( 香水工場の )
香る生活
夏にバズった『ピーチ』のその後
(2024/10/20)
( 2ヶ月の休止後、販売再開した『ピーチ』 )
今年の夏は記憶に残りました。
一つは強烈な暑さ、もう6月から異常でしたね、この暑さは今後も加速するのか?・・せめて湿度がもう少し低ければまだ救われるのですが・・
もう一つが『ピーチ』香水がバズったこと。
作っても作っても飛ぶように売れる、ありがたい!しかし即日売り切れとなったり、購入できなかったお客さまには怒りしかないですよね。
それでメルカリで転売ヤーさんたちが定価2~3倍で販売しているページを見つけると暗い気持ちになったものです。
少々バズっていきなり在庫切れとなる原因は「少量生産」につきる。強いて言えば席数の少ない人気ラーメン店の大行列みたいな光景か。
大企業さんのような量産型ビジネスに移行できませんが改善できるところがあれば・・たとえば、現在倉庫を拡張工事中、これができればもう少し在庫の積み増しができそうです。
約2ヶ月の休止期間を経て10月1日『ピーチ』を再販。
再開前の心境はこんな感じでした・・バズリは一時的な現象のはず、もはや人気は霧散しており、いきなり人気急落後のタマゴッチ(※)のようになるのも怖い。一方で7月の熱気のままでやはり早々に在庫切れが発生するのも怖い・・
いずれかの両極端な不安でのスタートでしたが、爆発的でないけど、それなりの熱気と人気があるという状態で再販開始となりました。
『ピーチ』をご購入いただいたみなさま、ありがとうございます。心より御礼申し上げます、感謝しかありません。
※タマゴッチ・・1997年爆発的な人気で社会現象化するも翌1998年、突然の人気急落。倉庫いっぱいの在庫はすべて焼却処分された・・マーケティング教訓を残すことになった伝説的商品
『ピーチ』に関しては10月下旬に入っても穏やかかつ健やかな人気が持続中という状態です。
なるべく在庫を切らさないよう来月には追加生産を予定しています。
これらかも『ピーチ』を細く長くご愛用ください。

お客様コメント:
2024/10/30 (Wed) 17:52:56
本当にピーチ?
・コメント:
バズったなどと書いてあるから試しに買ってみたら大失敗
とんでもなく変なにおい、ハッキリ言うけどトイレに置いてあるピーチの芳香剤の方がよほどいい匂いです!
これ一ミリもピーチ感ないのですが、なにをもってピーチとしているのか?
・・ゆき
(2024-10-20)
( 2ヶ月の休止後、販売再開した『ピーチ』 )夏の異変
今年の夏は記憶に残りました。
一つは強烈な暑さ、もう6月から異常でしたね、この暑さは今後も加速するのか?・・せめて湿度がもう少し低ければまだ救われるのですが・・
もう一つが『ピーチ』香水がバズったこと。
飛ぶように売れた『ピーチ』
作っても作っても飛ぶように売れる、ありがたい!しかし即日売り切れとなったり、購入できなかったお客さまには怒りしかないですよね。
それでメルカリで転売ヤーさんたちが定価2~3倍で販売しているページを見つけると暗い気持ちになったものです。
少量生産の功罪
少々バズっていきなり在庫切れとなる原因は「少量生産」につきる。強いて言えば席数の少ない人気ラーメン店の大行列みたいな光景か。
大企業さんのような量産型ビジネスに移行できませんが改善できるところがあれば・・たとえば、現在倉庫を拡張工事中、これができればもう少し在庫の積み増しができそうです。
10月1日『ピーチ』再販
約2ヶ月の休止期間を経て10月1日『ピーチ』を再販。
再開前の心境はこんな感じでした・・バズリは一時的な現象のはず、もはや人気は霧散しており、いきなり人気急落後のタマゴッチ(※)のようになるのも怖い。一方で7月の熱気のままでやはり早々に在庫切れが発生するのも怖い・・
いずれかの両極端な不安でのスタートでしたが、爆発的でないけど、それなりの熱気と人気があるという状態で再販開始となりました。
『ピーチ』をご購入いただいたみなさま、ありがとうございます。心より御礼申し上げます、感謝しかありません。
※タマゴッチ・・1997年爆発的な人気で社会現象化するも翌1998年、突然の人気急落。倉庫いっぱいの在庫はすべて焼却処分された・・マーケティング教訓を残すことになった伝説的商品
これからも細く長く・・
『ピーチ』に関しては10月下旬に入っても穏やかかつ健やかな人気が持続中という状態です。
なるべく在庫を切らさないよう来月には追加生産を予定しています。
これらかも『ピーチ』を細く長くご愛用ください。

