( 香水工場の )
香る生活
フレグランス関連の協会と当社
とっても中の人の話です (2020/01/02)
( 人が集まるところに情報あり・・写真、今ひとつですかね? )
世の中には、いろいろな協会がある。
同じ関心を持つ者同士が集まって、一人や一社ではできなことを、いっしょにやりましょうという趣旨だと思う。
情報交換もできるし、行政に対して影響力を発揮できることもある。よいことの方が多い。
当社もフレグランス関連の協会の所属している。
一つは日本フレグランス協会、もう一つは日本調香技術普及協会。
この協会は、日本でのフレグランスの普及を図る団体。
こちらは会長さんが熱心な方で、私もいろいろお世話になっている。
日本は、フレグランス後進国として世界でも有名だが、この会長さんに対する私のイメージは、フレグランス後進国の汚名返上に燃える女、という印象だ。
日本がフレグランス後進国という事情は、1年前「ル・モンドが見た日本の香水事情」でウンチクさせてもらった。
あまりにも長い記事になり、書いた私自身が読み返せないほどなので読むことは勧めない。
なので、一言で要約すれば、フランス人から見ると、日本は世界のフレグランス先進国の入り口にさえ立てていない、という扱いだった。
こういう日本で、なんとかフレグランス文化を浸透させようというミッションを抱く熱い人々が日本フレグランス協会である。
当社も長年参加させてもらった。
そこで得た情報はありがたかったが、当社の問題は、あまりにも独自路線のフレグランス企業。
フレグランス協会さんの様々なイベントや活動に、前向きに参加しない会員だった。
そんな理由で、昨年会員を脱落した。
しかし、友好関係は続いてる、またいつの日か参加させてもらえるかもしれない。
もう一つの日本調香技術普及協会さん。
こちらは日本のバリバリの調香師さんたちが集まる集団。
学術的なセミナーなどの活動をされている。
当社は、会員ではあるが、末席にいるかいないか誰も気づかないほぼ空気状態。
空気のような存在なので、逆になんとか残れているのかもしれない。
いつの日か貢献できる日が来るといいのだが、先はわからない。
(2020-01-03)
( 人が集まるところに情報あり・・写真、今ひとつですかね? )
なぜ協会に参加するのか?
世の中には、いろいろな協会がある。
同じ関心を持つ者同士が集まって、一人や一社ではできなことを、いっしょにやりましょうという趣旨だと思う。
情報交換もできるし、行政に対して影響力を発揮できることもある。よいことの方が多い。
当社もフレグランス関連の協会の所属している。
一つは日本フレグランス協会、もう一つは日本調香技術普及協会。
日本フレグランス協会
この協会は、日本でのフレグランスの普及を図る団体。
こちらは会長さんが熱心な方で、私もいろいろお世話になっている。
日本は、フレグランス後進国として世界でも有名だが、この会長さんに対する私のイメージは、フレグランス後進国の汚名返上に燃える女、という印象だ。
日本がフレグランス後進国という事情は、1年前「ル・モンドが見た日本の香水事情」でウンチクさせてもらった。
我らはフレグランス発展途上国か?
あまりにも長い記事になり、書いた私自身が読み返せないほどなので読むことは勧めない。
なので、一言で要約すれば、フランス人から見ると、日本は世界のフレグランス先進国の入り口にさえ立てていない、という扱いだった。
こういう日本で、なんとかフレグランス文化を浸透させようというミッションを抱く熱い人々が日本フレグランス協会である。
当社も長年参加させてもらった。
独自路線過ぎた
そこで得た情報はありがたかったが、当社の問題は、あまりにも独自路線のフレグランス企業。
フレグランス協会さんの様々なイベントや活動に、前向きに参加しない会員だった。
そんな理由で、昨年会員を脱落した。
しかし、友好関係は続いてる、またいつの日か参加させてもらえるかもしれない。
