( 香水工場の )
香る生活
ホルモンパワー、テストステロン
日曜日、CS放送で「キング・オブ・ザ・ヒル」(FOX)を見ました。
これはアメリカ人の典型的な生活や考え方がわかるとても興味深いマンガです。日本で言えば「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」のような存在。
ですが、ほのか&ほのぼのの日本マンガに対し「キング・オブ・ザ・ヒル」はもっと毒々しく生々しくとても子供向け番組とは言い難い内容です。
しかし、ベースに脈々と流れているアメリカンパパの良心というか「こうあるべき」という信念が救いになっている米国を代表する作品に仕上がっています。
今週番組のテーマはテストステロンでした。
テストステロンとは睾丸と副腎から分泌される男性ホルモンの一種で筋肉を増大させ男らしさを強めるホルモンです。
毎日の仕事でお疲れ気味のお父さんのコーヒーや食事に、妻がこっそりテストステロンの錠剤を混入させ、みるみる元気で強くなっていくという内容です。
反面睾丸が2割縮小するという副作用も描かれていました。
ショックだったのが、番組では
・牛にテストステロンを処方すること
・病院で思春期が遅れている子供にテストステロンを処方すること
・テストステロン錠剤が一般に買えること
アメリカで実際、以上ことが行われているか私は知りませんが、米国内でホルモン剤が広く普及している様子がうかがえます。
テストステロンが混入されていた事実を妻から聞かされた夫ハンクが、妻を叱らずにテストステロンパッチを捨て去るところにアメリカンパパのスタンスを見せてくれます。
「ヒル家にドーピングはいらないだ」と語る姿は、アメリカの多くのお父さん達が共感した部分かもしれません。
※テストステロンは筋肉増強作用があるためアスリートのドーピングに利用されることがあります。
(2007-08-07)
これはアメリカ人の典型的な生活や考え方がわかるとても興味深いマンガです。日本で言えば「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」のような存在。
ですが、ほのか&ほのぼのの日本マンガに対し「キング・オブ・ザ・ヒル」はもっと毒々しく生々しくとても子供向け番組とは言い難い内容です。
しかし、ベースに脈々と流れているアメリカンパパの良心というか「こうあるべき」という信念が救いになっている米国を代表する作品に仕上がっています。
今週番組のテーマはテストステロンでした。
テストステロンとは睾丸と副腎から分泌される男性ホルモンの一種で筋肉を増大させ男らしさを強めるホルモンです。
毎日の仕事でお疲れ気味のお父さんのコーヒーや食事に、妻がこっそりテストステロンの錠剤を混入させ、みるみる元気で強くなっていくという内容です。
反面睾丸が2割縮小するという副作用も描かれていました。
ショックだったのが、番組では
・牛にテストステロンを処方すること
・病院で思春期が遅れている子供にテストステロンを処方すること
・テストステロン錠剤が一般に買えること
アメリカで実際、以上ことが行われているか私は知りませんが、米国内でホルモン剤が広く普及している様子がうかがえます。
テストステロンが混入されていた事実を妻から聞かされた夫ハンクが、妻を叱らずにテストステロンパッチを捨て去るところにアメリカンパパのスタンスを見せてくれます。
「ヒル家にドーピングはいらないだ」と語る姿は、アメリカの多くのお父さん達が共感した部分かもしれません。
※テストステロンは筋肉増強作用があるためアスリートのドーピングに利用されることがあります。
(2007-08-07)
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香る生活
専門家であってもリスクは避けがたい
小さい頃、お医者さんは病気にならないとものと考えていました。ガンで亡くなるガン研究者も少なくないという話を聞いたときは不思議な気がしました。そういえば私の知人でこういう人間がいます。