お客様コメント:
2024/10/30 (Wed) 17:52:56
本当にピーチ?
・コメント:
バズったなどと書いてあるから試しに買ってみたら大失敗
とんでもなく変なにおい、ハッキリ言うけどトイレに置いてあるピーチの芳香剤の方がよほどいい匂いです!
これ一ミリもピーチ感ないのですが、なにをもってピーチとしているのか?
・・ゆき
(2024-10-20)
( 香水工場の )
香る生活
スプレーが固くてプッシュできない場合の対処法
4mLボトルを購入された方へ 緊急のご連絡 (2024/10/19)
( スプレーはネジ式、液漏れ防止のため固く閉めていますが回せば外れます )
10月以降 4mLキューブボトルに関して「固くてプッシュできない」というお問い合わせが増加しております。
夏に製造した製品にて多く発生しているようです。今年の夏があまりにも暑く10月以降の気温低下でボトル内にかすかな真空状態が発生しプッシュしにくくなっている可能性があります。
このような場合、スプレーを緩めて空気を入れて再度締めてください。スプレーはネジ式でスプレー首部分を反時計回りに回すと取り外しできます。
しかし液漏れ防止のため固く締めており開けにくいと思われます。ゴムなどを巻いて回してください。開ける際は力余って液体をこぼさないようご注意ください。
空気を入れても改善しない場合、当社サポート=お問合せまでお知らせください。対応をさせていただきます。お手数をおかけしますことお許し下さい。

(2024-10-19)
( スプレーはネジ式、液漏れ防止のため固く閉めていますが回せば外れます )「固くてプッシュできない」
10月以降 4mLキューブボトルに関して「固くてプッシュできない」というお問い合わせが増加しております。
かすかな真空状態の発生?
夏に製造した製品にて多く発生しているようです。今年の夏があまりにも暑く10月以降の気温低下でボトル内にかすかな真空状態が発生しプッシュしにくくなっている可能性があります。
スプレーを外してみる
このような場合、スプレーを緩めて空気を入れて再度締めてください。スプレーはネジ式でスプレー首部分を反時計回りに回すと取り外しできます。
しかし液漏れ防止のため固く締めており開けにくいと思われます。ゴムなどを巻いて回してください。開ける際は力余って液体をこぼさないようご注意ください。
空気を入れても改善しない場合、当社サポート=お問合せまでお知らせください。対応をさせていただきます。お手数をおかけしますことお許し下さい。

(2024-10-19)
( 香水工場の )
香る生活
秋、ベタガード生産はじまる
(2024/09/19)
( ベタガードの「結晶ロゴ」印刷風景、手作業だったのか・・ )
ベタガードは年中製造しているわけでなく9月~翌年1月くらいで生産します。
今年も工場ではベタガード生産の仕込みに入った。平行して容器印刷も進行中。写真は数日前に印刷工場で撮影したものです。
ベタガードはシルバーの「結晶ロゴ」がトレードマーク。雪のように白いワセリン(=精製度が高い)を使用していたことから連想してデザインされた。
(その後さらに精製度を上げたので現在のベタガードは白色を超えて半透明)
この結晶ロゴがなかなか好評、ならば印刷風景を皆さまにお見せしよう!と印刷工場でショート動画を撮ってきました。
( シルク印刷の後、ベルトコンベヤで乾燥マシンへ送られる )
この印刷(シルクスクリーン印刷)は千葉県佐倉市にあるグリーンベルトさんにお願いしている。
ベタガードの結晶ロゴは初出荷以来ずっとこの工場で生まれてきたし、これからもここで生まれるだろう。
動画を見てお客様の中には「手作業だったのか・・」と驚く人もいる。
ベタガードは年間2万個生産しているが2万個レベルだとフルオートメーションよりも手作業の方が柔軟性があり作業効率が高い、そして微妙に味わいが出るのだ。
今年も11月初旬にダブルベタを開催する、暑い暑いと言いながらあと1ヶ月強でもう11月、月日は光陰矢のごとしである。
今年もぜひダブルベタをご利用頂きたく。

