( 香水工場の )
香る生活
ローズジェルが終わる
数年前から覚悟していたが・・ (2018/08/19)

( 現在の「ローズジェル」の外見、この記事の下の方に初期の製品写真あり )
このスキンケアジェルは、国分が肝いりで、開発販売を行ってきた商品。2006年に完成して正式リリースはたしか2007年。
当時、日本はローズブームの真っ直中で、食もコスメも、ローズを出せばヒットという状況だった。
当社にはそんなブームに乗るつもりは、さらさらなかった。
ローズは、香水原料の女王的存在だし、世界のパフューマーにとって永遠のテーマ。
(到達できないけど)
香水関連の人間にとって、ローズはどこまでも不動の存在なので、ブームであろうとなかろうと、ほぼ関係ない。
たまたまタイミングが重なってローズスキンケアで市場に参入、ブームのおかげか、最初の数年は順調に売上を伸ばした。
その後は、リピーター様のおかげて続いてきた。ただし、飛躍も見いだせず、本当に静かな存在になっている。
この製品の処方制作は30代の女性が担当した。期待通りに女性のための優しいスキンケアに仕上がった。
(女性による女性のためのスキンケア、ただし、男性愛用者もそれなりに)
ところで、クリームとジェルの違いだが、化粧品業界では明確な違いの定義はない。
一般的には、クリームは油溶性ベースのスキンケア、ジェルは水溶性ベースのスキンケアで、ジェルの方がクリームより、ベタつかずさっぱり使えるというイメージ。
私たちがクリームでなくジェルを採用した一番の理由は、香りの立ち方だった。
クリームは、ローズの香り分子を閉じ込めやすい性質があり、香りの立ち方が弱い、その点、ジェルの方が軽い香り立ち、これが決め手となった。
しかし、スキンケアは、お肌の保護が一番の目的、その点では油分が強いクリームの方に軍配が上がりやすい。
そして、最大の失敗は、ローズの香り(この場合、ローズの花ではなくローズオイルの香り)は、予想外に愛されていないこと。
この事実は、製品をリリースしてすぐに判明した。その瞬間、私の中でローズオイルを配合する意味が失われた。
これは素直に驚き反省した。
(敗北)
それに、考えてみればフェイシャル・スキンケアは、やはり、コスメ本丸。
(そうやすやすと攻め入れるものではない)
内外のハイブランドから中堅ブランド、そしてやる気満々の怪しい一発屋や海千山千まで、多彩な役者が渦巻くコスメ激戦区、未経験な私たちがいきなり勝負を挑んだこと自体、勇気あり過ぎだった。

( 初期の「ローズジェル」の写真、このイメージ、バレリーナの優雅な舞・・のはずだったが、時を同じくレイザーラモンさんがヒット、そのポーズとオーバーラップしてしまった・・ そうそう当時は「コンシンのジェル」という商品名だった。ナゾ過ぎた商品名も敗因の一つか )
ローズジェルは、毎年秋、その翌年分の生産を行う体制を維持してきた。
今年は、来月の生産を予定しているが、この生産が最後となる。
そして、商品の販売完了とともに、いったんこのプロダクトラインを終了することにした。
(残念)
リリース以来、長年、変わらずにご愛用いただいたお客さまには申し訳なく、この記事はどう切り出そうかと迷ったが、このような事情だ。
今年も12月には、恒例のローズジェル・ホールセールが開催される。楽しんでいただければ幸いだ。
( 12月のイベントを今からアナウンスするのも早すぎるが、ローズジェルを愛して下さったなるべく多くのお客さまに到達・周知できるよう、何度か告知や記事をアップしたい )
【関連記事・リンク】
→ ローズジェルの製造現場 (2018/10/05)
→ ホールセール
(2018-09-04)

