( 香水工場の )
香る生活
ジンくんカード、香りのカード配布中
(2012/02/04)
あれよと2月に突入しました。このところ日本列島は寒波に覆われ、あまりの寒さに活動もやや鈍り気味です。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
寒いとはいえ、ロウバイは生命を燃やすように咲いていますし、梅の花のつぼみも力をみなぎらせています。春の予感が一歩一歩と近づく気配です。
今日は「ジンくんカード」をご紹介します。
なんだろう?と感じるのは、ますはネーミングですよね。
「ジンくん」は「ジンチョウゲ」のジンです。
当社ではジンチョウゲを「復興の花」と決めて、昨年4月より、当社の人気香水「沈丁花」の30ミニボトルの売上の一部を被災地への義捐金に充ててきました。
そして、来月は売上全額を義援金に充てたいと意気込んでいます。
沈丁花なかまプロジェクト
そういう活動も参加いただけるお客様が存在しないことには自己満足だけの空回りに終わります。
なんとかプロジェクトを当社なりに盛り上げたいと知恵を絞ったアイデアの一つが、キャラクターの制作でした。その名が「ジンくん」。
ジンくんカードには、香水「沈丁花」の香りが少しだけ付けられています。これを封をしない透明OPP袋に入れて、ご注文商品に同梱してお配りしています。
届いた商品を開けたとき、お客様には、香るか香らないかわからない程度にかすかに香るジンチョウゲが感じられるでしょう。
そして、その中で興味を抱いたお客様の一部がカードを手に取ってくれる・・・参加いただけるかどうかは別としては、押しつけにならない程度に、まずはお知らせできるという流れを想定しています。
この香りに春を感じていただければ、当社もハッピーです。
(2012-02-04)
寒波と春の予感
あれよと2月に突入しました。このところ日本列島は寒波に覆われ、あまりの寒さに活動もやや鈍り気味です。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
寒いとはいえ、ロウバイは生命を燃やすように咲いていますし、梅の花のつぼみも力をみなぎらせています。春の予感が一歩一歩と近づく気配です。
「ジンくんカード」とは?
今日は「ジンくんカード」をご紹介します。
なんだろう?と感じるのは、ますはネーミングですよね。
「ジンくん」は「ジンチョウゲ」のジンです。
ジンチョウゲ、復興の花
当社ではジンチョウゲを「復興の花」と決めて、昨年4月より、当社の人気香水「沈丁花」の30ミニボトルの売上の一部を被災地への義捐金に充ててきました。
そして、来月は売上全額を義援金に充てたいと意気込んでいます。
沈丁花なかまプロジェクト
参加いただけるお客様あってのプロジェクト
そういう活動も参加いただけるお客様が存在しないことには自己満足だけの空回りに終わります。
なんとかプロジェクトを当社なりに盛り上げたいと知恵を絞ったアイデアの一つが、キャラクターの制作でした。その名が「ジンくん」。
香水「沈丁花」の香りをお付けして配布
ジンくんカードには、香水「沈丁花」の香りが少しだけ付けられています。これを封をしない透明OPP袋に入れて、ご注文商品に同梱してお配りしています。
届いた商品を開けたとき、お客様には、香るか香らないかわからない程度にかすかに香るジンチョウゲが感じられるでしょう。
香りに春を感じてもらえれば・・・
そして、その中で興味を抱いたお客様の一部がカードを手に取ってくれる・・・参加いただけるかどうかは別としては、押しつけにならない程度に、まずはお知らせできるという流れを想定しています。
この香りに春を感じていただければ、当社もハッピーです。
(2012-02-04)
( 香水工場の )
香る生活
セレブ香水と世界市場の規模
(2012/02/03)
パリス・ヒルトンさんは欧米の人気スター。有名ホテルブランドの創業者一族のご令嬢ということで、セレブなイメージのスターですが、一方でお騒がせキャラとして、テレビのリアリティショーなどで活躍されています。
欧米では、スターや有名人が自身の香水をリリースすることは定番となっています。香水業界では「セレブ香水」と呼ばれ、とくに2000年以降ブームとなり、現在もこの傾向が継続中です。
パリス・ヒルトンさんもご自身でプロデュースした香水をお持ちで絶好調とのニュースがありました。ご紹介しつつ、香水の世界市場について考えてみます。
パリス・ヒルトンさんがはじめて香水をリリースしたのは2000年代中頃。
ときとしてライバルと目されるポップスターのブリトニー・スピアーズさん(彼女もご自身のセレブ香水をリリース)と比較した記事を記憶しています。
そのマスコミ報道では評判や売上の方は、ブリトニー・スピアーズさん優勢で、あまり芳しくないという内容でした。
しかし、このほど、「FHM」に語ったパリスさんの発言が話題になっています。
「香水はすごくうまくいっているの、2005年から1,000億円売り上げたわ」
FHMは、イギリスの男性総合誌。メンズファッションからセレブのゴシップ、政治問題、生活情報と幅広い分野をカバーする欧米で人気、とくにイギリスではベストセラー雑誌で、影響力も大きいだけに話題性があります。
多くの読者の第一印象は「そんなに売れるのか!」
記事からを引用します:
「香水のプロデュースは制作のすべての面で関わっている。香水は非常に上手くいっていて(doing really well)、2005年から13億ドル(1,000億円)の収益を上げました」
---------------QUOTE--------------
"I'm involved in my products every step of the way. My fragrances are doing really well at the moment," Hilton tells FHM UK's January issue. "They've produced more than $1.3 billion in revenue since 2005."
