を考えています。
使用する容器は、現在販売中のキューブボトル4mLの軸タイプ。
レギュラー製品でなく、イベントプレゼントとしてお配りできたらというもの。
( 容器はキューブボトル軸タイプを使用予定 )
眠るときの香りは、強い香りだとカラダがしんどいので、やはり天然の精油がナチュラルでいいのかな?が当社のイメージだった。
しかし、自分たちで試したり、お客様の意見をお聞きすると、精油が一番という意見も多いが、案外「パワーがありすぎる」という感想もちらほら聞こえてくる。
みなさんは、寝香水としてなら、どんな香りがお好みだろうか?
・精油系がいい
・フルーツ系
・あま~いグルマン系
・香木系やお寺系
・元気が出るパワフルな香水系
あるいは、イメージだけの話でもかまわない、下記の「投稿ボタン」で教えてほしい。
投稿の中から10件程度をここに掲載して、掲載者には、寝香水ができあがった暁にはプレゼントしたい。
(とはいえ、製品がいつできるか不明、プレゼントは気長にお待ちいただくことになる)
募集期間:2022年4月30日まで

お客様コメント(長い文は一部削除し短くしています):
2022/05/27 (Fri) 16:16:20
天日干しした布団
・コメント:
ギラギラの太陽のもと干した布団の匂いって安らぐやら嬉しいやらよく解らないのですが気分よく寝られませんか?
何の香りなんでしょう。
あとはとても甘い牛乳の香り
粉ミルクのような
牛乳飲めなくてお砂糖入れてもらった香り
・・とろろ
(国分) 昔、カネボウさんが天日干しした衣服の香り = お日様の香りを分析し、成分はアルデヒド、アルコール、脂肪酸などと発表されていました(かなりアバウトな発表!)。たしか商品化されていたと記憶しています
2022/04/30 (Sat) 12:37:33
寝香水のイメージ
・コメント
休日の熟睡といえば、フローラル系
あまりに気持ち良すぎて遅刻するので。
落ち着きたいときは無印良品のヒノキ
風邪気味の時はグレープフルーツやベルガモット(生活の木やニールズヤード)を使っています。
贅沢を言えば、ネロリですね。
だいたいオールマイティーに使えるイメージがあります。
似た系統でプチグレインもアリかも。
自宅に橙の木があるので一部を摘み取って無水エタノールから冷浸法使って香りを保存しています。
火気を扱うので寝る前にする事なのですが、
白折り(茎茶)をくべる事があります。
試しに抹茶入り玄米茶やほうじ茶を試してみたのですが、こちらもよかったです。
・・・
n.
(国分) 茎茶をくべた後のお部屋は贅沢な空間になりそう
2022/04/30 (Sat) 03:06:59
・コメント
かれこれ25年ほどの寝香水ヘビーユーザーです。
その時々によって嗅ぎたい香りは変わるので、例えばこの秋冬は
*パチョリ+フルーツ系
*柚子+バニラ系
*マグノリア+バニラ系
を、それぞれ数種類ずつ使っていました。
(たまにマンダリンの香りも)
夏場は、暑さで更に不眠気味になるので、思いきってメンズのベチバーメインの香りをまとって眠りに就きます。
(ベチバーには虫除け、ホルモンバランス調整作用があると前に聞いたので)
あとはマグノリア+バニラ系の香水も。
(やはり好きな香りは癒されます)
・・・
はし。
(国分) 「マグノリア+バニラ」・・貧乏性の私には豪華すぎる予感
2022/04/28 (Thu) 17:15:34
ラベンダーしかない!