(2024-09-19)
( ベタガードの「結晶ロゴ」印刷風景、手作業だったのか・・ )ベタガードの生産はじまる
ベタガードは年中製造しているわけでなく9月~翌年1月くらいで生産します。
今年も工場ではベタガード生産の仕込みに入った。平行して容器印刷も進行中。写真は数日前に印刷工場で撮影したものです。
雪の結晶ロゴ
ベタガードはシルバーの「結晶ロゴ」がトレードマーク。雪のように白いワセリン(=精製度が高い)を使用していたことから連想してデザインされた。
(その後さらに精製度を上げたので現在のベタガードは白色を超えて半透明)
この結晶ロゴがなかなか好評、ならば印刷風景を皆さまにお見せしよう!と印刷工場でショート動画を撮ってきました。
( シルク印刷の後、ベルトコンベヤで乾燥マシンへ送られる )シルク印刷:グリーンベルト
この印刷(シルクスクリーン印刷)は千葉県佐倉市にあるグリーンベルトさんにお願いしている。
ベタガードの結晶ロゴは初出荷以来ずっとこの工場で生まれてきたし、これからもここで生まれるだろう。
動画を見てお客様の中には「手作業だったのか・・」と驚く人もいる。
ベタガードは年間2万個生産しているが2万個レベルだとフルオートメーションよりも手作業の方が柔軟性があり作業効率が高い、そして微妙に味わいが出るのだ。
ダブルベタも近い!
今年も11月初旬にダブルベタを開催する、暑い暑いと言いながらあと1ヶ月強でもう11月、月日は光陰矢のごとしである。
今年もぜひダブルベタをご利用頂きたく。

(2024-09-19)
( 香水工場の )
香る生活
夏の強烈な暑さが心配
郵便受けなどが40度を超える場合はご注意 (2024/09/16)
( 直射日光で非常に高温になる郵便受けや宅配BOXをお持ちの場合はご注意ください )
今年東京では気温37度や38度が記録されました。非常に暑い!
通販ビジネスをなりわいとしている当社にとって心配なことは配送中の商品の傷み。
チョコレートの通販では、チョコが溶けやすいため夏場の販売を休止する通販事業者もあると聞きます。
コスメは一般にチョコレートより対温度耐性が高いため、夏場休止というコスメ事業者は少ないと思われます。
今まで高温による商品の破損や問題はありませんでしたが、先日「ねりこが液体になっていた」という連絡をいただきました。
直射日光を受けるポストや宅配BOXの中の温度は何度になるのか?・・設置場所や形状、色、素材によっても差は大きいでしょうが、かなりの高温になるものもありそうです。
( 12時~14時の間、直射日光を受け続けるポストの温度テスト )
上記写真は、外気温35度の晴天の日、テストに使ったポストです。
日中の気温が概ね最高に達する12時~14時の間、直射日光を前面直角に受ける角度でポストを設置しテストした、その結果ポスト内の最高気温は「41.5度」だった。
黒いポストだともっと上がるだろう。
自動車内の温度テスト事例がネットにありました。「真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)」によると、この実験では黒い自動車の車内で「車内最高温度=57℃」となっています(部分的ですがダッシュボードでは「79℃」)。
また長距離トラック(荷台を長時間密閉している)の荷台がどれくらいの温度になるかという実験事例が、NX総合研究所という企業さんから公開されています。
「トラック荷台内部の温度は午後1~2時頃にピークを迎えている。ピーク時には外気温に比べて15℃以上も温度が高くなっている」
仮に外気温が40度の場合、トラック荷台はピーク時で55度に達する可能性を示唆しています。
荷物を個々に配送中の場合、頻繁に扉を開けるためそれよりもぐんと低いはずですが、長距離トラックの場合、荷台も厳しい環境にありそうです。
ベタガードや練り香水は、30度を超えるとゆるくなり40度を超えると溶けはじめます。ベタリップは45度前後から溶けはじめます。
冷めればまた固まり品質に問題はありませんが、冷えるときの容器の傾きなどによって中身のクリームが想定外の形状になるかもしれません。
このような状況ですので次の二点、ご注意いただきたくブログにまとめました:

