( 香水工場の )
香る生活
最強のローズ石鹸
知り合いの会社さんにローズオイルを高濃度に配合した石鹸をいただきました。
私が知る限りもっとも高濃度で、しかももっとも高品質のローズオイルが使用された石鹸です。社長さんのこだわりの結果です。
泡立ちの良さとクリーミーさは抜群ですが、でも悲しいかな、香りが弱いのです。
製造のどこかのプロセスで香りを殺してしまったのではないかと推測されます。
その会社の社長様は「香りが弱いんで、次に作るときはさらにローズオイルを足しますよ」と楽しそうに話してくれました。
庶民とは明るさが違います。
(2007-03-05)
私が知る限りもっとも高濃度で、しかももっとも高品質のローズオイルが使用された石鹸です。社長さんのこだわりの結果です。
泡立ちの良さとクリーミーさは抜群ですが、でも悲しいかな、香りが弱いのです。
製造のどこかのプロセスで香りを殺してしまったのではないかと推測されます。
その会社の社長様は「香りが弱いんで、次に作るときはさらにローズオイルを足しますよ」と楽しそうに話してくれました。
庶民とは明るさが違います。
(2007-03-05)
( 香水工場の )
香る生活
『柑橘系』&『ロサブラン』リリース!
風に花の香りが混じり春の陽気が日増しに濃くなるこの頃ですね。
武蔵野は今日も快晴です。
お陰様で昨日、『柑橘系』(カンキツケイ)と『ロサブラン』(ホワイトローズ)をリリースすることができました。
・『柑橘系』のラベルは、たんに『Kay』(ケイ)としました。カンキツケイの「ケイ」を英語表記したものです。
・『ロサブラン(Rose Blanc)』は、White Roseのフランス語です。気品の高さが光る香りです。
もし説明を読んでいただけると「おや?」と思われる方もおられるかもしれません。
この香りを調香したパフューマーを表記しました。
フローラル・フォーシーズンズはもともと武蔵野ワークスが制作してきた香りですが、今後は外部クリエイターの方の作品も取り込むことに前向きです。そして、その際は調香師の表記をしたいな〜(希望)と考えています。
ビジネスの世界ですから、予期せぬこともあるのでクリエイター表記が続けられるかどうかわかりません。今は、なるべくその方向で、と私たちは考えています。
(2007-03-02)
武蔵野は今日も快晴です。
お陰様で昨日、『柑橘系』(カンキツケイ)と『ロサブラン』(ホワイトローズ)をリリースすることができました。
・『柑橘系』のラベルは、たんに『Kay』(ケイ)としました。カンキツケイの「ケイ」を英語表記したものです。
・『ロサブラン(Rose Blanc)』は、White Roseのフランス語です。気品の高さが光る香りです。
もし説明を読んでいただけると「おや?」と思われる方もおられるかもしれません。
この香りを調香したパフューマーを表記しました。
フローラル・フォーシーズンズはもともと武蔵野ワークスが制作してきた香りですが、今後は外部クリエイターの方の作品も取り込むことに前向きです。そして、その際は調香師の表記をしたいな〜(希望)と考えています。
ビジネスの世界ですから、予期せぬこともあるのでクリエイター表記が続けられるかどうかわかりません。今は、なるべくその方向で、と私たちは考えています。
(2007-03-02)
( 香水工場の )
香る生活
新聞に出るために
きょうはスイスの新聞広告で、新聞に出るためにはなんでもやるオトコの話です。
Swiss man posed naked with bottle of perfume, fooled papers into publishing it as a Gucci ad
(グッチの広告を装い、まんまと複数の新聞広告に香水ボトルと自身の裸写真を掲載させたスイス人)
イタリア有名ブランド、グッチの香水広告を装って新聞見開きカラー2ページにグッチの香水とともにセミヌードで自分自身を露出したオトコが出現。
新聞社はグッチからの広告依頼と勘違いして、非常に高価な日曜版の見開きで広告を掲載、という内容です。
Some people will do anything to get into the papers.