Paris Hilton: I've Earned $1.3 Billion Since 2005
(http://www.usmagazine.com/celebrity-news/news/paris-hilton-ive-earned-13-billion-since-2005-201241)
---------------QUOTE--------------
※「収益」(in revenue)は、厳密に考えるとややこしいのですが、ここではパリスさんご自身のビジネスの売上げではなく、全世界での「小売りベースの売上げ」と判断しています。
7年で1,000億円なら、単純に年間140億円程度の売上になります。平均単価から考えると年間4百万本〜5百万本の売り上げ。全世界で数秒に1本売れ続けていることになります。
この数字は、香水単品の売上としたは非常に大きな数字です。驚異的。
世界的なメジャーブランドでも香水単品を100億円売り上げるブランドさんは数える程度と思われますので本当に驚異的な数字です。
数字が本当なら、ヒルトン香水は香水のメジャーブランドに対抗しうるか、もしくは凌駕するパワーです。
世界の香水市場で、どれくらいのシェアを彼女は獲得したのだろうと考えると、はたと私は世界の香水市場の市場規模を調べたことがないことに気づきました。
日本の香水市場の市場規模は、よく空想するのですが、意識は世界市場に向かっていなかったようです。
これはよいチャンス、ちょっと調べてみました。すぐにヒントになりそうなページがありました。
ブラジルの香水やコロンの市場規模は世界トップ (2011/05/05)
http://jp.camaradojapao.org.br/news/noticias/noticias-quimico/?materia=8642
--------------(引用)--------------
Euromonitorコンサルタント社の調査によると昨年のブラジルの香水、フレグランスやオーデコロンのマーケット規模は米国の53億4,700万ドルを追越す60億2,900万ドルに達して世界トップ、3位には24億9,700万ドルのドイツ、4位は24億4,800万ドルのフランス、5位は21億7,100万ドルのロシアであった。
--------------(引用)--------------
Euromonitor社は、ロンドンにある大手な市場調査会社。ある程度信用できると考えて空想してみます。
・ブラジル 6,000億円
・米国 5,000億円
・ドイツ 2,000億円
・フランス 2,000億円
・ロシア 2,000億円
上記記事に記載されている国は5カ国ですが、この調子ならトップ10カ国で3兆円、トップ30カ国で5兆円規模。
全世界で、6兆円から8兆円程度でないかと空想しました。
(2012-02-03)
欧米のスターや有名人とセレブ香水の関係
パリス・ヒルトンさんは欧米の人気スター。有名ホテルブランドの創業者一族のご令嬢ということで、セレブなイメージのスターですが、一方でお騒がせキャラとして、テレビのリアリティショーなどで活躍されています。
欧米では、スターや有名人が自身の香水をリリースすることは定番となっています。香水業界では「セレブ香水」と呼ばれ、とくに2000年以降ブームとなり、現在もこの傾向が継続中です。
パリス・ヒルトンさんもご自身でプロデュースした香水をお持ちで絶好調とのニュースがありました。ご紹介しつつ、香水の世界市場について考えてみます。
売り上げ1,000億円
パリス・ヒルトンさんがはじめて香水をリリースしたのは2000年代中頃。
ときとしてライバルと目されるポップスターのブリトニー・スピアーズさん(彼女もご自身のセレブ香水をリリース)と比較した記事を記憶しています。
そのマスコミ報道では評判や売上の方は、ブリトニー・スピアーズさん優勢で、あまり芳しくないという内容でした。
しかし、このほど、「FHM」に語ったパリスさんの発言が話題になっています。
「香水はすごくうまくいっているの、2005年から1,000億円売り上げたわ」
FHMは、イギリスの男性総合誌。メンズファッションからセレブのゴシップ、政治問題、生活情報と幅広い分野をカバーする欧米で人気、とくにイギリスではベストセラー雑誌で、影響力も大きいだけに話題性があります。
多くの読者の第一印象は「そんなに売れるのか!」
記事からを引用します:
「香水のプロデュースは制作のすべての面で関わっている。香水は非常に上手くいっていて(doing really well)、2005年から13億ドル(1,000億円)の収益を上げました」
---------------QUOTE--------------
"I'm involved in my products every step of the way. My fragrances are doing really well at the moment," Hilton tells FHM UK's January issue. "They've produced more than $1.3 billion in revenue since 2005."