・コメント
睡眠といえばラベンダーしかないと思っています。ストレスで中途覚醒してしまった時も、手元に置いてあるラベンダー精油を嗅いでいるといつの間にか(-_-)zzz 欲を言えばラベンダーにネロリが加わったものが欲しい。
・・・
カン
(国分) ラベンダーは、嫌いと言う人も案外多いのですが、多くの人に推奨できる候補ですね
2022/04/26 (Tue) 22:37:20
・コメント
睡眠障害気味なので眠る為の香りは色々試しました。
ラベンダー×スミレやサンダルウッドの甘さの香水(廃盤)が私には最も合ってました。
今はラベンダー×針葉樹の香水を使ってます。
安眠の定番ともいえるラベンダー系なら何でも効果的というわけでなくむしろラベンダーは苦手な香りなのですが、ウッディと合わせると良い香りに感じられ、寝つきも良くなり自分と相性が良いみたいです。
・・・
(国分) 「ラベンダーは苦手」なのに、いろいろ合わせてトライされているんですね
2022/04/25 (Mon) 09:51:23
・コメント
眠る時は鼻の通りが良くなる気がするのでミントやユーカリ、ティーツリーが入っていると嬉しいです。
ローズウッドのおだやかな温かみのある香りも好きです。
シトラス系はリフレッシュ時に使いたいので入眠時には避けたいです。
・・・
翡翠
(国分) 「鼻の通りが良くなる」香り? 就寝時の呼吸は案外ポイントですよね
2022/04/22 (Fri) 19:37:27
・コメント
個人的には柑橘が好みですが…
もし今までにない系統でも検討の余地があるなら、緑茶の香りを推したいです
着物の香り消しに緑茶を煎ることがあるのですが、とてもほっとする香りが広がります
和旅館のお部屋で焚かれていたのも、実に心地よかった記憶があります
・・・
mist
(国分) 緑茶を煎るとほうじ茶になりますが、あの香りでしょうか。贅沢な宿で受けるもてなしのイメージがあります
(2022-04-22)
( このイラスト、こぶしの曲がり方が、眠りの深さを語るな~ [イラスト] littleprince)軸タイプのキューブ容器を使って
昨年、マスクデューという商品を作りました。
マスクデューは、当社オリジナルブレンドの精油を詰めた小瓶でした。
マスクに一滴落とせば、爽やかな香り&穏やかな殺菌効果
これに似た製品を考えています。
使用する容器は、現在販売中のキューブボトル4mLの軸タイプ。
レギュラー製品でなく、イベントプレゼントとしてお配りできたらというもの。
枕カバーに一滴落とせば、心地よい香り&ぐっすり安眠
( 容器はキューブボトル軸タイプを使用予定 )寝香水としてどんな香りがよいのか?
眠るときの香りは、強い香りだとカラダがしんどいので、やはり天然の精油がナチュラルでいいのかな?が当社のイメージだった。
しかし、自分たちで試したり、お客様の意見をお聞きすると、精油が一番という意見も多いが、案外「パワーがありすぎる」という感想もちらほら聞こえてくる。
みなさんは、寝香水としてなら、どんな香りがお好みだろうか?
・精油系がいい
・フルーツ系
・あま~いグルマン系
・香木系やお寺系
・元気が出るパワフルな香水系
あるいは、イメージだけの話でもかまわない、下記の「投稿ボタン」で教えてほしい。
投稿の中から10件程度をここに掲載して、掲載者には、寝香水ができあがった暁にはプレゼントしたい。
(とはいえ、製品がいつできるか不明、プレゼントは気長にお待ちいただくことになる)
募集期間:2022年4月30日まで

お客様コメント(長い文は一部削除し短くしています):
2022/05/27 (Fri) 16:16:20
天日干しした布団
・コメント:
ギラギラの太陽のもと干した布団の匂いって安らぐやら嬉しいやらよく解らないのですが気分よく寝られませんか?
何の香りなんでしょう。
あとはとても甘い牛乳の香り
粉ミルクのような
牛乳飲めなくてお砂糖入れてもらった香り
・・とろろ
(国分) 昔、カネボウさんが天日干しした衣服の香り = お日様の香りを分析し、成分はアルデヒド、アルコール、脂肪酸などと発表されていました(かなりアバウトな発表!)。たしか商品化されていたと記憶しています
2022/04/30 (Sat) 12:37:33
寝香水のイメージ
・コメント
休日の熟睡といえば、フローラル系
あまりに気持ち良すぎて遅刻するので。
落ち着きたいときは無印良品のヒノキ
風邪気味の時はグレープフルーツやベルガモット(生活の木やニールズヤード)を使っています。
贅沢を言えば、ネロリですね。
だいたいオールマイティーに使えるイメージがあります。
似た系統でプチグレインもアリかも。
自宅に橙の木があるので一部を摘み取って無水エタノールから冷浸法使って香りを保存しています。
火気を扱うので寝る前にする事なのですが、
白折り(茎茶)をくべる事があります。
試しに抹茶入り玄米茶やほうじ茶を試してみたのですが、こちらもよかったです。
・・・
n.