( 現在の「ローズジェル」の外見、この記事の下の方に初期の製品写真あり )
2006年からはじまったローズジェル
このスキンケアジェルは、国分が肝いりで、開発販売を行ってきた商品。2006年に完成して正式リリースはたしか2007年。
当時、日本はローズブームの真っ直中で、食もコスメも、ローズを出せばヒットという状況だった。
当社にはそんなブームに乗るつもりは、さらさらなかった。
ローズは、香水原料の女王的存在だし、世界のパフューマーにとって永遠のテーマ。
(到達できないけど)
香水関連の人間にとって、ローズはどこまでも不動の存在なので、ブームであろうとなかろうと、ほぼ関係ない。
たまたまタイミングが重なってローズスキンケアで市場に参入、ブームのおかげか、最初の数年は順調に売上を伸ばした。
女性のためのスキンケア
その後は、リピーター様のおかげて続いてきた。ただし、飛躍も見いだせず、本当に静かな存在になっている。
この製品の処方制作は30代の女性が担当した。期待通りに女性のための優しいスキンケアに仕上がった。
(女性による女性のためのスキンケア、ただし、男性愛用者もそれなりに)
クリームとジェルの違い
ところで、クリームとジェルの違いだが、化粧品業界では明確な違いの定義はない。
一般的には、クリームは油溶性ベースのスキンケア、ジェルは水溶性ベースのスキンケアで、ジェルの方がクリームより、ベタつかずさっぱり使えるというイメージ。
私たちがクリームでなくジェルを採用した一番の理由は、香りの立ち方だった。
クリームは、ローズの香り分子を閉じ込めやすい性質があり、香りの立ち方が弱い、その点、ジェルの方が軽い香り立ち、これが決め手となった。
しかし、スキンケアは、お肌の保護が一番の目的、その点では油分が強いクリームの方に軍配が上がりやすい。
そして、最大の失敗は、ローズの香り(この場合、ローズの花ではなくローズオイルの香り)は、予想外に愛されていないこと。
最大の失敗
この事実は、製品をリリースしてすぐに判明した。その瞬間、私の中でローズオイルを配合する意味が失われた。
これは素直に驚き反省した。
(敗北)
それに、考えてみればフェイシャル・スキンケアは、やはり、コスメ本丸。
(そうやすやすと攻め入れるものではない)
内外のハイブランドから中堅ブランド、そしてやる気満々の怪しい一発屋や海千山千まで、多彩な役者が渦巻くコスメ激戦区、未経験な私たちがいきなり勝負を挑んだこと自体、勇気あり過ぎだった。

( 初期の「ローズジェル」の写真、このイメージ、バレリーナの優雅な舞・・のはずだったが、時を同じくレイザーラモンさんがヒット、そのポーズとオーバーラップしてしまった・・ そうそう当時は「コンシンのジェル」という商品名だった。ナゾ過ぎた商品名も敗因の一つか )
この秋、最後の生産
ローズジェルは、毎年秋、その翌年分の生産を行う体制を維持してきた。
今年は、来月の生産を予定しているが、この生産が最後となる。
そして、商品の販売完了とともに、いったんこのプロダクトラインを終了することにした。
(残念)
リリース以来、長年、変わらずにご愛用いただいたお客さまには申し訳なく、この記事はどう切り出そうかと迷ったが、このような事情だ。
今年も12月には、恒例のローズジェル・ホールセールが開催される。楽しんでいただければ幸いだ。
( 12月のイベントを今からアナウンスするのも早すぎるが、ローズジェルを愛して下さったなるべく多くのお客さまに到達・周知できるよう、何度か告知や記事をアップしたい )
【関連記事・リンク】
→ ローズジェルの製造現場 (2018/10/05)
→ ホールセール
(2018-09-04)
( 香水工場の )
香る生活
限定版「こまめ」完成
金木犀キャンペーンのプレゼントとして限定生産中 (2018/09/04)

(限定生産版「ネイルケアこまめ」写真は大きく巨大に見えますが、ベタガードと同じサイズの容器 = ハンディなサイズ、ご注意ください )
爪の悩み・トラブルに苦しむ人は少なくありません。二枚爪・割れ・欠け・変形・・・加齢とともに発生しがちな「縦線」もマダムたちのちょっとした悩み。
手の爪は、3ヶ月程度で生え替わります (足はそれより遅く3ヶ月から6ヶ月)。
二枚爪 や ひび割れ爪 でも、3ヶ月で入れ替わりますので、時間をかければ新しくなる。なので新しく生えてくる爪がトラブルに陥らないようすることが肝要。
つまり「爪のケア = 爪の健全なターンオーバーを促す」
イノンドとは生薬や食品として利用されるセリ科のハーブで、英語名はディル。肉料理の付け合わせ野菜としてよく食べられます。
イノンドの種子は爪の成長を促すことが、経験則・民間療法的に知られていました。その理由は、爪の成長を促すインボルクリンという人の体内のホルモンの生成を助けるためです。
「こまめ」には、イノンド種子エキスが配合されています。

