( 香水工場の )
香る生活
素数問題、テレビ番組に感動
昨夜は、取り溜めていたビデオを何本か見ました。気に入ったのがNHKスペシャル「魔性の難問 〜リーマン予想・天才たちの闘い〜」。
素数の謎に迫る数学者の苦闘は見応えがありました。
数学者のモンゴメリー博士へのインタビューが印象的でした。
物理学者のダイソン博士が、たまたま知り合ったモンゴメリーに何の研究をしているのか質問すると素数の並びを表現する関数式を紙に書いて「これ」と指し示したときの情景描写。
「すると、ダイソンの顔つきが変わりました」
「これは原子核のエネルギー間隔を示す関数だ」とダイソン博士は返答。
これまで純粋に数学上の問題だった素数問題が、自然界の原理を解き明かすかもしれない物理学的なテーマとして、突然浮上した瞬間です。
閉塞感が漂うに現在の日本ではあまり見かけないスケールの大きな話で、開放感を味わったお父さん達も多かったに違いありません。
(2009-11-23)
素数の謎に迫る数学者の苦闘は見応えがありました。
数学者のモンゴメリー博士へのインタビューが印象的でした。
物理学者のダイソン博士が、たまたま知り合ったモンゴメリーに何の研究をしているのか質問すると素数の並びを表現する関数式を紙に書いて「これ」と指し示したときの情景描写。
「すると、ダイソンの顔つきが変わりました」
「これは原子核のエネルギー間隔を示す関数だ」とダイソン博士は返答。
これまで純粋に数学上の問題だった素数問題が、自然界の原理を解き明かすかもしれない物理学的なテーマとして、突然浮上した瞬間です。
閉塞感が漂うに現在の日本ではあまり見かけないスケールの大きな話で、開放感を味わったお父さん達も多かったに違いありません。
(2009-11-23)
( 香水工場の )
香る生活
今年はワインの当たり年、ローズは例年の実力
毎年ローズの出来映えに一喜一憂しています
-------------------------------
ローズオイルがブルガリアより到着しています。今年はフランスの香料会社さんから購入しましたので、ブルガリア発フランス・グラース経由のローズオイルです。
ちょっとしたハプニングでローズ・アブソリュートまで入手する結果となり、うれしいやら複雑やら・・・このへんの裏事情はこの前の記事に投稿した通りです。
さて、ローズオイルの出来映えですが、去年がやや力不足感を感じていたので、今年の出来映えにはホッとしています。目を閉じれば「バラの谷」が思い出される香りです。
今年のクロップは例年並みの実力、すばらしい出来映えではないかと当社では評価しています。
ワインの当たり年とは関連性はないのですが、ワインの当たり年はローズオイルも「なにかよい感じ」がして、ついつい比較するクセがついています。今年に関して言えば、ワインの出来映えは「エクセレント!」だそうです。
そういえば、昨日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日でしたね。
メディアが大きく取りあげてくれるので、本来、日本のお祭りとは無縁のはずの仏ボジョレー地方のヌーヴォー(新種)祭りは、日本中津々浦々知られるところです。
下に掲載した記事を読むとワインは、バラ以上に本当に当たり年だったんですね。
その理由は天候です。
「今年春から6月末にかけては雨の日が多くて湿度も高く、それによりブドウにしっかりと水分が蓄えられた。7月から収穫が終了する9月20日までは乾燥した日が続き、カビも発生しない完璧な衛生状態のブドウが収穫できた」
その結果出来上がったヌーヴォー(新種)の評価は・・・
今年は桁外れの出来栄えに - ソムリエによるボジョレー・ヌーヴォー考
---------------記事から抜粋----------------
・今年は"本当に"すばらしい出来に
・「桁外れ」
・毎年毎年「今年は上出来」なんて宣伝文句が流れたりはするのだが、「桁外れ」とまで言われ
・「エクセプショナル! 」=例外的、桁はずれ(にすばらしい)
・深く、パワフルな今年のヌーヴォー
・香りはヌーヴォーの特徴であるフルーティーさを出すための技術、MC(マセラシオン・カルボニック)で醸造されるわけだが、その蒸れた小豆のような独特の香り、グラスを回して空気に触れさせると次にはイチゴのようなチャーミングな香り、色調が濃いものになるとフランボワーズやスミレのような深い香りもある。
---------------抜粋ここまで----------------
ヨーロッパの気候状況については、下記のような記事があります。
ワインの当たり年は春の雨天と夏場の乾燥が理想的です。ブルガリアのバラは春の雨天と5月〜6月の程よい晴天が理想です。
今年のボジョレー・ヌーヴォーは? - フランスよりぶどうの収穫情報が到着