(国分) 茎茶をくべた後のお部屋は贅沢な空間になりそう
2022/04/30 (Sat) 03:06:59
・コメント
かれこれ25年ほどの寝香水ヘビーユーザーです。
その時々によって嗅ぎたい香りは変わるので、例えばこの秋冬は
*パチョリ+フルーツ系
*柚子+バニラ系
*マグノリア+バニラ系
を、それぞれ数種類ずつ使っていました。
(たまにマンダリンの香りも)
夏場は、暑さで更に不眠気味になるので、思いきってメンズのベチバーメインの香りをまとって眠りに就きます。
(ベチバーには虫除け、ホルモンバランス調整作用があると前に聞いたので)
あとはマグノリア+バニラ系の香水も。
(やはり好きな香りは癒されます)
・・・
はし。
(国分) 「マグノリア+バニラ」・・貧乏性の私には豪華すぎる予感
2022/04/28 (Thu) 17:15:34
ラベンダーしかない!
・コメント
睡眠といえばラベンダーしかないと思っています。ストレスで中途覚醒してしまった時も、手元に置いてあるラベンダー精油を嗅いでいるといつの間にか(-_-)zzz 欲を言えばラベンダーにネロリが加わったものが欲しい。
・・・
カン
(国分) ラベンダーは、嫌いと言う人も案外多いのですが、多くの人に推奨できる候補ですね
2022/04/26 (Tue) 22:37:20
・コメント
睡眠障害気味なので眠る為の香りは色々試しました。
ラベンダー×スミレやサンダルウッドの甘さの香水(廃盤)が私には最も合ってました。
今はラベンダー×針葉樹の香水を使ってます。
安眠の定番ともいえるラベンダー系なら何でも効果的というわけでなくむしろラベンダーは苦手な香りなのですが、ウッディと合わせると良い香りに感じられ、寝つきも良くなり自分と相性が良いみたいです。
・・・
(国分) 「ラベンダーは苦手」なのに、いろいろ合わせてトライされているんですね
2022/04/25 (Mon) 09:51:23
・コメント
眠る時は鼻の通りが良くなる気がするのでミントやユーカリ、ティーツリーが入っていると嬉しいです。
ローズウッドのおだやかな温かみのある香りも好きです。
シトラス系はリフレッシュ時に使いたいので入眠時には避けたいです。
・・・
翡翠
(国分) 「鼻の通りが良くなる」香り? 就寝時の呼吸は案外ポイントですよね
2022/04/22 (Fri) 19:37:27
・コメント
個人的には柑橘が好みですが…
もし今までにない系統でも検討の余地があるなら、緑茶の香りを推したいです
着物の香り消しに緑茶を煎ることがあるのですが、とてもほっとする香りが広がります
和旅館のお部屋で焚かれていたのも、実に心地よかった記憶があります
・・・
mist
(国分) 緑茶を煎るとほうじ茶になりますが、あの香りでしょうか。贅沢な宿で受けるもてなしのイメージがあります
(2022-04-22)
【関連記事】
香りでぐっすり寝香水、寝アロマ
( 香水工場の )
香る生活
お寺系香水とは?
寺系(てらけい)?・・当社香水のためのコトバに違いない・・ (2022/04/15)
( 山道は香りの道 )
女性用香水といえば、伝統的に「お花系の香り = フローラル」がメインで、現在でもそうだと思う。
しかし、近年では、これまで男性用と見なされがちだった樹木や木材を思わせるウッディ系や、しぶい土系の香りも、男女ともに人気が拡大している。
好まれる香りの許容範囲が拡大している印象です。
そんな中、お寺で使用されるお香や、お寺の雰囲気を感じさせる香りも人気上昇の気配である。
「寺系香水」は香水業界の業界用語でも法律用語でもありません。
近年、TwitterやInstagramなどにて頻繁に使われており、自然発生的に生まれた言葉と推測されます。
当社の製品は、Twitterにて、この「寺系」と呼ばれることが多く、逆に当社内でも使うようになりました。
学術的な定義はありませんが、当社では「寺系香水」をこのように定義します:
「お香」「お線香」の原料として有名な白檀(びゃくだん = サンダルウッド)、沈香、伽羅などは、香水の原料としても人気です。
これらが焚かれることで建物内には、香料の香りが残ります。
また、お寺・寺院の建設には、杉(すぎ)・檜(ひのき)・欅(けやき)・ヒバ・松・栗などの木材(無垢材)が多用され、樹木本来の香りが建物内を満たします。
仏像も白檀(サンダルウッド)・樟(クスノキ)・拓殖(つげ)をはじめ様々な木材が使用され、像自体が香りを発します。
お寺には、これらお香系の香りと多様な樹木系の香りにプラスして、そこに人々が集まります。
お寺に漂う香りは、長い歴史の中で、繰り返されてきた宗教行事と人々の暮らしとお寺の香りが混じり合い、深淵な空間となっています。
とくに山寺などには、森林自体の香りも吸収して独特な世界感を漂わせている・・・人が山寺に惹かれる理由ではなかろうか。
上の寺系の定義から、下記4品を当社の寺系香水と認定したい:
○ 白檀・・原料が寺系そのもの
○ 沈香・・原料が寺系そのもの
○ 蓮花(はすはな)・・お釈迦様を連想させる
○ サイレンス(静寂)・・テーマが山寺
このうち、「蓮花(はすはな)」は宗教的な意図をもって制作されたわけでなく、純粋に夏のハスの花をイメージして当社パフューマーが制作したもの。
しかし、できてしまえば、香り自体も寺系な系統になった印象である。
ところで、下記は、寺系要素も含まれているので、ギリギリ寺系でもいいかも?と思うアイテム・・
△ ヘルシンキ空港・・針葉樹林の香りプンプン
△ 菖蒲の葉・・菖蒲はお寺のイメージでは?