(ディル = イノンドの花。フェンネルに似ていて区別しにくい)
(1) 爪と指を乾燥から守る
(2) 爪の健やかな成長
爪も皮膚の一部ですから、ケアといえば「スキンケアの大原則 = 保湿」が基本、ですのでクリームベースの基材となりました。
「爪の健やかな成長」を促進する役割は、ディルシードのエキスに期待しています。
「こまめ」は、今年5月に小さな容器で5月キャンペーンプレゼント(非売品)として商品化されました。下記はお客さまの感想です:
・習慣になりました
夜テレビを見ながら、リラックスタイムにこまめを足と手の爪に塗っています。足は、以前、巻き爪に苦しんでいて改善はしていたものの、爪の色が黒いままで見るからに不健康そうな爪でした。
こまめを数ヶ月塗ると次第にピンク色が戻りつつあります。ツヤもでてきた感じです。手の爪は、もともと薄くて割れがちでしたが丈夫になりました。見える結果が出て自分の爪を見ることが楽しいし、メンテも続けられそう。
・割れずに伸びて
こまめを毎日1~2回塗っています。爪がとにかく弱く、ネイルベッドを育てるために伸ばしてもすぐに横から亀裂が入り割れてしまいます。
特に人差し指は1ミリ伸ばすのが限界でした。が、こまめを塗り始めて1ヶ月あまり。気づけば2ミリ以上、割れずに伸びていました。表面も縦じわが薄くなっています。ちょうど、ブログに上がっていた1ヶ月後の写真と同じ感じです。
キューティクルオイルだと職場で仕事中に塗るのは、見た目的にサボっているようで使いづらかったのですがこまめはハンドクリームを塗っているのと変わらないので、気兼ねなく使えます。
【ネイルケアこまめ Nail Care Komame】
●成分:水、ホホバ種子油、オリーブ果実油、シア脂、プロパンジオール、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、アルガニアスピノサ核油、スクワラン、イノンド種子エキス、ポリソルベート60、イソステアリン酸ソルビタン、トコフェロール、メチルパラベン、香料 ●容量:8g
【使用方法】
日に1回から数回程度、「こまめ」を爪全体に薄く塗り、マッサージをするように伸ばしてください。ベタガードをその上から重ね塗りすれば、さらに効果的です。
【関連記事】
・ボンセント・ネイルケア試作中 (2021/03/24)
・限定版「こまめ」完成 (2018/09/04)
・ネイルケア「こまめ」リリース
・ネイルケア「こまめ」はじまり
(2018-09-04)

(限定生産版「ネイルケアこまめ」写真は大きく巨大に見えますが、ベタガードと同じサイズの容器 = ハンディなサイズ、ご注意ください )
爪ケアの基本 = "健全なターンオーバー"
爪の悩み・トラブルに苦しむ人は少なくありません。二枚爪・割れ・欠け・変形・・・加齢とともに発生しがちな「縦線」もマダムたちのちょっとした悩み。
手の爪は、3ヶ月程度で生え替わります (足はそれより遅く3ヶ月から6ヶ月)。
二枚爪 や ひび割れ爪 でも、3ヶ月で入れ替わりますので、時間をかければ新しくなる。なので新しく生えてくる爪がトラブルに陥らないようすることが肝要。
つまり「爪のケア = 爪の健全なターンオーバーを促す」
イノンドと爪
イノンドとは生薬や食品として利用されるセリ科のハーブで、英語名はディル。肉料理の付け合わせ野菜としてよく食べられます。
イノンドの種子は爪の成長を促すことが、経験則・民間療法的に知られていました。その理由は、爪の成長を促すインボルクリンという人の体内のホルモンの生成を助けるためです。
「こまめ」には、イノンド種子エキスが配合されています。