・歯痛に苦しむ歯医者。歯磨きが嫌いな彼はめったに歯を磨かない。
・痛風セミナーの講師に呼ばれる内科医。彼自身、実は痛風気味。
さらにこういう方も知り合いです。
・ハゲ特効薬を開発し狂喜する教授。彼自身の患部には効果がまだ認められない。
・・・人生は、つくづく専門家であってもリスクは避けがたいものと思います。
(2007-08-06)
・歯痛に苦しむ歯医者。歯磨きが嫌いな彼はめったに歯を磨かない。
・痛風セミナーの講師に呼ばれる内科医。彼自身、実は痛風気味。
さらにこういう方も知り合いです。
・ハゲ特効薬を開発し狂喜する教授。彼自身の患部には効果がまだ認められない。
・・・人生は、つくづく専門家であってもリスクは避けがたいものと思います。
(2007-08-06)
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香る生活
アンチエイジング・ドリンク
ある種のメディカルハーブを用いて肌細胞再生について研究をされている先生(大学教授)の研究に末席ながら参加しています。
そのハーブを用いたドリンクを試作中です。昨日、教授・関係者と研究室で試作品を試飲。効果は臨床試験も進んでいますので別途データとしてでてきますが、問題は味、フレーバーです。
はっきりいっておいしいとは言い難い。効果だけが目的なら味なんてどうでもいい、という意見もあるかもしれませんが、やはり楽しくないと続けられません。
カロリーメイトは初期の頃、理想の栄養バランスを追求していたそうですが、結局英国のビスケット「ショートブレッド」をヒントに味も重視することでヒット商品になりました。
賛否あるかもしれませんが、まずは継続可能程度の味は必要でしょう、とみなで話し合っていると視線が私に。
フレーバーは全員専門外、私も専門外だし会社も専門外。しかし、フレーバーとフレグランスは使用している原料が似ているため、あえて言えば一番適切なのはウチかな?・・・ちょっと試してみますか・・・
(2007-08-04)
そのハーブを用いたドリンクを試作中です。昨日、教授・関係者と研究室で試作品を試飲。効果は臨床試験も進んでいますので別途データとしてでてきますが、問題は味、フレーバーです。
はっきりいっておいしいとは言い難い。効果だけが目的なら味なんてどうでもいい、という意見もあるかもしれませんが、やはり楽しくないと続けられません。
カロリーメイトは初期の頃、理想の栄養バランスを追求していたそうですが、結局英国のビスケット「ショートブレッド」をヒントに味も重視することでヒット商品になりました。
賛否あるかもしれませんが、まずは継続可能程度の味は必要でしょう、とみなで話し合っていると視線が私に。
フレーバーは全員専門外、私も専門外だし会社も専門外。しかし、フレーバーとフレグランスは使用している原料が似ているため、あえて言えば一番適切なのはウチかな?・・・ちょっと試してみますか・・・
(2007-08-04)
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香る生活
オードパルファム新撰組
きょうはとっても私的なお話です。先日新宿で同業者とお酒を飲みに行きました。
武蔵野には何かと思い入れのある我々、自然と武蔵野自慢が始まり、武蔵野に生家が点在する新撰組の話に及び、ついには新撰組のオードパルファムを作ろうと打ち上がってしまいました。
江戸幕府に組みし結局官軍に滅ぼされる新撰組ですが、江戸っ子だった同業者は
「江戸っ子ってのは、政治のことはよくわからないけど、昔からちょいといい男が、大好きなんだよね、土方歳三なんて最高だよ。五稜郭で戦死した後も江戸では抜群の人気だったな〜」
まるでその時代を生きていたかのような話しぶりですが、そうやって語り継がれているということです。
土方歳三(ひじかた としぞう)の写真をご覧ください(ウィキペディア)。「ちょいといい男」は、その名前を聞いただけで新政府軍の兵士が戦意を喪失したという伝説の男です。