---------------記事から抜粋----------------
・今年の気候は、1月〜4月は平均よりも1.4℃低く、5月〜7月は平均より2.1℃高かった
・特に5月は1959年以来、最も高い気温を記録
・これにより、2009年の気候はぶどう栽培において理想的であった
・8月半ばの時点で、ぶどうの糖分は異例なまでに日々上昇。pHは非常に低く、糖分と酸のバランスに優れているという。色づきも良く、最良の成熟度に達したぶどうが収穫できる予定。
---------------抜粋ここまで----------------
(2009-11-20)
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ローズオイルがブルガリアより到着しています。今年はフランスの香料会社さんから購入しましたので、ブルガリア発フランス・グラース経由のローズオイルです。
ちょっとしたハプニングでローズ・アブソリュートまで入手する結果となり、うれしいやら複雑やら・・・このへんの裏事情はこの前の記事に投稿した通りです。
さて、ローズオイルの出来映えですが、去年がやや力不足感を感じていたので、今年の出来映えにはホッとしています。目を閉じれば「バラの谷」が思い出される香りです。
今年のクロップは例年並みの実力、すばらしい出来映えではないかと当社では評価しています。
ワインの当たり年とは関連性はないのですが、ワインの当たり年はローズオイルも「なにかよい感じ」がして、ついつい比較するクセがついています。今年に関して言えば、ワインの出来映えは「エクセレント!」だそうです。
そういえば、昨日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日でしたね。
メディアが大きく取りあげてくれるので、本来、日本のお祭りとは無縁のはずの仏ボジョレー地方のヌーヴォー(新種)祭りは、日本中津々浦々知られるところです。
下に掲載した記事を読むとワインは、バラ以上に本当に当たり年だったんですね。
その理由は天候です。
「今年春から6月末にかけては雨の日が多くて湿度も高く、それによりブドウにしっかりと水分が蓄えられた。7月から収穫が終了する9月20日までは乾燥した日が続き、カビも発生しない完璧な衛生状態のブドウが収穫できた」
その結果出来上がったヌーヴォー(新種)の評価は・・・
今年は桁外れの出来栄えに - ソムリエによるボジョレー・ヌーヴォー考
---------------記事から抜粋----------------
・今年は"本当に"すばらしい出来に
・「桁外れ」
・毎年毎年「今年は上出来」なんて宣伝文句が流れたりはするのだが、「桁外れ」とまで言われ
・「エクセプショナル! 」=例外的、桁はずれ(にすばらしい)
・深く、パワフルな今年のヌーヴォー
・香りはヌーヴォーの特徴であるフルーティーさを出すための技術、MC(マセラシオン・カルボニック)で醸造されるわけだが、その蒸れた小豆のような独特の香り、グラスを回して空気に触れさせると次にはイチゴのようなチャーミングな香り、色調が濃いものになるとフランボワーズやスミレのような深い香りもある。
---------------抜粋ここまで----------------
ヨーロッパの気候状況については、下記のような記事があります。
ワインの当たり年は春の雨天と夏場の乾燥が理想的です。ブルガリアのバラは春の雨天と5月〜6月の程よい晴天が理想です。
今年のボジョレー・ヌーヴォーは? - フランスよりぶどうの収穫情報が到着
---------------記事から抜粋----------------
・今年の気候は、1月〜4月は平均よりも1.4℃低く、5月〜7月は平均より2.1℃高かった
・特に5月は1959年以来、最も高い気温を記録
・これにより、2009年の気候はぶどう栽培において理想的であった
・8月半ばの時点で、ぶどうの糖分は異例なまでに日々上昇。pHは非常に低く、糖分と酸のバランスに優れているという。色づきも良く、最良の成熟度に達したぶどうが収穫できる予定。
---------------抜粋ここまで----------------
(2009-11-20)
( 香水工場の )
香る生活
2009年「ローズ&サンタの贈り物」
さて、今年も12月が目前です。12月といえば、当社では「ローズの贈り物」&「サンタの贈り物」のシーズン。
今年の「サンタの贈り物」は悩み抜いた末、ローズがテーマになりました。
「え!ローズの贈り物があるじゃん」
と思われそうですが、ちょっとした偶然の経緯が。
今年ブルガリアン・ローズオイルの仕入れをフランスの香料会社さんに依頼したところ、間違ってアブソリュートが空輸されてきました。税関から送られた書類を見て「?」。