(ディル = イノンドの花。フェンネルに似ていて区別しにくい)
「こまめ」のターゲット
(1) 爪と指を乾燥から守る
(2) 爪の健やかな成長
爪も皮膚の一部ですから、ケアといえば「スキンケアの大原則 = 保湿」が基本、ですのでクリームベースの基材となりました。
「爪の健やかな成長」を促進する役割は、ディルシードのエキスに期待しています。
お客さまの感想
「こまめ」は、今年5月に小さな容器で5月キャンペーンプレゼント(非売品)として商品化されました。下記はお客さまの感想です:
・習慣になりました
夜テレビを見ながら、リラックスタイムにこまめを足と手の爪に塗っています。足は、以前、巻き爪に苦しんでいて改善はしていたものの、爪の色が黒いままで見るからに不健康そうな爪でした。
こまめを数ヶ月塗ると次第にピンク色が戻りつつあります。ツヤもでてきた感じです。手の爪は、もともと薄くて割れがちでしたが丈夫になりました。見える結果が出て自分の爪を見ることが楽しいし、メンテも続けられそう。
・割れずに伸びて
こまめを毎日1~2回塗っています。爪がとにかく弱く、ネイルベッドを育てるために伸ばしてもすぐに横から亀裂が入り割れてしまいます。
特に人差し指は1ミリ伸ばすのが限界でした。が、こまめを塗り始めて1ヶ月あまり。気づけば2ミリ以上、割れずに伸びていました。表面も縦じわが薄くなっています。ちょうど、ブログに上がっていた1ヶ月後の写真と同じ感じです。
キューティクルオイルだと職場で仕事中に塗るのは、見た目的にサボっているようで使いづらかったのですがこまめはハンドクリームを塗っているのと変わらないので、気兼ねなく使えます。
限定生産版こまめ仕様
【ネイルケアこまめ Nail Care Komame】
●成分:水、ホホバ種子油、オリーブ果実油、シア脂、プロパンジオール、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、アルガニアスピノサ核油、スクワラン、イノンド種子エキス、ポリソルベート60、イソステアリン酸ソルビタン、トコフェロール、メチルパラベン、香料 ●容量:8g
【使用方法】
日に1回から数回程度、「こまめ」を爪全体に薄く塗り、マッサージをするように伸ばしてください。ベタガードをその上から重ね塗りすれば、さらに効果的です。
【関連記事】
・ボンセント・ネイルケア試作中 (2021/03/24)
・限定版「こまめ」完成 (2018/09/04)
・ネイルケア「こまめ」リリース
・ネイルケア「こまめ」はじまり
(2018-09-04)
( 香水工場の )
香る生活
調香セミナー (京成バラ園)
ひさしぶりの超入門・調香セミナー (2018/09/02)

( セミナー風景、はじめての香水作り )
千葉県にある京成バラ園さんにて開催予定です。
詳細が、まだ発表されていませんので、確実ではないのですが、11月3日の予定です。
(主催は当社でなく、京成バラ園さん)
テーマは「ローズ香水を創る」。受付は、おそらく10月1日からではないかと。詳細が決まりましたら、再度、正確な情報を掲載いたします。
( 9/28追記 )詳細がFacebookに掲載されました:
当社では、まれに調香セミナーを開催しています。
調香経験がない初心者を対象とした入門ですので、難しい話はありませんが、調香師(パフューマー)になったつもりで、本物の調香体験をしていただくことが趣旨です。
最初に理論や前知識は多少お話ししますが、実習重視で香水を制作していただきます。
とはいってもイメージ通りの香水を初心者がいきなり作れるわけもなく、現実には、おおむね "出たところ勝負の香水作り" になります。
なので、どんな香りになるか、それなりにスリリングな1時間です。
講師は今回も国分が担当します。
お申し込みは、当社ではなく京成バラ園さんローズショップさんへ。受付がはじまったら再度ご案内いたします。
当社では自社内でもセミナーを開催しておりましたが、しばらく開催しておりません。
また他の企業さんや団体さんから、社員さん・会員さん向けの調香セミナー開催の依頼をいただくことがあります。
ありがたいことです。しかし、多忙のため、現状すべてお断りしております。
ですので、久々のセミナーです。
調香に関心ある方は、トライしてはいかが?
(2018-09-02)