Paris Hilton: I've Earned $1.3 Billion Since 2005
(http://www.usmagazine.com/celebrity-news/news/paris-hilton-ive-earned-13-billion-since-2005-201241)
---------------QUOTE--------------
※「収益」(in revenue)は、厳密に考えるとややこしいのですが、ここではパリスさんご自身のビジネスの売上げではなく、全世界での「小売りベースの売上げ」と判断しています。
年間5百万本、数秒に1回で売れるパワー
7年で1,000億円なら、単純に年間140億円程度の売上になります。平均単価から考えると年間4百万本〜5百万本の売り上げ。全世界で数秒に1本売れ続けていることになります。
この数字は、香水単品の売上としたは非常に大きな数字です。驚異的。
世界的なメジャーブランドでも香水単品を100億円売り上げるブランドさんは数える程度と思われますので本当に驚異的な数字です。
数字が本当なら、ヒルトン香水は香水のメジャーブランドに対抗しうるか、もしくは凌駕するパワーです。
世界の香水の市場規模
世界の香水市場で、どれくらいのシェアを彼女は獲得したのだろうと考えると、はたと私は世界の香水市場の市場規模を調べたことがないことに気づきました。
日本の香水市場の市場規模は、よく空想するのですが、意識は世界市場に向かっていなかったようです。
これはよいチャンス、ちょっと調べてみました。すぐにヒントになりそうなページがありました。
ブラジルの香水やコロンの市場規模は世界トップ (2011/05/05)
http://jp.camaradojapao.org.br/news/noticias/noticias-quimico/?materia=8642
--------------(引用)--------------
Euromonitorコンサルタント社の調査によると昨年のブラジルの香水、フレグランスやオーデコロンのマーケット規模は米国の53億4,700万ドルを追越す60億2,900万ドルに達して世界トップ、3位には24億9,700万ドルのドイツ、4位は24億4,800万ドルのフランス、5位は21億7,100万ドルのロシアであった。
--------------(引用)--------------
お国別、香水の市場規模
Euromonitor社は、ロンドンにある大手な市場調査会社。ある程度信用できると考えて空想してみます。
・ブラジル 6,000億円
・米国 5,000億円
・ドイツ 2,000億円
・フランス 2,000億円
・ロシア 2,000億円
上記記事に記載されている国は5カ国ですが、この調子ならトップ10カ国で3兆円、トップ30カ国で5兆円規模。
全世界で、6兆円から8兆円程度でないかと空想しました。
(2012-02-03)
( 香水工場の )
香る生活
2012年、日本の香水元年?