今流行の「チョイ悪オヤジ」とは風格もダンディさも違うな〜としみじみ酒が浸みた夜となりました。
お酒の席で盛り上がる、オードパルファム新撰組・・・オヤジたちのロマン#2
(2007-08-03)
武蔵野には何かと思い入れのある我々、自然と武蔵野自慢が始まり、武蔵野に生家が点在する新撰組の話に及び、ついには新撰組のオードパルファムを作ろうと打ち上がってしまいました。
江戸幕府に組みし結局官軍に滅ぼされる新撰組ですが、江戸っ子だった同業者は
「江戸っ子ってのは、政治のことはよくわからないけど、昔からちょいといい男が、大好きなんだよね、土方歳三なんて最高だよ。五稜郭で戦死した後も江戸では抜群の人気だったな〜」
まるでその時代を生きていたかのような話しぶりですが、そうやって語り継がれているということです。
土方歳三(ひじかた としぞう)の写真をご覧ください(ウィキペディア)。「ちょいといい男」は、その名前を聞いただけで新政府軍の兵士が戦意を喪失したという伝説の男です。
今流行の「チョイ悪オヤジ」とは風格もダンディさも違うな〜としみじみ酒が浸みた夜となりました。
お酒の席で盛り上がる、オードパルファム新撰組・・・オヤジたちのロマン#2
(2007-08-03)
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香る生活
ビタミンCの抗酸化力
抗酸化成分として有名なビタミンCとビタミンEですが、自分で確認することはあまりないので、たまには実験しようと思い立ちました。
すぐに変色して酸化の様子が観察しやすいお茶を使ってビタミンCの抗酸化力を実験します:
【実験方法】
・お茶を入れ、ある程度冷めてから、何も入れないお茶とビタミンC錠剤を一粒入れたお茶に分けて放置
※注意:30度以下になるまでビタミンC錠剤は入れないこと
【結果】
1時間くらいで変色がはじまりますが、ビタミンC錠剤を一粒入れたお茶は24時間後も変色なし。

<左>自然放置で黒色化。酸化が進んだことがわかります<右>ビタミンC錠剤を入れたお茶。24時間後の写真ですが変化なし
ビタミンCは、日曜日の夕方近所のドラッグストアで購入した一番安い錠剤を使用しました。
「注意」のところに書きましたが、ビタミン類は一般に熱に弱く高温では破壊されます。サプリメントとして人気のあるビタミンですが、メーカーの中には製造過程で熱処理を施して打錠(だじょう)するところがあると聞きます。それはおそらく「ビタミンの死骸サプリメント」となっている可能性があるのでご注意ください。
ビタミンCは水溶性ですのでお茶でカンタンに目に見える実験ができましたが、ビタミンEは油溶性ですのでちょっと扱いづらい。
(2007-08-02)
すぐに変色して酸化の様子が観察しやすいお茶を使ってビタミンCの抗酸化力を実験します:
【実験方法】
・お茶を入れ、ある程度冷めてから、何も入れないお茶とビタミンC錠剤を一粒入れたお茶に分けて放置
※注意:30度以下になるまでビタミンC錠剤は入れないこと
【結果】
1時間くらいで変色がはじまりますが、ビタミンC錠剤を一粒入れたお茶は24時間後も変色なし。

<左>自然放置で黒色化。酸化が進んだことがわかります<右>ビタミンC錠剤を入れたお茶。24時間後の写真ですが変化なし
ビタミンCは、日曜日の夕方近所のドラッグストアで購入した一番安い錠剤を使用しました。
「注意」のところに書きましたが、ビタミン類は一般に熱に弱く高温では破壊されます。サプリメントとして人気のあるビタミンですが、メーカーの中には製造過程で熱処理を施して打錠(だじょう)するところがあると聞きます。それはおそらく「ビタミンの死骸サプリメント」となっている可能性があるのでご注意ください。
ビタミンCは水溶性ですのでお茶でカンタンに目に見える実験ができましたが、ビタミンEは油溶性ですのでちょっと扱いづらい。
(2007-08-02)
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香る生活
ホルモンパワーに傾く?