△ ブラックベチベル・・大地の土系のニオイも入れないだろうか?
△ 樹海・・富士山麓のコメツガのニオイ = 針葉樹林
お遍路と言えば四国だが、福岡県の篠栗(ささぐり)さんもお遍路で有名なところ。
山寺に泊まりながら、三泊四日くらいで50km歩く、とはいえ昔のことで実際何キロ歩いたか定かでない。
四国のお遍路1200kmと比較すれば、ボクのお遍路はお子様ランチだが、子供には地獄の観光旅行だった。
(当時は子供だしミッションのために苦行に行ったわけでない)
ボクが参加したチームからは途中脱落する人もいた。
といっても山の中なので、脱落しても自分の足で下山するしかない苦しい旅だった。
(今となっては、なぜお遍路に参加したのか不明で、同行していたはずの親の記憶がいっさい残っていない点も腑に落ちない)
子供の時のお遍路はきつかったが、よい思い出もある・・早朝の山は気持ちいい!ということ。
早朝の山中には、もやが立ち込めており、心底、清涼な空気が漂っていた。
そして、山のニオイも好きだった。
(ここで開眼したのかもしれない・・後年、社会人山岳会に入る)
「フィトンチッド」はそのとき覚えた言葉ではないが、フィトンチッドを語るとき、このときの光景はよく思い出す。
遠くの山が青く見える理由は、山の植物から発する香気成分(= 芳香成分、樹木の精油と関係が深い)が太陽光に反射するから・・これは1980年代に定説となり、以降「森林浴」ブームが到来した。
実は、香気成分説には未だ異論があるそうだが、ボクは、あのブルーマウンテンの正体物質は、山の植物が発する香気成分であり、森の恵みだと信じている。
そして、寺系の香りも、森の恵みの延長線上にある自然の恵みに近いと信じている。
当社の香水だけでなく、他社さんの寺系香水や、そして、それらの香りの原点である樹木の精油(檜やヒバ、杉などの精油)や白檀、沈香などの香料は、心鎮まる香りを宿している。
機会あれば、カラダとココロに効く「寺系」の香りを楽しんでほしい。

(2022-04-18)
( 山道は香りの道 )お寺系の香水が人気
女性用香水といえば、伝統的に「お花系の香り = フローラル」がメインで、現在でもそうだと思う。
しかし、近年では、これまで男性用と見なされがちだった樹木や木材を思わせるウッディ系や、しぶい土系の香りも、男女ともに人気が拡大している。
好まれる香りの許容範囲が拡大している印象です。
そんな中、お寺で使用されるお香や、お寺の雰囲気を感じさせる香りも人気上昇の気配である。
「寺系香水」とは?・・寺系香水の定義
「寺系香水」は香水業界の業界用語でも法律用語でもありません。
近年、TwitterやInstagramなどにて頻繁に使われており、自然発生的に生まれた言葉と推測されます。
当社の製品は、Twitterにて、この「寺系」と呼ばれることが多く、逆に当社内でも使うようになりました。
学術的な定義はありませんが、当社では「寺系香水」をこのように定義します:
・仏教系寺院などにて伝統的に焚かれてきた「お香」「お線香」などの香り・・たとえば、白檀や沈香
・仏教系寺院などの建物・空間に漂う香り・・たとえば、杉や檜などの針葉樹林
・仏教や仏教系寺院など想起させるイメージや香り・・たとえば、蓮の花や睡蓮の花
・仏教系寺院などの建物・空間に漂う香り・・たとえば、杉や檜などの針葉樹林
・仏教や仏教系寺院など想起させるイメージや香り・・たとえば、蓮の花や睡蓮の花
寺系香りの正体
「お香」「お線香」の原料として有名な白檀(びゃくだん = サンダルウッド)、沈香、伽羅などは、香水の原料としても人気です。
これらが焚かれることで建物内には、香料の香りが残ります。