( セミナー風景、はじめての香水作り )
次回セミナーは、11月3日(土・祝)
千葉県にある京成バラ園さんにて開催予定です。
詳細が、まだ発表されていませんので、確実ではないのですが、11月3日の予定です。
(主催は当社でなく、京成バラ園さん)
テーマは「ローズ香水を創る」。受付は、おそらく10月1日からではないかと。詳細が決まりましたら、再度、正確な情報を掲載いたします。
( 9/28追記 )詳細がFacebookに掲載されました:
『ローズ香水づくり』
【時間】13:00~14:00/14:30~15:30
【定員】各回24名
【料金】1,000円(税込/入園料別途要)
※15分以上遅れると入室できません。
※大変人気の講座です。満席の際はご了承ください。
※ご予約はローズショップまで → 047-459-0106
セミナーの内容
当社では、まれに調香セミナーを開催しています。
調香経験がない初心者を対象とした入門ですので、難しい話はありませんが、調香師(パフューマー)になったつもりで、本物の調香体験をしていただくことが趣旨です。
最初に理論や前知識は多少お話ししますが、実習重視で香水を制作していただきます。
とはいってもイメージ通りの香水を初心者がいきなり作れるわけもなく、現実には、おおむね "出たところ勝負の香水作り" になります。
なので、どんな香りになるか、それなりにスリリングな1時間です。
講師は今回も国分が担当します。
お申し込みは、当社ではなく京成バラ園さんローズショップさんへ。受付がはじまったら再度ご案内いたします。
ひさびさセミナー
当社では自社内でもセミナーを開催しておりましたが、しばらく開催しておりません。
また他の企業さんや団体さんから、社員さん・会員さん向けの調香セミナー開催の依頼をいただくことがあります。
ありがたいことです。しかし、多忙のため、現状すべてお断りしております。
ですので、久々のセミナーです。
調香に関心ある方は、トライしてはいかが?
(2018-09-02)
( 香水工場の )
香る生活
2018年、薄黄木犀の初開花
猛暑の中、満開を迎えました (2018/08/28)

( ウスギモクセイ、2018年の初の開花、東京・武蔵国分寺公園 )
涼しくった頃に咲くのがキンモクセイ。キンモクセイが咲くと香りが周辺に漂います。
その香りを感じると、日本の秋は本格的にはじまるイメージですよね。
上の写真は、キンモクセイではなくウスギモクセイ。
キンモクセイの変種と言われるが、実はよくわからない。キンモクセイの方が、ウスギモクセイの変種という可能性もあるが、誰も正確にはわからない。
当社近く、武蔵国分寺公園内にあるウスギモクセイは、ここ数年、8月の終わり頃に咲くように(以前は、9月中旬)。そして、9月にも再度咲くので二度咲きが近年のパターン。
昨日、東京は36度超えのたいへんな猛暑日ながら、公園の周囲はウスギモクセイの香りに包まれていました。
ウスギモクセイは、キンモクセイほどパワフルではありませんが、キンモクセイとよく似た香りを穏やかに発する。
人によっては感じないかもしれないが、感じる人には一足早い秋の実感です。
「暑い暑い」と言っていても植物たちは確実に秋に向けている・・とか思いきや、それは植物だけでない、私たちのカラダも秋に向かっているそうです。
(整体の先生 = ときどきメンテナンスに通う先生の説)
お盆を過ぎた頃から、人のカラダは、秋に向かって、かすかな収縮がはじまるそうです。
自身では感じない程度のかすかな生理的な変化だそうで。
暑くて苦しい毎日ですが、カラダはちゃんと季節の変化を感じ取っているんですね。
カラダは、夏の終わりを知っている。
(チコちゃんのような言い方ですね)
一ヶ月後にはキンモクセイの香りが日本中に漂うことでしょう。
(2018-08-28)