(2024-09-11)
( 直射日光で非常に高温になる郵便受けや宅配BOXをお持ちの場合はご注意ください )近年の温暖化が厳しい
今年東京では気温37度や38度が記録されました。非常に暑い!
通販ビジネスをなりわいとしている当社にとって心配なことは配送中の商品の傷み。
チョコレートの通販では、チョコが溶けやすいため夏場の販売を休止する通販事業者もあると聞きます。
コスメは一般にチョコレートより対温度耐性が高いため、夏場休止というコスメ事業者は少ないと思われます。
トラブル事例の発生
今まで高温による商品の破損や問題はありませんでしたが、先日「ねりこが液体になっていた」という連絡をいただきました。
直射日光を受けるポストや宅配BOXの中の温度は何度になるのか?・・設置場所や形状、色、素材によっても差は大きいでしょうが、かなりの高温になるものもありそうです。
( 12時~14時の間、直射日光を受け続けるポストの温度テスト )上記写真は、外気温35度の晴天の日、テストに使ったポストです。
日中の気温が概ね最高に達する12時~14時の間、直射日光を前面直角に受ける角度でポストを設置しテストした、その結果ポスト内の最高気温は「41.5度」だった。
黒いポストだともっと上がるだろう。
真夏の自動車内の温度
自動車内の温度テスト事例がネットにありました。「真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)」によると、この実験では黒い自動車の車内で「車内最高温度=57℃」となっています(部分的ですがダッシュボードでは「79℃」)。
また長距離トラック(荷台を長時間密閉している)の荷台がどれくらいの温度になるかという実験事例が、NX総合研究所という企業さんから公開されています。
「トラック荷台内部の温度は午後1~2時頃にピークを迎えている。ピーク時には外気温に比べて15℃以上も温度が高くなっている」
仮に外気温が40度の場合、トラック荷台はピーク時で55度に達する可能性を示唆しています。
荷物を個々に配送中の場合、頻繁に扉を開けるためそれよりもぐんと低いはずですが、長距離トラックの場合、荷台も厳しい環境にありそうです。
ベタガードやねりこの溶解の可能性
ベタガードや練り香水は、30度を超えるとゆるくなり40度を超えると溶けはじめます。ベタリップは45度前後から溶けはじめます。
冷めればまた固まり品質に問題はありませんが、冷えるときの容器の傾きなどによって中身のクリームが想定外の形状になるかもしれません。
このような状況ですので次の二点、ご注意いただきたくブログにまとめました:
(1) ベタガードや練り香水は気温が40度を超えると溶けはじめます。商品がひどく熱い場合は中身が溶けている可能性がありますので、すぐにフタを開けずにある程度冷めるまでお待ちください。
(2) 溶解し凝固した場合でも品質変化はありませんが、高温が懸念される場合は涼しい季節が来るまでご購入を延期いただくこともご検討ください
(2) 溶解し凝固した場合でも品質変化はありませんが、高温が懸念される場合は涼しい季節が来るまでご購入を延期いただくこともご検討ください

(2024-09-11)
( 香水工場の )
香る生活
一部の香水を「年1回生産」化します
タイムリーなニュース報道に便乗して当社計画を公開 (2024/09/04)
( 過熱する“月見商戦”|TBS NEWS DIG )
昨日テレビニュースを見ていたら「秋の“月見商戦”過熱」という報道があった。
月見バーガーといえばマクドナルドのイメージだが、近年ではモスフード、ロッテリア、ケンタッキーフライドチキン、コメダ珈琲なども参入し「月見〇〇」が商品化されているという。
ドミノピザやピザハットからは月見ピザが売り出されたとか・・秋の風物商品の戦線激化という報道にも説得力を感じた。
当社の場合「月見香水」を開発するぞ~という話ではなない。「年一回リリース」という部分が当社と同じ。
秋の風物商品とは、つまり毎年一回だけリリースされる商品ということ、実は当社もちょうど「年一回生産」商品アイテムを増やすプランを発表したときなので、心中「なんか自社の現状とオーバーラップするな・・」という心境でニュースを見た。
当社では既存商品のいくつかを「年一回化」することにした。
「月見バーガー」の場合、その実情は卵の価格が下落する9月を狙って卵バーガーを年一回リリースするというコンセプト。
当社の「年一回生産」商品もそれぞれの季節に合わせてリリースして数ヶ月で売り切って翌年までお休みするというもの。