きょうは興味深いニュースを一つ
バイエル薬品、女性の更年期障害を改善する「ル・エストロジェル 0.06%」を発売
開発は資生堂さん、販売はバイエル薬品さん。「エストロ」で目が止まりました。成分にエストロゲンが配合されています。エストロゲンとは女性ホルモン。エストロゲンは肌にハリと潤いを与え女性を美しく魅力的にする効果があるとされます。
ごく少量で大きな作用を及ぼすホルモンは人の体内で作られていますが、一部のホルモンは、加齢によって減少することが知られています。この減少自体が老化であり、アンチエイジングの大きなテーマなのですが、不足するなら、とりあえず外部から取り込んでみようという発想がホルモン療法です。単純といえば単純ですが。
「療法」というと大げさになりますが、要はサプリとして食べたり、肌にぬったりして不足ホルモンを体内に補充することです。
毎日たくさん届くスパムメール。日本のスパムがアダルト系に対して、海外からのスパムは「hGH」「VIAGRA」という文字が踊ります。気になるのは「hGH」です。「ヒト成長ホルモン」(Human Growth Hormone)の広告です。
読むとはなしに内容をちらりとみると「私は70歳だが、これを飲んだ次の日は、朝目覚めるとすべてが変わっている。いつもの筋肉痛は消え、軽々立ち上がれ・・・」まさにミラクル。
日本では「ヒト成長ホルモン」は販売許可されていませんが、米国では購入できるそうで多くの消費者が服用し、それなりの効果があるようなレポートがあります。日本でも並行輸入している人も多いことでしょう。これだけパワーがあると副作用の検証は慎重にならざるをえませんよね。
皮膚に塗るステロイド剤もホルモンの一種で、すでに多くの人が使用していますが、去年化粧品に使用が許可されたEGFもホルモンの一種です。
ホルモン系医薬品や化粧品は増加の傾向にあるようです。
現在開発中の『ローズ・エッセンス コンシンのオイル』に配合を考えていた大豆オイルには天然のイソフラボンが含まれています。イソフラボンはエストロゲンと構造が似ており実際に近い作用が確認されています。
そのためイソフラボンは「女性様ホルモン」や「植物エストロゲン」と呼ばれています。イソフラボンが含まれているから大豆オイルに興味がありましたが、ローズオイルとの相性が悪くて高配合できそうにありません。もしくは配合しないかもしれません。
きょうのニュースはエストロゲンの「医薬品」バージョンの話ですが、次のステップとして化粧品への配合は視野に入れられていることでしょう。
(2007-08-01)
バイエル薬品、女性の更年期障害を改善する「ル・エストロジェル 0.06%」を発売
開発は資生堂さん、販売はバイエル薬品さん。「エストロ」で目が止まりました。成分にエストロゲンが配合されています。エストロゲンとは女性ホルモン。エストロゲンは肌にハリと潤いを与え女性を美しく魅力的にする効果があるとされます。
ごく少量で大きな作用を及ぼすホルモンは人の体内で作られていますが、一部のホルモンは、加齢によって減少することが知られています。この減少自体が老化であり、アンチエイジングの大きなテーマなのですが、不足するなら、とりあえず外部から取り込んでみようという発想がホルモン療法です。単純といえば単純ですが。
「療法」というと大げさになりますが、要はサプリとして食べたり、肌にぬったりして不足ホルモンを体内に補充することです。
毎日たくさん届くスパムメール。日本のスパムがアダルト系に対して、海外からのスパムは「hGH」「VIAGRA」という文字が踊ります。気になるのは「hGH」です。「ヒト成長ホルモン」(Human Growth Hormone)の広告です。
読むとはなしに内容をちらりとみると「私は70歳だが、これを飲んだ次の日は、朝目覚めるとすべてが変わっている。いつもの筋肉痛は消え、軽々立ち上がれ・・・」まさにミラクル。
日本では「ヒト成長ホルモン」は販売許可されていませんが、米国では購入できるそうで多くの消費者が服用し、それなりの効果があるようなレポートがあります。日本でも並行輸入している人も多いことでしょう。これだけパワーがあると副作用の検証は慎重にならざるをえませんよね。
皮膚に塗るステロイド剤もホルモンの一種で、すでに多くの人が使用していますが、去年化粧品に使用が許可されたEGFもホルモンの一種です。
ホルモン系医薬品や化粧品は増加の傾向にあるようです。
現在開発中の『ローズ・エッセンス コンシンのオイル』に配合を考えていた大豆オイルには天然のイソフラボンが含まれています。イソフラボンはエストロゲンと構造が似ており実際に近い作用が確認されています。
そのためイソフラボンは「女性様ホルモン」や「植物エストロゲン」と呼ばれています。イソフラボンが含まれているから大豆オイルに興味がありましたが、ローズオイルとの相性が悪くて高配合できそうにありません。もしくは配合しないかもしれません。
きょうのニュースはエストロゲンの「医薬品」バージョンの話ですが、次のステップとして化粧品への配合は視野に入れられていることでしょう。
(2007-08-01)
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