( ウスギモクセイ、2018年の初の開花、東京・武蔵国分寺公園 )
キンモクセイとウスギモクセイ
涼しくった頃に咲くのがキンモクセイ。キンモクセイが咲くと香りが周辺に漂います。
その香りを感じると、日本の秋は本格的にはじまるイメージですよね。
上の写真は、キンモクセイではなくウスギモクセイ。
キンモクセイの変種と言われるが、実はよくわからない。キンモクセイの方が、ウスギモクセイの変種という可能性もあるが、誰も正確にはわからない。
8月に咲くようになった近所のウスギ
当社近く、武蔵国分寺公園内にあるウスギモクセイは、ここ数年、8月の終わり頃に咲くように(以前は、9月中旬)。そして、9月にも再度咲くので二度咲きが近年のパターン。
昨日、東京は36度超えのたいへんな猛暑日ながら、公園の周囲はウスギモクセイの香りに包まれていました。
ウスギモクセイは、キンモクセイほどパワフルではありませんが、キンモクセイとよく似た香りを穏やかに発する。
人によっては感じないかもしれないが、感じる人には一足早い秋の実感です。
「暑い暑い」と言っていても植物たちは確実に秋に向けている・・とか思いきや、それは植物だけでない、私たちのカラダも秋に向かっているそうです。
(整体の先生 = ときどきメンテナンスに通う先生の説)
植物も人のカラダも秋に向かっている
お盆を過ぎた頃から、人のカラダは、秋に向かって、かすかな収縮がはじまるそうです。
自身では感じない程度のかすかな生理的な変化だそうで。
暑くて苦しい毎日ですが、カラダはちゃんと季節の変化を感じ取っているんですね。
カラダは、夏の終わりを知っている。
(チコちゃんのような言い方ですね)
一ヶ月後にはキンモクセイの香りが日本中に漂うことでしょう。
(2018-08-28)
( 香水工場の )
香る生活
在庫切れinfoページ
商品の在庫切れ状況をアナウンスするページを設けました (2018/08/26)

( メールアドレスを登録すると、入荷時におしらせします )
最近、在庫切れを起こす商品が多くて、申し訳なく感じております。
原料メーカーさんの工場で発生した爆発やトラブルが主な原因。
この辺の事情は、何度か触れましたが、はじめてのお客さまには、背景はこんな感じです → 原料工場の爆発とビタミン剤の枯渇(2018/03/07)
この爆発だけでなく、インドや中国でもいろいろ問題があり、調達できない原料がちらほら。
当社だけでなく、世界的な原料不足、争奪戦に陥っている成分もあります。
(「この成分、世界で1社しか作っていなかったの!」という驚きを体験しました)
在庫切れの状況、再入荷の見込みなど、なるべく情報を開示するために「在庫切れinfo」というページを開設しました。
在庫切れinfoページ
メールアドレスを登録いただければ、入荷時にはお知らせいたしますので、ご関心ある方は、ご登録下さい。
(なお、こちらに登録されたメールアドレスは、入荷情報の送信に一回だけ利用しますが、他の目的に利用されることはありません、送信後、廃棄されます)
(2018-08-27)

( メールアドレスを登録すると、入荷時におしらせします )
原料の問題
最近、在庫切れを起こす商品が多くて、申し訳なく感じております。
原料メーカーさんの工場で発生した爆発やトラブルが主な原因。
この辺の事情は、何度か触れましたが、はじめてのお客さまには、背景はこんな感じです → 原料工場の爆発とビタミン剤の枯渇(2018/03/07)
この爆発だけでなく、インドや中国でもいろいろ問題があり、調達できない原料がちらほら。
当社だけでなく、世界的な原料不足、争奪戦に陥っている成分もあります。
(「この成分、世界で1社しか作っていなかったの!」という驚きを体験しました)
「在庫切れinfo」ページの開設
在庫切れの状況、再入荷の見込みなど、なるべく情報を開示するために「在庫切れinfo」というページを開設しました。
在庫切れinfoページ
メールアドレスを登録いただければ、入荷時にはお知らせいたしますので、ご関心ある方は、ご登録下さい。
(なお、こちらに登録されたメールアドレスは、入荷情報の送信に一回だけ利用しますが、他の目的に利用されることはありません、送信後、廃棄されます)
(2018-08-27)
( 香水工場の )
香る生活
香水、トラブルが多いパーツは?
液体自体は案外長持ち、問題は容器 (2018/08/26)