たとえば『椿』は1月1日にリリースし在庫切れとなったら12月まで販売休止、『すみれ』は2月1日リリースで在庫切れで翌年1月まで販売休止となる。
もうそれは一言である、通年販売していない=お客様にとって不便という点。
つまり「買いたいときに買えない」ことがあること。
読者のみなさまには想像がつくかもしれない、上記の年一回化アイテムはあまり売上が芳しくないのだ。
たとえば私が好きで皆さまに強くオススメしている『スイカズラ』は過去おおむね年間3回製造していたが、あまり売れないので一回の生産本数が25mLボトルの場合100本以下が多かった。
100本以下・・ライバルの香水ブランドさんや競合さんには知られたくない数字である、はっきりいって香水製造業にしては極小生産である。
極小生産の最大のデメリットは、それはもうコストアップに尽きる。
やはりある程度の量産こそが製造業では一番コスト・エフェクティブなのだ・・とは言え人気がない商品=(回転率が悪い商品)を量産すると、こんどは完売までの期間が長くなりすぎる。
香水はコスメの中でもとくに品質劣化が少なく製造後、数年程度は問題なく使えるのだが、厳密には1年程度でフレッシュさがやや飛ぶ傾向がある。
だから、人気がない商品は、だらだらと長く店頭で残るよりある程度の期間で売り切って「また来年会おう!~」と潔い販売方法へと舵を切ることにした。
お客様には、買いたいときに買えない不便な状況になることがあると思う。
その点は悩ましく申し訳ないが、ご理解を賜りたいと願っております。

お客様コメント:
2024/09/15
年一回生産良いと思います
以前蜜柑の花とスイカズラの香りが弱くなっているとコメントしたことがあります。購入した薔薇系統の香水も時間がたつと変質を感じたので(グリーンローズ ロサブラン他)それからは限定発売のローズの贈り物のみ購入しています。が普通の香水苦手な私には有難いメーカーさんで20年以上購入し続けています。
(2024-09-04)
( 過熱する“月見商戦”|TBS NEWS DIG )世間の「月見商戦」
昨日テレビニュースを見ていたら「秋の“月見商戦”過熱」という報道があった。
月見バーガーといえばマクドナルドのイメージだが、近年ではモスフード、ロッテリア、ケンタッキーフライドチキン、コメダ珈琲なども参入し「月見〇〇」が商品化されているという。
ドミノピザやピザハットからは月見ピザが売り出されたとか・・秋の風物商品の戦線激化という報道にも説得力を感じた。
年一回生産という考え方
当社の場合「月見香水」を開発するぞ~という話ではなない。「年一回リリース」という部分が当社と同じ。
秋の風物商品とは、つまり毎年一回だけリリースされる商品ということ、実は当社もちょうど「年一回生産」商品アイテムを増やすプランを発表したときなので、心中「なんか自社の現状とオーバーラップするな・・」という心境でニュースを見た。
当社では既存商品のいくつかを「年一回化」することにした。
「月見バーガー」の場合、その実情は卵の価格が下落する9月を狙って卵バーガーを年一回リリースするというコンセプト。
当社の「年一回生産」商品もそれぞれの季節に合わせてリリースして数ヶ月で売り切って翌年までお休みするというもの。