日本調香技術普及協会
もう一つの日本調香技術普及協会さん。
こちらは日本のバリバリの調香師さんたちが集まる集団。
学術的なセミナーなどの活動をされている。
当社は、会員ではあるが、末席にいるかいないか誰も気づかないほぼ空気状態。
空気のような存在なので、逆になんとか残れているのかもしれない。
いつの日か貢献できる日が来るといいのだが、先はわからない。
(2020-01-03)
( 香水工場の )
香る生活
ローズマリー・プロジェクトのその後
ローズマリーサイコー!という信念に一点の揺らぎもない、が、結果は出ない (2020/01/02)
( あなたの切実な瞬間を、ローズマリーが救う日が来る! )
私がローズマリーに関心を寄せるキッカケはベタガードの開発だった。
あのベタベタのワセリンを、ちょっとでも使いやすいテクスチャーに変えてくれる精油を探しているときだった。
もちろん、ローズマリーは、料理用ハーブとして有名だし、最近の東京では、アロエみたいに、どこにでも植えられている。だから、なじみ深い。
ベタガードの精油探しの際、ローズマリーを精油候補の一つとして調べ始めて驚嘆した。
とにかく効用が多い。
ただ効用が多いだけでなく、ヨーロッパ圏では民間療法のハーブとして、数千年の実績があるという点が凄い。
ローズマリーの効用として、古代では肉の腐敗を遅らせるといったこともあったが、冷蔵庫がコモディティになった現代では、驚嘆される部分ではない。
ローズマリーの凄い部分は、なんと言っても「アンチエイジング効果」。
・若返りのハーブと言われてきた
・記憶力を高める
・発毛効果がある
つまり、肌からシミやシワを取る効果があり、脳を若返らせるのだ。
血管も若返ると言われる(これはウソだろう、血管は消耗品だからね)
そういう実証実験も世界中で行われているし、よい結果が出ている。
日本でも4~5年前、認知症に効果ありとかテレビで報道されるや、ローズマリー精油が品切れとなる大騒ぎ。
(効果はあるかもしれないが、奇跡はそう簡単に起きない、ブームはすぐに終息した)
ローズマリーのある成分に、強い抗酸化作用、つまり老化の元凶と言われる活性酸素を分解する作用も発見されている。
さらに、まだ未知のアンチエイジング成分が、(おそらく)含まれているということもわかっている、とか。
凄い、実に凄い!
ベタガードに合わせるべき精油は、もう私の気持ちの中では、ローズマリー一本だった。
そして、実際にワセリンと合わせてみると、テクスチャーは非常によい、よい案配だ。
ワセリンのくどい粘りが緩和され、香りは薬草のような清涼感。
実によいマッチングと思えた。で、現在のベタガードが生まれたわけだ。
そして、人気のハンドクリームとなり現在に至る。
実は、さらに裏方的な存在ではあるが、沖縄で採れる月桃精油も合わせている。
どちらも似た香りで、効能も似ているが、月桃は和的だし(イメージだけの話だが)、ローズマリーの香りをさらにマイルドにしている気がしている。
みなさまからのベタガードの高評価に気をよくして、2年前から「ローズマリー・スキンケア」シリーズを画策してきた。
柳の下のドジョウというわけだ。
ローズマリーでアンチエイジング効果を実験してエビデンスを持っている原料メーカーを探して、原料を入手し試作を行った。
アイクリームや、ローション、スキンケア・クリームなど。
この課程で「こまめ」というネイルケア・クリームも制作した。
「ぷらく」という製品も、いつでも作れる状態にしているが、保留中だ。
さらに、ローズマリー農家を探した。トレーサビリティがしっかりしたところから直接ローズマリーを入手するためだ。
今は全て保留中となっている。
昨年は、これらの試作製品を自分に対して試していた。
シミが消えるとか、シワが少なくなるとか、頭皮から髪の毛が生えるとか、そんな奇跡を信じて実験した。
しかし、なんの成果もない、光明さえ見えなかった。
(あのエビデンスは何だったのか?)