( 当社が3年前まで利用していた MWV Calmar社製のスプレー、現在は日本製を使用 )
こんにちは。国分です。今日は香水の容器の話です。
「香水はどれくらい持つの?」という質問は比較的多く寄せられる。
未開封・未使用で3年以上を想定して製造しています。
しかし、香水の中身自体は、恐ろしく長く持つものが多くて、5年や10年でも使えるものも多い(若干、フレッシュさが失われがちだが、使えるには使える)。
30年持つものもある、いや、100年でも行ける、とも。
(10年以上の話は、自分自身でテストしたわけでなく、人から聞いた話)
念のために言えば、香水には防腐剤は入れない(少なくとも当社では)、入れる必要がないから。
香水の中身が、このように長期間持つ理由は、純度100%に近いエタノールをベースとしている上に、殺菌作用も持つエッセンシャルオイルも入っているし、腐敗がほぼ発生しない点。
あとは酸化か、成分変質が考えられるが、若干オリ(不純物)の生成は、たまに見かけるものの、そう激しく起きるものではない。
香水の液体トラブルは、このようにそれほど心配いらないが、むしろ、容器から揮発する、スプレー部分が目詰まりを起こすというトラブルは比較的起きやすい。
瓶とスプレー部分の間は、きちんと密着されているものの完璧ではない。
ヨーロッパで製造された香水がタンカーに乗せられ、マラッカ海峡を渡ってくると、揮発して液面が下がってしまうトラブルは、香水のインポート事業者なら経験も多いだろう。
これは販売前に起きるトラブルで極端な事例だが、ちゃんとした香水も分子レベルで見れば、ごくかすかに揮発し続けているもの。
普通の検査ではチェックできないレベルだが、年数が経過すれば目に見える目減りも起きうる。
あとはスプレーの目詰まり。
これも避けがたい。目詰まりは、香料中の成分が固形化しスプレー内のパイプなどに詰まるわけで、このリスクは、香料の成分に起因する。
固形化しやすい香料を使用するとこのリスクが高まるが、この固形化しやすい代表的な成分がレジノイド。
レジノイドとは樹脂成分のこと。天然香料には多く含まれる、とくに樹木性の天然香料だと避けて通れない。
当社の製品なら「白檀」などは樹脂成分が多く含まれるのでリスクが高くなる。
それで、お客さまには「長期間使用されない場合は、3ヶ月に一回程度スプレーをお願いします」と機会があれば呼びかけるようにしている。
天然香料を使わなければこのリスクは減ると思うが、そういうわけにも行かない。
以前、この問題で、高いスプレーを採用すれば?と質問されたことがある。
当社は高いスプレーを採用している。
(可能な限り高いクオリティのボトルとスプレーを採用することが当社の方針)
しかし、スプレーベンダーは世界に数えるほどしかなく、それほど選択肢はない。香水のボトルも同じ。
世界の大ブランドも、当社のようなローカルブランドも、一般的なイメージに反して、案外同じメーカーの香水ボトルと香水スプレーを利用している。
なぜなら、チョイスがないから。
たしかに近年、中国やインドでは香水ボトルやスプレーの新興メーカーがかなり出てきているが、数年前に評価した範囲では、まだリスクが高いと判断し、ヨーロッパ製のボトルとスプレーを採用し続けてきた。
当社の香水ボトルは、2年前から、日本製に移行している。スプレー部分も日本製のネジ式スプレーに移行した。
ネジ式スプレーは、ヨーロッパでは需要が薄いためよい製品が少ない。
なので、日本製を採用することになるが、日本で香水スプレーを生産しているメーカーは1社しかない。
こちらも、どれを採用しようかといったチョイスは、香水メーカー側にはない。ただただ販売していただけることに感謝して、言われる価格で仕入れる。これが現実。
(あんまり書くと横槍がおっかないので、このへんで)
(2018-08-27)