たとえば『椿』は1月1日にリリースし在庫切れとなったら12月まで販売休止、『すみれ』は2月1日リリースで在庫切れで翌年1月まで販売休止となる。
年一回生産方式のデメリットは?
もうそれは一言である、通年販売していない=お客様にとって不便という点。
つまり「買いたいときに買えない」ことがあること。
なぜ年一回生産方式へ?
読者のみなさまには想像がつくかもしれない、上記の年一回化アイテムはあまり売上が芳しくないのだ。
たとえば私が好きで皆さまに強くオススメしている『スイカズラ』は過去おおむね年間3回製造していたが、あまり売れないので一回の生産本数が25mLボトルの場合100本以下が多かった。
100本以下・・ライバルの香水ブランドさんや競合さんには知られたくない数字である、はっきりいって香水製造業にしては極小生産である。
極小生産の最大のデメリットは、それはもうコストアップに尽きる。
やはりある程度の量産こそが製造業では一番コスト・エフェクティブなのだ・・とは言え人気がない商品=(回転率が悪い商品)を量産すると、こんどは完売までの期間が長くなりすぎる。
香水はコスメの中でもとくに品質劣化が少なく製造後、数年程度は問題なく使えるのだが、厳密には1年程度でフレッシュさがやや飛ぶ傾向がある。
だから、人気がない商品は、だらだらと長く店頭で残るよりある程度の期間で売り切って「また来年会おう!~」と潔い販売方法へと舵を切ることにした。
お客様には、買いたいときに買えない不便な状況になることがあると思う。
その点は悩ましく申し訳ないが、ご理解を賜りたいと願っております。

お客様コメント:
2024/09/15
年一回生産良いと思います
以前蜜柑の花とスイカズラの香りが弱くなっているとコメントしたことがあります。購入した薔薇系統の香水も時間がたつと変質を感じたので(グリーンローズ ロサブラン他)それからは限定発売のローズの贈り物のみ購入しています。が普通の香水苦手な私には有難いメーカーさんで20年以上購入し続けています。
(2024-09-04)
( 香水工場の )
香る生活
『金木犀2012』が帰ってきた(今年だけ)
あの廃番商品が気になる方へ (2024/09/02)
( 復刻版『金木犀2012』、南仏テイストのキンモクセイ )
実は今年の金木犀キャンペーンは中止しようと当初考えていた。
こういうイベントはやれば売上が伸びる、なので企業活動的には「やるべきコト」だが、周知のとおり世間のキンモクセイブームが続いており参入他社さんの多さに食傷気味。
ライバルが多すぎるから手を引くというのも、つむじを曲げた子供みたいではあるが・・
今年のキンモクセイシーズンは静かに通常販売という方針にいったんしておりました。
ところで当社には昔『金木犀2012』という商品があった。当社がキンモクセイ香水の試作に苦しんでいるとき海外の調香師さんに制作依頼をしたもの。
できあがった作品をはじめて拝見した時のことは今でも鮮明に覚えている、レストランでサンプルをスメリング・・「う~ん日本人の感じるキンモクセイとはだいぶん違うな」が第一印象。
しかし不思議な果実感、暖かさ、オレンジ色・・みたいな感想だった。
2回ほど直しをリクエストしたが、日本のキンモクセイには近づかない、ならばいっそ「南仏テイストのキンモクセイ」というイメージで製品化したらどうかと考え直した。
南フランスの開放感や温暖な気候感を感じるから。
そして『金木犀2012』としてリリースされた。キンモクセイらしさを感じるお客様はそう多くなかった。
しかし「とてもスキ」という方もいて、まずまずのリピートもいただいたが、商業的には継続が厳しいと思われた。
そして数年後にリリースした『金木犀2015』との間で購入を迷われる方が多かったため『金木犀2012』はついに廃番となった。
『金木犀2012』はある程度原料・材料が残っているため受注生産サービス(100mLボトル=グランデ)として商品は残しているが価格は1万円超えである。
『金木犀2012』がはじめてのお客様にはグランデ購入はリスクが高すぎて100%オススメしない。
早めに廃番にしたことが逆に「『金木犀2012』ってどんな香り?」という問合せが来る原因の一因だろう。
「売れなかったので廃番となりました、ご購入はオススメしません」という趣旨の返答を差し上げているが、この売る気ナシのスタイルは逆にお客様の関心を刺激するのかもしれない、問合せは継続的に来ている。
「ではどんなにキンモクセイらしくないか、プレゼントでお試しあれ!」という趣旨で今回『金木犀2015』25mLフルボトルご購入者に4mLボトルをお付けするという企画になった。
こうやって今年の金木犀キャンペーンは「ナシ」から「『金木犀2012』4mLボトルをお付けする」キャンペーンとなった。
昨日から金木犀キャンペーン始まったが、さっそくお客様からコメントいただいた:
おお「幻の金木犀2012」!・・期待値の高さがうかがい知れるお言葉、しかしそこまで期待されると失望されるのでは?・・という心配もある。
「武蔵野ワークス歴19年」は心に刺さるお言葉、ありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。
こんなに長い期間当社を支えて下さるお客様には、国分が直接商品を配達に行きたくなるくらいありがたく感じております。
→ news:(2024年9月) 金木犀キャンペーン
→ 旧商品ページ:金木犀2012