(2012/01/07)
日本では、すっかりお正月気分がとれた感じですが、ロシアではまだクリスマス気分(というか、ロシア正教では1月7日がクリスマスとか)ですし、中国ではもうすぐお正月を迎えますので、世界的にはまだまだお祭り気分なんでしょうね。
仕事モードの気分を盛り上げ突入した4日の仕事始めも、今年はいきなり3連休を迎え、やや失速気味の国分です。
改めまして。
新年、あけましておめでとうございます。今年も、どうぞ、よろしくお願いします。
最近はTwitterも書き込むようになってブログの更新が遅れ気味ですが、大丈夫です。今から書き書きと闘志を燃やしています。
今年はじめのブログは、日本の香水シーンを占いたいと思います。
2005年くらいから、一貫して日本の香水市場は拡大しています(穏やかではありますが)。
このへんは、1年前に私が書いた記事、日本の香水市場に触れていますが、一般に日本の香水市場は500億円くらいでしょうか。
穏やかな成長の中で、目を見張る分野が男性用香水、あるいはメンズコスメ(男性化粧品)の伸びです。
公的な統計データがなくご紹介できないのが残念ですが、感触として数年前から年10%、あるいは20%程度の成長が継続している印象があります。
取引先のインポートコスメ商社さんなどに聞いても同意見です。
メンズコスメの成長は、特に2007年、トイレタリーの多国籍メジャー、ユニリーバ社が満を持して日本市場に投入した「AXE(アックス)」に遠因を感じます。
AXEの大ヒットで、男性向け香水は一気に成長分野に育ちました。当時、AXEはすでに欧米で人気を博している若者向けフレグランスでしたが、日本市場への投入は遅く、また慎重でした。
AXE自体は「フレグランス・ボディスプレー」と銘打たれるとおり香水というよりトイレタリー的なイメージでマーケティングされました。
しかし、AXEの成功は、AXE以外の欧米高級ブランドの男性用香水や男性用スキンケアなども売れ行きにも貢献した印象があり、個人的には日本のメンズコスメ全体の嵩上げにつながったと考えています。
当社のお客様も90%以上が女性のお客様でしたが、年々男性比率は高まっています。現在では、正確な統計はまだですが、20%程度が男性のお客様と推測されます。
とくにAMAZONマーケットプレイス経由のお客様に至っては60%以上が男性です。
ということで、今年も男性顧客の増加はブル傾向で行くでしょう。
あと、デザイナーズブランドの香水、一般の「ブランド香水」の価格下落は、この一年、目を覆うばかりの惨状です。
ユーロやドルが下落したこともあります。
しかし、一番の大きなマクロ的な要因は、少し言いにくいのですが、大手ブランドさんの大量生産(マスプロダクション)による価格下落が背景にあるのではないかと私は推測します。
これは大手ブランドさんが、近年、次々と大資本を受け入れ、そして、大資本系列に参加することで、否応なく資本主義システムの歯車になったことと無縁ではないしょう。
四半期ごとに利益を確保できない経営者は、株主と組織から退場させられる現状、経営者がブランドの永続性より目先の売上に走ることは資本主義経済の構造的な問題です。
嫌気がさしたパフューマーが次々とスピンアウトして、独自のメゾンフレグランス設立に向かうのも無理のない話です。
欧米では既存ブランドから新進気鋭のブランドへと世代交代への躍動が感じられる昨今です。それらは「メゾンフレグランス」や「ニッチフレグランス」と呼ばれています。
今年は、日本でも、一部、雑貨状態に陥っている並行輸入香水やインポート香水に対して、欧米のマイナーでレアなブランド、聞いたこともないブランドが、日本の香水シーンに数多く登場するでしょう。
と同時に、日本では日本独自の香水への需要もさらに高まると信じています。
感度の高い消費者はすでにホームセンターでワゴンセールになった香水には見向きもしません。多くの化粧品会社が、新しい日本のフレグランス市場に参入する予感がしますし、また新しい香水ブランドが生まれてくる予感がしています。
参入する既存ブランド、新規ブランド。
それは多ければ多いほど日本の香水シーンは盛り上がります。なぜなら秋葉原と同じく同業者が同じ土俵で、お互い切磋琢磨することで、すごい製品が生まれるからです。
いやー、日本の香水シーンが、徐々におもしろくなりそうです。
(2012-01-07)
新年のご挨拶
日本では、すっかりお正月気分がとれた感じですが、ロシアではまだクリスマス気分(というか、ロシア正教では1月7日がクリスマスとか)ですし、中国ではもうすぐお正月を迎えますので、世界的にはまだまだお祭り気分なんでしょうね。
仕事モードの気分を盛り上げ突入した4日の仕事始めも、今年はいきなり3連休を迎え、やや失速気味の国分です。
改めまして。
新年、あけましておめでとうございます。今年も、どうぞ、よろしくお願いします。
香水ブログ、やります!