(新聞に出るためには何でもやる人種がいる)
その広告を見てみたいが、公開されていないようです。新聞社はグッチに謝罪。オトコは常習犯のようです。何のために・・・
被害額は5万ドル(600万円)、グッチはコメントを発表していません。
(2007-03-01)
Swiss man posed naked with bottle of perfume, fooled papers into publishing it as a Gucci ad
(グッチの広告を装い、まんまと複数の新聞広告に香水ボトルと自身の裸写真を掲載させたスイス人)
イタリア有名ブランド、グッチの香水広告を装って新聞見開きカラー2ページにグッチの香水とともにセミヌードで自分自身を露出したオトコが出現。
新聞社はグッチからの広告依頼と勘違いして、非常に高価な日曜版の見開きで広告を掲載、という内容です。
Some people will do anything to get into the papers.
(新聞に出るためには何でもやる人種がいる)
その広告を見てみたいが、公開されていないようです。新聞社はグッチに謝罪。オトコは常習犯のようです。何のために・・・
被害額は5万ドル(600万円)、グッチはコメントを発表していません。
(2007-03-01)
( 香水工場の )
香る生活
オリ、天然成分の異物
オリとは?
「オリ」というコトバを聞いたことはありますか?食品や化粧品製造関係者の間では普通に使われるコトバです。
漢字は「澱」(おり)と書きます。いかにも沈殿物っぽい感じですね。
ワインのオリ
日本酒や赤ワインは製造過程で様々な成分が浮遊したり沈殿したりします。それら成分を澱(オリ)と呼びます。
商品にするには透明度が要求されますので、それらは濾過されたり、強制沈殿され取り除かれます(澱引き)。
ワインのボトル内で澱(オリ)が浮いたり沈殿していては、「異物」や「不純物」に見えて消費者は恐ろしくて買えません。
しかし、澱(オリ)は、アルコールに溶けきれなかった天然成分です。
大量の澱(オリ)が発生する赤ワインの醸造では、その澱(オリ)はタンニンやカロチノイド(色素成分)であることがわかっています。
これらには抗酸化成分であるポリフェノールの一種でアンチエイジング効果が期待される天然のミラクルサプリになりえます。
これらが産業廃棄物としてワイン醸造所から廃棄されるのはとてももったいない。
香水のオリ
それはさておき、実は、香水の製造過程でも澱(オリ)は白濁(はくだく)同様大きな問題です。
天然成分、天然香料には澱(オリ)の原因となる成分がいっぱい含まれています。
これらはふつう濾過などによって取り除くのですが、数日後〜数ヶ月後、数年後に再結晶化して沈殿したり浮遊物のようになる場合があります。
これは恐ろしい。悪い成分や異物ではないはないのですが、お客様からすれば「気持ち悪い〜」という印象は避けがたい。
いろいろ形状のオリ
香水の液体の中に何やら半透明でウニュウニュしたものや、糸状につながった何か、あるいはボトルの底に沈殿する白い球体や茶色の固体・・・いろいろなものがあります。
まるで山中湖に浮遊するマリモ(毬藻)のようなヤツもいます。事情がわかっている私が見ても「これはちょっと・・・」と悩みます。
業界の多くの人が対策に頭を悩ませる
昨年ブルガリア、バラの谷のエニオ蒸留所を見学の際にローズウォーターの品質管理のすばらしさに感動したのですが、澱(オリ)の問題は悩ましいとのことでした。
ローズオイルは非常に強烈で強力なオイルですが、成分も濃厚である種のタンパク質が溶けずにウニュウニュしがちです。いくら濾過しても出てきます。
澱(オリ)の解決には界面活性剤の添加や高分子多糖類や鉱物性物質などの添加剤(澱下げ剤)を使用するのも一つの方法です。
しかし、当社では界面活性剤や澱下げ剤などは使用していません。
界面活性剤は使用しないスタンス
澱(オリ)を事前に落とす低温保管&濾過(フィルタリング)という伝統的な製法と、香料によりますがその他の製法に依存して澱(オリ)の除去を行っています。
しかし、製法だけの手法では限界があるのも事実です。
経験的に強い天然香料(ローズオイルのように生理的な作用が大きいと言われる精油など)により大きな澱(オリ)のリスクがあります。
幸い、今までのところ澱(オリ)によるクレームはそう多くはありませんが、お客様が増えるにしたがいこの辺の問題解決はもっと研究が必要と考えています。
(2007-02-27)
( 香水工場の )
香る生活
飛行機旅行、香水は御法度