(2024-09-02)
( 復刻版『金木犀2012』、南仏テイストのキンモクセイ )2024年の金木犀キャンペーン
実は今年の金木犀キャンペーンは中止しようと当初考えていた。
こういうイベントはやれば売上が伸びる、なので企業活動的には「やるべきコト」だが、周知のとおり世間のキンモクセイブームが続いており参入他社さんの多さに食傷気味。
ライバルが多すぎるから手を引くというのも、つむじを曲げた子供みたいではあるが・・
今年のキンモクセイシーズンは静かに通常販売という方針にいったんしておりました。
金木犀2012の話
ところで当社には昔『金木犀2012』という商品があった。当社がキンモクセイ香水の試作に苦しんでいるとき海外の調香師さんに制作依頼をしたもの。
できあがった作品をはじめて拝見した時のことは今でも鮮明に覚えている、レストランでサンプルをスメリング・・「う~ん日本人の感じるキンモクセイとはだいぶん違うな」が第一印象。
しかし不思議な果実感、暖かさ、オレンジ色・・みたいな感想だった。
2回ほど直しをリクエストしたが、日本のキンモクセイには近づかない、ならばいっそ「南仏テイストのキンモクセイ」というイメージで製品化したらどうかと考え直した。
南フランスの開放感や温暖な気候感を感じるから。
そして『金木犀2012』としてリリースされた。キンモクセイらしさを感じるお客様はそう多くなかった。
しかし「とてもスキ」という方もいて、まずまずのリピートもいただいたが、商業的には継続が厳しいと思われた。
そして数年後にリリースした『金木犀2015』との間で購入を迷われる方が多かったため『金木犀2012』はついに廃番となった。
『金木犀2012』はある程度原料・材料が残っているため受注生産サービス(100mLボトル=グランデ)として商品は残しているが価格は1万円超えである。
『金木犀2012』がはじめてのお客様にはグランデ購入はリスクが高すぎて100%オススメしない。
やっぱり気になる金木犀2012
早めに廃番にしたことが逆に「『金木犀2012』ってどんな香り?」という問合せが来る原因の一因だろう。
「売れなかったので廃番となりました、ご購入はオススメしません」という趣旨の返答を差し上げているが、この売る気ナシのスタイルは逆にお客様の関心を刺激するのかもしれない、問合せは継続的に来ている。
「ではどんなにキンモクセイらしくないか、プレゼントでお試しあれ!」という趣旨で今回『金木犀2015』25mLフルボトルご購入者に4mLボトルをお付けするという企画になった。
こうやって今年の金木犀キャンペーンは「ナシ」から「『金木犀2012』4mLボトルをお付けする」キャンペーンとなった。
お客様コメント
昨日から金木犀キャンペーン始まったが、さっそくお客様からコメントいただいた:
幻の金木犀2012、グランデをオーダーするのはハードルが高く、キューブプレゼントで頂けるの、とってもとっても嬉しいです。
武蔵野ワークス歴19年。初代と2015は嗅げたけど、2012だけ嗅げてなくて心残りだったので…!
2015フルボトルは昨年のキャンペーンで購入したので、来月から値上がりするお気に入りフルボトルをまとめ買いします。
おお「幻の金木犀2012」!・・期待値の高さがうかがい知れるお言葉、しかしそこまで期待されると失望されるのでは?・・という心配もある。
「武蔵野ワークス歴19年」は心に刺さるお言葉、ありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。
こんなに長い期間当社を支えて下さるお客様には、国分が直接商品を配達に行きたくなるくらいありがたく感じております。
→ news:(2024年9月) 金木犀キャンペーン
→ 旧商品ページ:金木犀2012

(2024-09-02)
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