少なくとも自分自身にわずかでも光明が見えない限り、人々に向かって、「ハゲにはこれだ!」とは叫べない。
(化粧品なので、いずれにしたって、アンチエイジング効果があることは薬事法上、宣伝してはいけないし、許されない機能だが、今時の化粧品で機能性を持たないものはないことも事実)
ローズマリー・パワーはあくまで信じているが、そのパワーを引き出す手法は今のところわからない。
今年、仕切り直すして、再度トライする予定。
(2020-01-03)
( あなたの切実な瞬間を、ローズマリーが救う日が来る! )
ワセリンとローズマリーが出会う
私がローズマリーに関心を寄せるキッカケはベタガードの開発だった。
あのベタベタのワセリンを、ちょっとでも使いやすいテクスチャーに変えてくれる精油を探しているときだった。
もちろん、ローズマリーは、料理用ハーブとして有名だし、最近の東京では、アロエみたいに、どこにでも植えられている。だから、なじみ深い。
ベタガードの精油探しの際、ローズマリーを精油候補の一つとして調べ始めて驚嘆した。
とにかく効用が多い。
ただ効用が多いだけでなく、ヨーロッパ圏では民間療法のハーブとして、数千年の実績があるという点が凄い。
アンチエイジング効果
ローズマリーの効用として、古代では肉の腐敗を遅らせるといったこともあったが、冷蔵庫がコモディティになった現代では、驚嘆される部分ではない。
ローズマリーの凄い部分は、なんと言っても「アンチエイジング効果」。
・若返りのハーブと言われてきた
・記憶力を高める
・発毛効果がある
つまり、肌からシミやシワを取る効果があり、脳を若返らせるのだ。
血管も若返ると言われる(これはウソだろう、血管は消耗品だからね)
そういう実証実験も世界中で行われているし、よい結果が出ている。
ブームになるほどのインパクト
日本でも4~5年前、認知症に効果ありとかテレビで報道されるや、ローズマリー精油が品切れとなる大騒ぎ。
(効果はあるかもしれないが、奇跡はそう簡単に起きない、ブームはすぐに終息した)
ローズマリーのある成分に、強い抗酸化作用、つまり老化の元凶と言われる活性酸素を分解する作用も発見されている。
さらに、まだ未知のアンチエイジング成分が、(おそらく)含まれているということもわかっている、とか。
凄い、実に凄い!
ローズマリーと月桃
ベタガードに合わせるべき精油は、もう私の気持ちの中では、ローズマリー一本だった。
そして、実際にワセリンと合わせてみると、テクスチャーは非常によい、よい案配だ。
ワセリンのくどい粘りが緩和され、香りは薬草のような清涼感。
実によいマッチングと思えた。で、現在のベタガードが生まれたわけだ。
そして、人気のハンドクリームとなり現在に至る。
実は、さらに裏方的な存在ではあるが、沖縄で採れる月桃精油も合わせている。
どちらも似た香りで、効能も似ているが、月桃は和的だし(イメージだけの話だが)、ローズマリーの香りをさらにマイルドにしている気がしている。
みなさまからのベタガードの高評価に気をよくして、2年前から「ローズマリー・スキンケア」シリーズを画策してきた。
柳の下のドジョウというわけだ。
ローズマリー・スキンケア・シリーズ
ローズマリーでアンチエイジング効果を実験してエビデンスを持っている原料メーカーを探して、原料を入手し試作を行った。
アイクリームや、ローション、スキンケア・クリームなど。
この課程で「こまめ」というネイルケア・クリームも制作した。
「ぷらく」という製品も、いつでも作れる状態にしているが、保留中だ。
さらに、ローズマリー農家を探した。トレーサビリティがしっかりしたところから直接ローズマリーを入手するためだ。
今は全て保留中となっている。
昨年は、これらの試作製品を自分に対して試していた。
シミが消えるとか、シワが少なくなるとか、頭皮から髪の毛が生えるとか、そんな奇跡を信じて実験した。
しかし、なんの成果もない、光明さえ見えなかった。
(あのエビデンスは何だったのか?)
仕切り直しの年
少なくとも自分自身にわずかでも光明が見えない限り、人々に向かって、「ハゲにはこれだ!」とは叫べない。
(化粧品なので、いずれにしたって、アンチエイジング効果があることは薬事法上、宣伝してはいけないし、許されない機能だが、今時の化粧品で機能性を持たないものはないことも事実)