きょうは、NBCのニュースから。
European travelers dump duty-free booze
(免税店の酒や香水を捨てるヨーロッパの旅行者たち)
昨年11月に施行されたEUの新しい規制で、液体類やジェルの機内への持ち込みは1リットル以下の未開封のものに制限されているそうです。
27カ国のEUと米国・カナダなどの間で同意された規制ですが、空港内の免税店で購入されたお酒や香水は、明確なルールが未定で国によって取扱が異なるとのこと。
そのためトランジットの空港で容赦なく取り上げられるという事態が発生しているそうです。
ヨーロッパ旅行のお土産に香水は、ちょっと危険な状態です。ほかのお土産を考えた方が安全のようです。
・・・もっとも現在の日本は世界でもっとも安く、そしてもっとも多種多様な香水が買える国になっており、わざわざ海外のお土産に香水を選ぶ人は多くないかもしれません。
なお、この規制以降、免税店の売り上げは40%下落したそうです。
免税店の世界最大手DFS(LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループ)の好調な業績にも影響が出るかもしれません。テロは経済活動にも暗い陰を落とします。
(2007-02-26)
European travelers dump duty-free booze
(免税店の酒や香水を捨てるヨーロッパの旅行者たち)
昨年11月に施行されたEUの新しい規制で、液体類やジェルの機内への持ち込みは1リットル以下の未開封のものに制限されているそうです。
27カ国のEUと米国・カナダなどの間で同意された規制ですが、空港内の免税店で購入されたお酒や香水は、明確なルールが未定で国によって取扱が異なるとのこと。
そのためトランジットの空港で容赦なく取り上げられるという事態が発生しているそうです。
ヨーロッパ旅行のお土産に香水は、ちょっと危険な状態です。ほかのお土産を考えた方が安全のようです。
・・・もっとも現在の日本は世界でもっとも安く、そしてもっとも多種多様な香水が買える国になっており、わざわざ海外のお土産に香水を選ぶ人は多くないかもしれません。
なお、この規制以降、免税店の売り上げは40%下落したそうです。
免税店の世界最大手DFS(LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループ)の好調な業績にも影響が出るかもしれません。テロは経済活動にも暗い陰を落とします。
(2007-02-26)
( 香水工場の )
香る生活
ユニリーバ、「AXE」を日本市場に投入
ユニリーバ、メンズフレグランス「AXE」を日本市場に投入
きょうは、「ラックス」や「ダヴ」など超強力ブランドを展開するユニリーバ・ジャパンさんの話です。
「AXE」(アックス)フレグランスボディスプレーは、デオドラントスプレーですが、欧米ではよく知られた若者向けスプレータイプのフレグランスです。
テーマは「The AXE Effect(AXE効果)」というスバリ「モテる」ための「モテ香水」です。海外CMもズバリわかりやすいです。(このCMには完成度の高さに脱帽しました。でもエレベータにストップボトンがあるっていうのは愛嬌?)
ユニリーバさんが展開するからには相当数売れることを想定されているでしょう。
この日本市場投入は日本のフレグランス市場とメンズコスメ市場(最近はメトロセクシャル市場と呼ばれる方が多いかも)のトレンドの変化を読む指標かもしれません。
どんな結果になるでしょうか?
(2007-02-24)
きょうは、「ラックス」や「ダヴ」など超強力ブランドを展開するユニリーバ・ジャパンさんの話です。
「AXE」(アックス)フレグランスボディスプレーは、デオドラントスプレーですが、欧米ではよく知られた若者向けスプレータイプのフレグランスです。
テーマは「The AXE Effect(AXE効果)」というスバリ「モテる」ための「モテ香水」です。海外CMもズバリわかりやすいです。(このCMには完成度の高さに脱帽しました。でもエレベータにストップボトンがあるっていうのは愛嬌?)
ユニリーバさんが展開するからには相当数売れることを想定されているでしょう。
この日本市場投入は日本のフレグランス市場とメンズコスメ市場(最近はメトロセクシャル市場と呼ばれる方が多いかも)のトレンドの変化を読む指標かもしれません。
どんな結果になるでしょうか?
(2007-02-24)
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