最近はTwitterも書き込むようになってブログの更新が遅れ気味ですが、大丈夫です。今から書き書きと闘志を燃やしています。
今年はじめのブログは、日本の香水シーンを占いたいと思います。
2012年、日本の香水シーンを占う
2005年くらいから、一貫して日本の香水市場は拡大しています(穏やかではありますが)。
このへんは、1年前に私が書いた記事、日本の香水市場に触れていますが、一般に日本の香水市場は500億円くらいでしょうか。
目を見張るメンズ香水
穏やかな成長の中で、目を見張る分野が男性用香水、あるいはメンズコスメ(男性化粧品)の伸びです。
公的な統計データがなくご紹介できないのが残念ですが、感触として数年前から年10%、あるいは20%程度の成長が継続している印象があります。
取引先のインポートコスメ商社さんなどに聞いても同意見です。
日本のメンズ香水、あの製品がブレイクスルーだったか?
メンズコスメの成長は、特に2007年、トイレタリーの多国籍メジャー、ユニリーバ社が満を持して日本市場に投入した「AXE(アックス)」に遠因を感じます。
AXEの大ヒットで、男性向け香水は一気に成長分野に育ちました。当時、AXEはすでに欧米で人気を博している若者向けフレグランスでしたが、日本市場への投入は遅く、また慎重でした。
AXE自体は「フレグランス・ボディスプレー」と銘打たれるとおり香水というよりトイレタリー的なイメージでマーケティングされました。
しかし、AXEの成功は、AXE以外の欧米高級ブランドの男性用香水や男性用スキンケアなども売れ行きにも貢献した印象があり、個人的には日本のメンズコスメ全体の嵩上げにつながったと考えています。
メンズ香水は今年もブル市場
当社のお客様も90%以上が女性のお客様でしたが、年々男性比率は高まっています。現在では、正確な統計はまだですが、20%程度が男性のお客様と推測されます。
とくにAMAZONマーケットプレイス経由のお客様に至っては60%以上が男性です。
ということで、今年も男性顧客の増加はブル傾向で行くでしょう。
大資本とソリが合わないブランド
あと、デザイナーズブランドの香水、一般の「ブランド香水」の価格下落は、この一年、目を覆うばかりの惨状です。
ユーロやドルが下落したこともあります。
しかし、一番の大きなマクロ的な要因は、少し言いにくいのですが、大手ブランドさんの大量生産(マスプロダクション)による価格下落が背景にあるのではないかと私は推測します。
これは大手ブランドさんが、近年、次々と大資本を受け入れ、そして、大資本系列に参加することで、否応なく資本主義システムの歯車になったことと無縁ではないしょう。
四半期ごとに利益を確保できない経営者は、株主と組織から退場させられる現状、経営者がブランドの永続性より目先の売上に走ることは資本主義経済の構造的な問題です。
メゾンフレグランスの躍進と香水ブランドの世代交代
嫌気がさしたパフューマーが次々とスピンアウトして、独自のメゾンフレグランス設立に向かうのも無理のない話です。
欧米では既存ブランドから新進気鋭のブランドへと世代交代への躍動が感じられる昨今です。それらは「メゾンフレグランス」や「ニッチフレグランス」と呼ばれています。
フレグランス市場に参入する人々
今年は、日本でも、一部、雑貨状態に陥っている並行輸入香水やインポート香水に対して、欧米のマイナーでレアなブランド、聞いたこともないブランドが、日本の香水シーンに数多く登場するでしょう。
と同時に、日本では日本独自の香水への需要もさらに高まると信じています。
感度の高い消費者はすでにホームセンターでワゴンセールになった香水には見向きもしません。多くの化粧品会社が、新しい日本のフレグランス市場に参入する予感がしますし、また新しい香水ブランドが生まれてくる予感がしています。
参入する既存ブランド、新規ブランド。
それは多ければ多いほど日本の香水シーンは盛り上がります。なぜなら秋葉原と同じく同業者が同じ土俵で、お互い切磋琢磨することで、すごい製品が生まれるからです。
いやー、日本の香水シーンが、徐々におもしろくなりそうです。
(2012-01-07)
( 香水工場の )
香る生活
新春香水「香りの紅白花合戦」
2012年1月1日(元旦)
新春のみなさまへのご提案は、遊び心満載の「香りの紅白花合戦」。
微妙なネーミングでしょ?