ローズマリー・パワーはあくまで信じているが、そのパワーを引き出す手法は今のところわからない。
今年、仕切り直すして、再度トライする予定。
(2020-01-03)
( 香水工場の )
香る生活
香害・・私は軽度の化学物質アレルギー
強い香りが苦しい (2020/01/02)
( ニオイで具合が悪くなる人は増加傾向・・ )
香りの害と書いた「香害」(こうがい)というコトバが、10年くらい前から頻繁に使われるようになった。
香害が、具体的に何を指すのかきっちりした定説はない。
昔は塗料や有機溶剤などに起因する、いわるゆシックハウス症候群も指すこともあったが、最近は、芳香剤、香水、そして、柔軟剤や洗濯洗剤のイメージが強い。
私は香水メーカーの人間だから、香水香害とくれば、どちらといえば、火消し側だが、いやー正直なところ、強すぎる香水は、私もダメだ。
そして、さらなる苦手が近年の柔軟剤・洗濯洗剤のパワフルなニオイ。
私のマンションの上の方の方で、週数回、早朝から洗濯を始める人がいる。
うちのマンションは、浴室が乾燥室にもなるので、洗濯後、浴室で乾燥機を回しているようだが、この排気が強烈なのだ。
夏場の早朝など、早起きの私は窓を開けていることが多いが、柔軟剤のニオイが私の部屋に降りてくる。
これがたまらない。誇張でなくめまいがする。
(後でも触れるが、脳内の毛細血管が収縮する感覚を覚える)
あれが来ると「あー来た」と窓を閉めるしかない。もう数年続いている。
妙に残留性があるニオイ、こんな香りが柔軟剤にはけっこう使われている。
なぜあんなにも強くニオイ付けをするのか、と不満が溜まっている人も多かろう。
半日も香りが持続することがウリになっているが、香りとしては不自然だろう。
マイクロカプセルを使っているのだろうが、やり過ぎ感は否めない。
このままでは、フレグランス業界全体が「環境破壊の人々」と見なされはしないなか、とフレグランス界側の人間として、逆に不安を感じる。
タバコのニオイも近年、健康被害という観点から香害に入れられるケースもある。
日本人は、歴史的に見ても無類のタバコ好きだ。
成人男性の喫煙率は、現在でこそ 30% を割るが、昭和の中頃は 80% - 90% をマークしていたという。
タバコの伝来は、諸説あるが、一説には種子島に鉄砲が伝来した際、いっしょに入ってきたらしい。
鉄砲はその後、わずか数年で国産化され、西洋人をあっと驚かせたが、もっと驚いたのはタバコの普及だっただろう。
高級嗜好品であり薬品であったタバコは、当初、特権階級のものだったが、江戸時代には日本中津々浦々へと普及し、男性の場合、子供から大人まで 100% 近くの人が吸っていたという記録もある。
100% は誇張だろうが、異様な普及率で、小さな子供も普通に吸っていたことは間違いない。
昭和の男達もよく吸った。私の父の世代だとすべての男が吸っていたイメージだ。
私も大学生になったら吸うものと思っていた。
ところが、そうはならなかった。
(私は体質的に合わなかった)
自分は吸わないものの、20年くらい前までは、他人のタバコもそんなに気にならなかった。
しかし、現在では近くで吸う人がいると脳内の毛細血管が収縮する感覚を味わう。
柔軟剤のニオイも同じである。
ニコチンには、血管を収縮させ、脈拍を増加させる作用があるが、それが他人の煙程度でそうなるのか、私には疑問だ。
しかし、タバコの煙が鼻に来ると、脳の血管がドクドクと脈打つ感覚は実際にある。
これは完全に憶測だが、私の血管ドクドクは、純粋な生理作用が原因ではなく、「タバコの煙が嫌いだ」という心理的嫌悪感が、いつしか生理的に反応するよう脳が学習した結果ではないか。
ある種の脳内ホルモンを分泌させるような気がする。
私の血管ドクドクは、おそらく非常に軽度な「化学物質過敏症」の一種だろう。
化学物質過敏症または化学物質アレルギーは、同じ物質でも反応する人とそうでない人に分かれるため、医学界でも懐疑派は多い。
しかし、アレルギー同様、免疫系の病気として今後研究が進むかもしれない。
(2020-01-03)
( ニオイで具合が悪くなる人は増加傾向・・ )
香害って、なんだ?