・Rose Absolue Bulgare(ブルガリアン・ローズ・アブソリュート)
本来ならエッセンシャル・オイルとなるべきところです。
・Rose Bulgare Huile Essentielle(ブルガリアン・ローズ・エッセンシャル・オイル)
もしや・・・という予感は的中。香料会社の担当者がアブソリュートとエッセンシャル・オイルを取り違えて日本に出荷したことが判明しました。
正真正銘の2009年ブルガリア産ローズオイルには間違いないのですが、アブソリュートとエッセンシャル・オイル(ローズオットー)では何かと違います。
当社ではエッセンシャル・オイルをメインに使用してきました。
どちらもバラ(ダマスクローズ)の花びらから採取するローズのオイルですが、アブソリュートは溶剤抽出、一方エッセンシャル・オイルは水蒸気蒸留法といって釜ゆでにして蒸気揮発で採取します。
アロマ関係の方々はエッセンシャル・オイル(ローズオットー)を好まれる方が多いように見受けられます。
香水関係やパフューマーはアブソリュートを好まれる方が多いようです。
というのはエッセンシャル・オイルは100度の熱を通しますので成分の一部が変質したり飛んだりして本来のオイルと若干風味が異なるためです。
どちらも一長一短があって、どちらが優れているというものではありません。
ローズオイルの生産国では通常2種類の採取法が行われているものですが、ブルガリアも例外ではありません。トルコなどはアブソリュートがメインに生産されています。
さてさて、間違って手元に届いたブルガリアン・ローズ・アブソリュート。
何かの縁あって武蔵野ワークスに辿り付いたモノ。冷たく重厚なアルミボトルを手にとると、どうしても「欲しくなる」ものです。
ちょっとだけ香りを確かめたいと思うものの一度でも開封すればメーカーの品質保証外となるため開けることはできません。開封は購入後のみ許されます。
アブソリュートの購入予算は計上されていませんので、当然送り返す予定でしたが、フランスの仕入元から思わぬオファーが。
「発送ミスは当社側の責任であり、またこれまでの取引を鑑みて、今回この出荷分に関しては特別プライスをご提案いたします。いかがですか?」
商売上手というより、信じがたいプライスです。
100%赤字のはずです。
やはり、我が社に縁あっての入荷だと社内では言いくるめて緊急購入にいたりました(会計士さんには、注意を受けましたが)。
そのローズ・アブソリュートを使用した第一弾の製品が、2009年「サンタの贈り物」となりました。
「ローズの贈り物&サンタの贈り物」
(2009-11-20)
今年の「サンタの贈り物」は悩み抜いた末、ローズがテーマになりました。
「え!ローズの贈り物があるじゃん」
と思われそうですが、ちょっとした偶然の経緯が。
今年ブルガリアン・ローズオイルの仕入れをフランスの香料会社さんに依頼したところ、間違ってアブソリュートが空輸されてきました。税関から送られた書類を見て「?」。
・Rose Absolue Bulgare(ブルガリアン・ローズ・アブソリュート)
本来ならエッセンシャル・オイルとなるべきところです。
・Rose Bulgare Huile Essentielle(ブルガリアン・ローズ・エッセンシャル・オイル)
もしや・・・という予感は的中。香料会社の担当者がアブソリュートとエッセンシャル・オイルを取り違えて日本に出荷したことが判明しました。
正真正銘の2009年ブルガリア産ローズオイルには間違いないのですが、アブソリュートとエッセンシャル・オイル(ローズオットー)では何かと違います。
当社ではエッセンシャル・オイルをメインに使用してきました。
どちらもバラ(ダマスクローズ)の花びらから採取するローズのオイルですが、アブソリュートは溶剤抽出、一方エッセンシャル・オイルは水蒸気蒸留法といって釜ゆでにして蒸気揮発で採取します。
アロマ関係の方々はエッセンシャル・オイル(ローズオットー)を好まれる方が多いように見受けられます。
香水関係やパフューマーはアブソリュートを好まれる方が多いようです。
というのはエッセンシャル・オイルは100度の熱を通しますので成分の一部が変質したり飛んだりして本来のオイルと若干風味が異なるためです。
どちらも一長一短があって、どちらが優れているというものではありません。
ローズオイルの生産国では通常2種類の採取法が行われているものですが、ブルガリアも例外ではありません。トルコなどはアブソリュートがメインに生産されています。
さてさて、間違って手元に届いたブルガリアン・ローズ・アブソリュート。
何かの縁あって武蔵野ワークスに辿り付いたモノ。冷たく重厚なアルミボトルを手にとると、どうしても「欲しくなる」ものです。