( 当社が3年前まで利用していた MWV Calmar社製のスプレー、現在は日本製を使用 )
意外にも長く持つ香水
こんにちは。国分です。今日は香水の容器の話です。
「香水はどれくらい持つの?」という質問は比較的多く寄せられる。
未開封・未使用で3年以上を想定して製造しています。
しかし、香水の中身自体は、恐ろしく長く持つものが多くて、5年や10年でも使えるものも多い(若干、フレッシュさが失われがちだが、使えるには使える)。
30年持つものもある、いや、100年でも行ける、とも。
(10年以上の話は、自分自身でテストしたわけでなく、人から聞いた話)
念のために言えば、香水には防腐剤は入れない(少なくとも当社では)、入れる必要がないから。
香水の中身が、このように長期間持つ理由は、純度100%に近いエタノールをベースとしている上に、殺菌作用も持つエッセンシャルオイルも入っているし、腐敗がほぼ発生しない点。
あとは酸化か、成分変質が考えられるが、若干オリ(不純物)の生成は、たまに見かけるものの、そう激しく起きるものではない。
香水の液体トラブルは、このようにそれほど心配いらないが、むしろ、容器から揮発する、スプレー部分が目詰まりを起こすというトラブルは比較的起きやすい。
揮発するトラブル
瓶とスプレー部分の間は、きちんと密着されているものの完璧ではない。
ヨーロッパで製造された香水がタンカーに乗せられ、マラッカ海峡を渡ってくると、揮発して液面が下がってしまうトラブルは、香水のインポート事業者なら経験も多いだろう。
これは販売前に起きるトラブルで極端な事例だが、ちゃんとした香水も分子レベルで見れば、ごくかすかに揮発し続けているもの。
普通の検査ではチェックできないレベルだが、年数が経過すれば目に見える目減りも起きうる。
あとはスプレーの目詰まり。
目詰まり問題
これも避けがたい。目詰まりは、香料中の成分が固形化しスプレー内のパイプなどに詰まるわけで、このリスクは、香料の成分に起因する。
固形化しやすい香料を使用するとこのリスクが高まるが、この固形化しやすい代表的な成分がレジノイド。
レジノイドとは樹脂成分のこと。天然香料には多く含まれる、とくに樹木性の天然香料だと避けて通れない。
当社の製品なら「白檀」などは樹脂成分が多く含まれるのでリスクが高くなる。
それで、お客さまには「長期間使用されない場合は、3ヶ月に一回程度スプレーをお願いします」と機会があれば呼びかけるようにしている。
天然香料を使わなければこのリスクは減ると思うが、そういうわけにも行かない。
香水メーカー側にチョイスはない
以前、この問題で、高いスプレーを採用すれば?と質問されたことがある。
当社は高いスプレーを採用している。
(可能な限り高いクオリティのボトルとスプレーを採用することが当社の方針)
しかし、スプレーベンダーは世界に数えるほどしかなく、それほど選択肢はない。香水のボトルも同じ。
世界の大ブランドも、当社のようなローカルブランドも、一般的なイメージに反して、案外同じメーカーの香水ボトルと香水スプレーを利用している。
なぜなら、チョイスがないから。
たしかに近年、中国やインドでは香水ボトルやスプレーの新興メーカーがかなり出てきているが、数年前に評価した範囲では、まだリスクが高いと判断し、ヨーロッパ製のボトルとスプレーを採用し続けてきた。
当社の香水ボトルは、2年前から、日本製に移行している。スプレー部分も日本製のネジ式スプレーに移行した。
ネジ式スプレーは、ヨーロッパでは需要が薄いためよい製品が少ない。
なので、日本製を採用することになるが、日本で香水スプレーを生産しているメーカーは1社しかない。
こちらも、どれを採用しようかといったチョイスは、香水メーカー側にはない。ただただ販売していただけることに感謝して、言われる価格で仕入れる。これが現実。
(あんまり書くと横槍がおっかないので、このへんで)
(2018-08-27)
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