香りの害と書いた「香害」(こうがい)というコトバが、10年くらい前から頻繁に使われるようになった。
香害が、具体的に何を指すのかきっちりした定説はない。
昔は塗料や有機溶剤などに起因する、いわるゆシックハウス症候群も指すこともあったが、最近は、芳香剤、香水、そして、柔軟剤や洗濯洗剤のイメージが強い。
私は香水メーカーの人間だから、香水香害とくれば、どちらといえば、火消し側だが、いやー正直なところ、強すぎる香水は、私もダメだ。
そして、さらなる苦手が近年の柔軟剤・洗濯洗剤のパワフルなニオイ。
あのニオイが来ると気持ちが悪くなる
私のマンションの上の方の方で、週数回、早朝から洗濯を始める人がいる。
うちのマンションは、浴室が乾燥室にもなるので、洗濯後、浴室で乾燥機を回しているようだが、この排気が強烈なのだ。
夏場の早朝など、早起きの私は窓を開けていることが多いが、柔軟剤のニオイが私の部屋に降りてくる。
これがたまらない。誇張でなくめまいがする。
(後でも触れるが、脳内の毛細血管が収縮する感覚を覚える)
あれが来ると「あー来た」と窓を閉めるしかない。もう数年続いている。
業界がテロリストと見なされないか心配
妙に残留性があるニオイ、こんな香りが柔軟剤にはけっこう使われている。
なぜあんなにも強くニオイ付けをするのか、と不満が溜まっている人も多かろう。
半日も香りが持続することがウリになっているが、香りとしては不自然だろう。
マイクロカプセルを使っているのだろうが、やり過ぎ感は否めない。
このままでは、フレグランス業界全体が「環境破壊の人々」と見なされはしないなか、とフレグランス界側の人間として、逆に不安を感じる。
タバコのニオイも危ない
タバコのニオイも近年、健康被害という観点から香害に入れられるケースもある。
日本人は、歴史的に見ても無類のタバコ好きだ。
成人男性の喫煙率は、現在でこそ 30% を割るが、昭和の中頃は 80% - 90% をマークしていたという。
タバコの伝来は、諸説あるが、一説には種子島に鉄砲が伝来した際、いっしょに入ってきたらしい。
鉄砲はその後、わずか数年で国産化され、西洋人をあっと驚かせたが、もっと驚いたのはタバコの普及だっただろう。
高級嗜好品であり薬品であったタバコは、当初、特権階級のものだったが、江戸時代には日本中津々浦々へと普及し、男性の場合、子供から大人まで 100% 近くの人が吸っていたという記録もある。
100% は誇張だろうが、異様な普及率で、小さな子供も普通に吸っていたことは間違いない。
体質的に合わない人間
昭和の男達もよく吸った。私の父の世代だとすべての男が吸っていたイメージだ。
私も大学生になったら吸うものと思っていた。
ところが、そうはならなかった。
(私は体質的に合わなかった)
自分は吸わないものの、20年くらい前までは、他人のタバコもそんなに気にならなかった。
しかし、現在では近くで吸う人がいると脳内の毛細血管が収縮する感覚を味わう。
柔軟剤のニオイも同じである。
ニコチンには、血管を収縮させ、脈拍を増加させる作用があるが、それが他人の煙程度でそうなるのか、私には疑問だ。
しかし、タバコの煙が鼻に来ると、脳の血管がドクドクと脈打つ感覚は実際にある。
これは完全に憶測だが、私の血管ドクドクは、純粋な生理作用が原因ではなく、「タバコの煙が嫌いだ」という心理的嫌悪感が、いつしか生理的に反応するよう脳が学習した結果ではないか。
ある種の脳内ホルモンを分泌させるような気がする。
軽度な化学物質過敏症の一種か?
私の血管ドクドクは、おそらく非常に軽度な「化学物質過敏症」の一種だろう。
化学物質過敏症または化学物質アレルギーは、同じ物質でも反応する人とそうでない人に分かれるため、医学界でも懐疑派は多い。
しかし、アレルギー同様、免疫系の病気として今後研究が進むかもしれない。
(2020-01-03)
( 香水工場の )
香る生活
スティック版ねりこ(白檀)
スティック版ねりこ(白檀)が入荷、12月18日発売に向けて・・ (2019/12/15)
( 本日、工場から入荷、ダンボールを開けて撮影 )
このスティック容器は、ベタリップで採用したスティックと同じモノ。
ねりこの容器は、今ままでの円形のジャータイプ(コンテナ)でした。
ジャーからスティックへ。この変更が、吉と出るか凶と出るか、わかりません。
が、お値段は 830円 から 630円 と若干お安くなりましたので、ここは自信をもってアナウンスできます。
「使いやすさ」という点でメリットの方が大きいのでは、と期待しています。
容器がスティックタイプだけに、リップクリームと間違えられるのでは?と危惧がありましたが、パッケージに「練り香水」と目立つように明記しました。
また、本体にも「NOT a lip cream」ロゴを入れました。
( くちびるが、気孔のように見える? )
唇のイラストが、今ひとつ葉っぱの気孔のようにも見えて微妙ですが、その違和感が逆に目立つと信じて。
実は、リリース前なのにお知らせすべきことがある。
本製品の採用しているパッケージは「台紙パッケージ」。台紙に再剥離性の両面テープで本体を貼っただけの超シンプル・パッケージ。
やや問題があり、新パッケージを制作中。この問題は、新製品ベタリップのレビューにて報告したものと同じです。
( 私の手作り試作パッケージ。現在、箱制作会社さんにてモックアップ制作 → 決定 → 本生産 → 1月中旬リリースというスケジュールが進行中 )
現在1月中旬、新パッケージを投入いたしますので、新パッケージがよい方は、今しばらくご購入を保留ください。
→ ねりこ白檀2019 (白檀2019のページ内)
(2019-12-15)
( 本日、工場から入荷、ダンボールを開けて撮影 )
ねりこ新版スティック
このスティック容器は、ベタリップで採用したスティックと同じモノ。
ねりこの容器は、今ままでの円形のジャータイプ(コンテナ)でした。
ジャーからスティックへ。この変更が、吉と出るか凶と出るか、わかりません。
が、お値段は 830円 から 630円 と若干お安くなりましたので、ここは自信をもってアナウンスできます。
「使いやすさ」という点でメリットの方が大きいのでは、と期待しています。
リップクリームと間違えないか?