ちょっとだけ香りを確かめたいと思うものの一度でも開封すればメーカーの品質保証外となるため開けることはできません。開封は購入後のみ許されます。
アブソリュートの購入予算は計上されていませんので、当然送り返す予定でしたが、フランスの仕入元から思わぬオファーが。
「発送ミスは当社側の責任であり、またこれまでの取引を鑑みて、今回この出荷分に関しては特別プライスをご提案いたします。いかがですか?」
商売上手というより、信じがたいプライスです。
100%赤字のはずです。
やはり、我が社に縁あっての入荷だと社内では言いくるめて緊急購入にいたりました(会計士さんには、注意を受けましたが)。
そのローズ・アブソリュートを使用した第一弾の製品が、2009年「サンタの贈り物」となりました。
「ローズの贈り物&サンタの贈り物」
(2009-11-20)
( 香水工場の )
香る生活
大学通りイチョウ並木の紅葉が見頃
今は晩秋といっていいのでしょうか?関東地方は急に寒気が強まり、例年より落葉も早いペースで進んでいます。
毎朝通勤で通るJR中央線・国立駅前から続く大学通りにはサクラとイチョウが並木状態で植えてあります。
サクラの紅葉は茶色くなり概ね散りました。イチョウの方は紅葉が見頃です。
樹木ごとに早く紅葉するものとそうでないものがあり、しばらく紅葉が楽しめそうです。
(2009-11-20)
毎朝通勤で通るJR中央線・国立駅前から続く大学通りにはサクラとイチョウが並木状態で植えてあります。
サクラの紅葉は茶色くなり概ね散りました。イチョウの方は紅葉が見頃です。
樹木ごとに早く紅葉するものとそうでないものがあり、しばらく紅葉が楽しめそうです。
(2009-11-20)
( 香水工場の )
香る生活
お金持ちに愛される白檀
セレブに愛される白檀
なぜなら、サンダルウッド(白壇)のお客様は、それなりにセレブな方(経済的に、また文化的に)が多いことが特徴です。
理由はわかりません。
「セレブやお金持ちに愛されるサンダルウッド(白壇)」とは、化粧品業界では、一部の人からたまに指摘されるジンクス。
(※こういう場合「ジンクス」というコトバが適当かどうか語源的には反対意見がありますが、wikiさんによれば日本では「良い縁起」としても使用されるとのことなので使わせて頂きました)
白檀、またの名を「サンタル」または「サンダルウッド」、おそるべし。
当社でもこのジンクスは比較的当たっています。まとめ買いが多いこと。それと、電話の場合は話し声に余裕がある方が多い印象を持っています。
続編記事・・・
白檀、お金持ちに愛される魅力は何?
(2009-11-19)
( 香水工場の )
香る生活
沖縄への配送禁止、香水の航空規制
前に投稿した香水の渡航禁止令では、海外向けEMSで香水の輸送規制が厳密に施行されるようになってきた現状を書きました。
よもやと思いましたが、その規制の波は国内にも。
昨日、毎日集荷に来てくれるヤマトのドライバーさんに「沖縄へ香水を送ることが規制の対象となりました」。
いつから?誰による規制?など規制内容の詳細を知りたかったのですが、どうもはっきりしません。
現状、ヤマト運輸では荷物の中身の記載を徹底するよう消費者の方々にお願いしているとのこと。
中身が規制品にあたると航空会社から輸送拒否されますので事前に回避したいとのこと。
しかし、世間話みたいな連絡だったので、この件に付きヤマト運輸さんからの正式なコメントや発表が欲しい、とドライバーさんに希望を伝えました。
いずれにしても沖縄に香水を航空便で送くることができない状況です(船便は現状OK)。
北海道や九州や離島も危なくなる可能性がでてくるのか、今のところ情報は錯綜しております。
(2009-11-19)
よもやと思いましたが、その規制の波は国内にも。
昨日、毎日集荷に来てくれるヤマトのドライバーさんに「沖縄へ香水を送ることが規制の対象となりました」。
いつから?誰による規制?など規制内容の詳細を知りたかったのですが、どうもはっきりしません。
現状、ヤマト運輸では荷物の中身の記載を徹底するよう消費者の方々にお願いしているとのこと。
中身が規制品にあたると航空会社から輸送拒否されますので事前に回避したいとのこと。
しかし、世間話みたいな連絡だったので、この件に付きヤマト運輸さんからの正式なコメントや発表が欲しい、とドライバーさんに希望を伝えました。
いずれにしても沖縄に香水を航空便で送くることができない状況です(船便は現状OK)。
北海道や九州や離島も危なくなる可能性がでてくるのか、今のところ情報は錯綜しております。
(2009-11-19)
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