また、お寺・寺院の建設には、杉(すぎ)・檜(ひのき)・欅(けやき)・ヒバ・松・栗などの木材(無垢材)が多用され、樹木本来の香りが建物内を満たします。
仏像も白檀(サンダルウッド)・樟(クスノキ)・拓殖(つげ)をはじめ様々な木材が使用され、像自体が香りを発します。
お寺には、これらお香系の香りと多様な樹木系の香りにプラスして、そこに人々が集まります。
お寺に漂う香りは、長い歴史の中で、繰り返されてきた宗教行事と人々の暮らしとお寺の香りが混じり合い、深淵な空間となっています。
とくに山寺などには、森林自体の香りも吸収して独特な世界感を漂わせている・・・人が山寺に惹かれる理由ではなかろうか。
武蔵野ワークスの寺系香水
上の寺系の定義から、下記4品を当社の寺系香水と認定したい:
○ 白檀・・原料が寺系そのもの
○ 沈香・・原料が寺系そのもの
○ 蓮花(はすはな)・・お釈迦様を連想させる
○ サイレンス(静寂)・・テーマが山寺
このうち、「蓮花(はすはな)」は宗教的な意図をもって制作されたわけでなく、純粋に夏のハスの花をイメージして当社パフューマーが制作したもの。
しかし、できてしまえば、香り自体も寺系な系統になった印象である。
ギリギリ寺系?
ところで、下記は、寺系要素も含まれているので、ギリギリ寺系でもいいかも?と思うアイテム・・
△ ヘルシンキ空港・・針葉樹林の香りプンプン
△ 菖蒲の葉・・菖蒲はお寺のイメージでは?
△ ブラックベチベル・・大地の土系のニオイも入れないだろうか?
△ 樹海・・富士山麓のコメツガのニオイ = 針葉樹林
(余談)ボクのお遍路体験と香りの思い出
お遍路と言えば四国だが、福岡県の篠栗(ささぐり)さんもお遍路で有名なところ。
山寺に泊まりながら、三泊四日くらいで50km歩く、とはいえ昔のことで実際何キロ歩いたか定かでない。
四国のお遍路1200kmと比較すれば、ボクのお遍路はお子様ランチだが、子供には地獄の観光旅行だった。
(当時は子供だしミッションのために苦行に行ったわけでない)
ボクが参加したチームからは途中脱落する人もいた。
といっても山の中なので、脱落しても自分の足で下山するしかない苦しい旅だった。
(今となっては、なぜお遍路に参加したのか不明で、同行していたはずの親の記憶がいっさい残っていない点も腑に落ちない)
山の香りの魅力
子供の時のお遍路はきつかったが、よい思い出もある・・早朝の山は気持ちいい!ということ。
早朝の山中には、もやが立ち込めており、心底、清涼な空気が漂っていた。
そして、山のニオイも好きだった。
(ここで開眼したのかもしれない・・後年、社会人山岳会に入る)
寺系の香りは森の恵み
「フィトンチッド」はそのとき覚えた言葉ではないが、フィトンチッドを語るとき、このときの光景はよく思い出す。
遠くの山が青く見える理由は、山の植物から発する香気成分(= 芳香成分、樹木の精油と関係が深い)が太陽光に反射するから・・これは1980年代に定説となり、以降「森林浴」ブームが到来した。
実は、香気成分説には未だ異論があるそうだが、ボクは、あのブルーマウンテンの正体物質は、山の植物が発する香気成分であり、森の恵みだと信じている。
そして、寺系の香りも、森の恵みの延長線上にある自然の恵みに近いと信じている。
カラダとココロに効く「寺系」
当社の香水だけでなく、他社さんの寺系香水や、そして、それらの香りの原点である樹木の精油(檜やヒバ、杉などの精油)や白檀、沈香などの香料は、心鎮まる香りを宿している。
機会あれば、カラダとココロに効く「寺系」の香りを楽しんでほしい。

(2022-04-18)
search