容器がスティックタイプだけに、リップクリームと間違えられるのでは?と危惧がありましたが、パッケージに「練り香水」と目立つように明記しました。
また、本体にも「NOT a lip cream」ロゴを入れました。
( くちびるが、気孔のように見える? )
唇のイラストが、今ひとつ葉っぱの気孔のようにも見えて微妙ですが、その違和感が逆に目立つと信じて。
早くも新パッケージ
実は、リリース前なのにお知らせすべきことがある。
本製品の採用しているパッケージは「台紙パッケージ」。台紙に再剥離性の両面テープで本体を貼っただけの超シンプル・パッケージ。
やや問題があり、新パッケージを制作中。この問題は、新製品ベタリップのレビューにて報告したものと同じです。
( 私の手作り試作パッケージ。現在、箱制作会社さんにてモックアップ制作 → 決定 → 本生産 → 1月中旬リリースというスケジュールが進行中 )
現在1月中旬、新パッケージを投入いたしますので、新パッケージがよい方は、今しばらくご購入を保留ください。
→ ねりこ白檀2019 (白檀2019のページ内)
(2019-12-15)
( 香水工場の )
香る生活
新製品ベタリップのレビュー
リリースして2週間、このへんでレビュー (2019/12/15)
( ベタリップ )
ちらほら感想をいただいています:
「ピンポイントで付けやすい」
「市販リップクリームはどこか油臭いけど、ベタリップは自然な感じ」
「他人が持ってないので好き」
多くはベタガード・ファンによる感想なので、身内評価のようなもの、好意的だ。
(ネガティブな感想はあまり来ないことが多いので本当はネガティブな意見もそれなりにあるかもしれない)
ベタリップは、ワックス成分が強いホホバオイルなどの配合比を増やしたが、中身はベタガードと同じもの。
ベタガードをリップに使う場合、自分の指でヌリヌリする。
ベタリップなら、狙ったところにピンポイントで、しかも、手を汚さない点が評価されている。
否定的なご意見はいただいていないが、開発責任者の私の反省はこれ →
(1) クレーター型にくぼんだ先端
(2) パッケージの問題
ベタリップをはじめてご使用の方は、クリームの先端が若干くぼんでいることのお気づきでしょう。
製造工程でちょっと悩んだところです。
( クレーターのようなくぼみあり )
市販のリップクリームは、先端が微かなドーム型になっているもの。
当社も最初はこうなるつもりで工場に製造したが、微かにくぼむのです。
ドロドロに溶けたベタリップを充填(じゅうてん)した際はもっこり。しかし、冷えると収縮してくぼむ。
そこで、再度少量を継ぎ足し充填する。つまり二段階方式なのだが、二回目の充填が難しい。
コンピュータ制御のラインだとピタリと適量を流し込めるが、当社の機械半分+手作業半分のマニュファクチャリングだと、どうしても腰が引けた継ぎ足しになる。
「手作り感」な部分としてお許しください。
今回製品のパッケージは「台紙一枚で勝負」と最初から決めていた。
日本のゴミの実に 70% がパッケージや包装資材。
私が小さい頃、量り売りはいろいろなお店でけっこうあった。私の場合、近所の駄菓子屋さんで、豆菓子を量り売りで買っていた記憶がある。
時代とともに個別包装の時代へと。衛生的だが、一方で過剰包装 = ゴミ問題となる。
当社の製品は、限られた流通チャネルで工場からお客さまに直接届けられる。不特定多数の第三者の手に触れないという点で、パッケージはシンプルにできる。
だから、今回は思い切って「シュリンクなし、台紙のみ」のパッケージにした。が、工場から電話がありました。
「このパッケージ、連結しちゃんですけど」
私の脳の叫びは「そういう問題あったかー」。
台紙に再剥離性の両面テープで貼っただけのシンプルさ、円柱状ベタリップと台紙の接点はわずかな幅で、ベタリップを横にならべると隣の台紙が両面テープで、くっつくという現象。
数個並べた際の連結リスクがあったか、手で離せるものの「これは微妙!」。
パッケージをリニューアルすべく新パッケージを試作中です。
(2019-12-15)
( ベタリップ )
予想外以上の人気
ちらほら感想をいただいています:
「ピンポイントで付けやすい」
「市販リップクリームはどこか油臭いけど、ベタリップは自然な感じ」
「他人が持ってないので好き」
多くはベタガード・ファンによる感想なので、身内評価のようなもの、好意的だ。
(ネガティブな感想はあまり来ないことが多いので本当はネガティブな意見もそれなりにあるかもしれない)
ここがグッド!
ベタリップは、ワックス成分が強いホホバオイルなどの配合比を増やしたが、中身はベタガードと同じもの。
ベタガードをリップに使う場合、自分の指でヌリヌリする。
ベタリップなら、狙ったところにピンポイントで、しかも、手を汚さない点が評価されている。
ここがバッド!
否定的なご意見はいただいていないが、開発責任者の私の反省はこれ →
(1) クレーター型にくぼんだ先端
(2) パッケージの問題
クレーターのようなくぼみ
ベタリップをはじめてご使用の方は、クリームの先端が若干くぼんでいることのお気づきでしょう。
製造工程でちょっと悩んだところです。
( クレーターのようなくぼみあり )
市販のリップクリームは、先端が微かなドーム型になっているもの。
当社も最初はこうなるつもりで工場に製造したが、微かにくぼむのです。
ドロドロに溶けたベタリップを充填(じゅうてん)した際はもっこり。しかし、冷えると収縮してくぼむ。
そこで、再度少量を継ぎ足し充填する。つまり二段階方式なのだが、二回目の充填が難しい。
コンピュータ制御のラインだとピタリと適量を流し込めるが、当社の機械半分+手作業半分のマニュファクチャリングだと、どうしても腰が引けた継ぎ足しになる。
「手作り感」な部分としてお許しください。
パッケージ問題
今回製品のパッケージは「台紙一枚で勝負」と最初から決めていた。
日本のゴミの実に 70% がパッケージや包装資材。
私が小さい頃、量り売りはいろいろなお店でけっこうあった。私の場合、近所の駄菓子屋さんで、豆菓子を量り売りで買っていた記憶がある。
時代とともに個別包装の時代へと。衛生的だが、一方で過剰包装 = ゴミ問題となる。
当社の製品は、限られた流通チャネルで工場からお客さまに直接届けられる。不特定多数の第三者の手に触れないという点で、パッケージはシンプルにできる。
だから、今回は思い切って「シュリンクなし、台紙のみ」のパッケージにした。が、工場から電話がありました。
「このパッケージ、連結しちゃんですけど」
私の脳の叫びは「そういう問題あったかー」。
台紙に再剥離性の両面テープで貼っただけのシンプルさ、円柱状ベタリップと台紙の接点はわずかな幅で、ベタリップを横にならべると隣の台紙が両面テープで、くっつくという現象。
数個並べた際の連結リスクがあったか、手で離せるものの「これは微妙!」。
新パッケージ投入
パッケージをリニューアルすべく新パッケージを試作中です。
(2019-12-15)
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ベタリップ
( 香水工場の )
香る生活
イチョウの紅葉と近況
近況をお伝え (2019/12/15)
( 紅葉がきれいすぎて坂道もつらくない。足が悪くなったら車椅子でこの坂を豪快に下り降りたい )
10月末日、自宅で軽く骨折した。
ボンと柱に左足をぶつけただけだが、翌日レントゲンを撮ると薬指の骨が折れて離れていた。
この程度で骨折するの?が感想。
お医者さんは「骨密度も検査した方がいいね」と。実際に測定すると
「なんだ、普通だね」と言われた。
(どういう期待なのか、と思わないことはない)
よい機会なので、足が不自由になるとはどういうことか、しっかり体験して、かみしめたいと思った。
片足は使えるので、本当に不自由な体験とは言えないが、まあ、将来への気持ちの備えとして。
現在は、かなり自然に歩ける状態まで戻ってきている。
骨折翌々日は、京成バラ園で香水セミナーがあった。講師なので休めない。
電車で2時間、八千代緑が丘駅まで行けば、サポート・スタッフの車が来てくれるが、電車が問題。
今回の骨折は、ギプスなどせず、テーピングだけなので、外部からはわからない。
電車の中では、とにかくムダに動き回る子供達に足を踏まれないよう「近寄るなよ」と心中念じていた。
シルバーシートが空いたので、やれやれと腰を下ろすと、次の駅でご高齢の方が乗ってきて、私の前に立たれた。
(「違います、骨折中です」というプラカードほしい)
とはこのとき脳裏をよぎったこと。とはいえ、笑顔で立ち上がった。
プラカードで思い出すのは、我がマンションのビン・カンの日。
私の地域では、2週間に1回、ビン・カンの回収車が回ってくる。私のマンションでは当日の朝8時までにビン・カンを出す規則になっている。
私が捨てに行くビン・カンは、トランク型ゴミ箱+スポーツバックのような袋。どちらもパンパンになる。
「我が家」VS「マンション全住民」が五分五分な感じ量。
これが内心恥ずかしい。
ゴミ出しに行く時間帯も似ていれば、小さなマンションなのでほぼ顔見知りだ。パジャマでは行けぬ緊張感。
笑顔で「おはようございます!」と挨拶するが、どう思われているか?と自然考えてしまう。
「昨夜はパーティ!イエーィ」といった大きめのプラカードが欲しい、と毎回思う。
この2週間は近所の公園がきれいすぎて恍惚としてきた。
( 11月28日、同じイチョウでも紅葉が進んだモノとそうでないものあり )
( 11月29日、いい案配に )
( 12月04日、紅葉のピーク )
( 12月13日、紅葉も見納めの時が近い。落葉したイチョウの葉は天気がよいと香ばしい香りがする )
(2019-12-15)
( 紅葉がきれいすぎて坂道もつらくない。足が悪くなったら車椅子でこの坂を豪快に下り降りたい )
骨折から復活
10月末日、自宅で軽く骨折した。
ボンと柱に左足をぶつけただけだが、翌日レントゲンを撮ると薬指の骨が折れて離れていた。
この程度で骨折するの?が感想。
お医者さんは「骨密度も検査した方がいいね」と。実際に測定すると
「なんだ、普通だね」と言われた。
(どういう期待なのか、と思わないことはない)
よい機会なので、足が不自由になるとはどういうことか、しっかり体験して、かみしめたいと思った。
片足は使えるので、本当に不自由な体験とは言えないが、まあ、将来への気持ちの備えとして。
現在は、かなり自然に歩ける状態まで戻ってきている。
プラカードがほしい
骨折翌々日は、京成バラ園で香水セミナーがあった。講師なので休めない。
電車で2時間、八千代緑が丘駅まで行けば、サポート・スタッフの車が来てくれるが、電車が問題。
今回の骨折は、ギプスなどせず、テーピングだけなので、外部からはわからない。
電車の中では、とにかくムダに動き回る子供達に足を踏まれないよう「近寄るなよ」と心中念じていた。
シルバーシートが空いたので、やれやれと腰を下ろすと、次の駅でご高齢の方が乗ってきて、私の前に立たれた。
(「違います、骨折中です」というプラカードほしい)
とはこのとき脳裏をよぎったこと。とはいえ、笑顔で立ち上がった。
プラカードで思い出すのは、我がマンションのビン・カンの日。
私の地域では、2週間に1回、ビン・カンの回収車が回ってくる。私のマンションでは当日の朝8時までにビン・カンを出す規則になっている。
私が捨てに行くビン・カンは、トランク型ゴミ箱+スポーツバックのような袋。どちらもパンパンになる。
「我が家」VS「マンション全住民」が五分五分な感じ量。
これが内心恥ずかしい。
ゴミ出しに行く時間帯も似ていれば、小さなマンションなのでほぼ顔見知りだ。パジャマでは行けぬ緊張感。
笑顔で「おはようございます!」と挨拶するが、どう思われているか?と自然考えてしまう。
「昨夜はパーティ!イエーィ」といった大きめのプラカードが欲しい、と毎回思う。
イチョウの圧倒的な色彩感
この2週間は近所の公園がきれいすぎて恍惚としてきた。
( 11月28日、同じイチョウでも紅葉が進んだモノとそうでないものあり )
( 11月29日、いい案配に )
( 12月04日、紅葉のピーク )
( 12月13日、紅葉も見納めの時が近い。落葉したイチョウの葉は天気がよいと香ばしい香りがする )
(2019-12-15)
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