しかし、活気ある楽しい雰囲気はお伝えできるかと感じています。
「香りの小箱」にそれぞれ「紅組」「白組」の香水をお詰めして新春にふさわしい楽しい特別パッケージでくるみました。
情熱の紅組、純真の白組・・・といった、かなり劇的なテーマで香りセットを作ってみました。
「合戦」ですが、ネーミングだけで激突バトルは想定していません。
豪華な雰囲気で心を弾ませる「紅組」。目の奥に焼き付けられるような鮮やかな色彩と心に響く香り。新春の躍動を感じさせる花々達です。
【紅組】
・枝垂紅梅・椿・八重桜・オールドローズ・れんげそう
可憐に人々を魅了する花「白組」。色彩の派手さはありませんが、心揺さぶられる香り。新春の希望を感じさせる花々達です。
【白組】
・白梅・ロサブラン・ホワイトフリージア・水仙・すずらん
(2012-01-01)
新春香水、香りの第一段
新春のみなさまへのご提案は、遊び心満載の「香りの紅白花合戦」。
微妙なネーミングでしょ?
しかし、活気ある楽しい雰囲気はお伝えできるかと感じています。
「香りの小箱」にそれぞれ「紅組」「白組」の香水をお詰めして新春にふさわしい楽しい特別パッケージでくるみました。
情熱の紅組、純真の白組・・・といった、かなり劇的なテーマで香りセットを作ってみました。
「合戦」ですが、ネーミングだけで激突バトルは想定していません。
●香りの花合戦 紅組
豪華な雰囲気で心を弾ませる「紅組」。目の奥に焼き付けられるような鮮やかな色彩と心に響く香り。新春の躍動を感じさせる花々達です。
【紅組】
・枝垂紅梅・椿・八重桜・オールドローズ・れんげそう
●香りの花合戦 白組
可憐に人々を魅了する花「白組」。色彩の派手さはありませんが、心揺さぶられる香り。新春の希望を感じさせる花々達です。
【白組】
・白梅・ロサブラン・ホワイトフリージア・水仙・すずらん
(2012-01-01)
( 香水工場の )
香る生活
敬虔な気持ちになるローズオイルの香り
女性のハートを鷲づかみするローズオイル
バラの花びらから採れるローズオイルは、ご存じでしょうか?
バラの花の香りとは少し違います。パワーのある香りでゴージャスですが、ふしぎなことに敬虔な気持ちになります。
この本物の香りは世界中の女性をとりこにしますが、しかし、好き嫌いがあります。
誤解されやすい本物
さらに誤解もあります。ローズオイルの香りをかいで「これは本物ではない」と答える人は案外多いのです。
今まで一番ショックだった反応は「プラスチックのようなケミカルな臭い」や「血の臭い」、そして「農薬の臭い」と、まあ何でもありの世界です。
たしかにローズオイルの香りは、ちょっとふしぎな香りで人を欺きます。
これがローズオイルの本物の香りをそのまま生かした製品(香水やスキンケア)が非常に少ない理由ではないかと思われます。
ローズオイルを配合した製品でも原型をとどめないくらい香り付けされた製品が多いようです。本物を知る人には、まさにローズではない製品が氾濫することになります。
本物のローズオイルの香りで勝負
これが本物のローズオイルの香りだ、という製品を作りたかったのです。
そしてできたスキンケアが、コンシンのジェル。
できた翌年だったと思います。その製品をハンドキャリーでブルガリアまで持っていきバラ精油工場のオーナーに見てもらいました。
フタを開けて鼻を近づけ、にっこり「This is it (間違いない) 」というオーナーの返事はうれしかったですね。
本物を愛するみなさまにご利用いただきたいと願っています。
ローズオイルの香りは年ごとに変化する、それも魅力
敬虔な気持ちになれるローズオイルの香り
(2011-12-25)
( 香水工場の )
香る生活
年ごとに変化するローズオイルの香り
香りのブレを少なくするためのブレンド
私のような平均的な鼻の持ち主だとその差はあまり感じませんが、当社のお客様は違いがわかる方が多い。
初期の「ローズ・エッセンス コンシンのジェル」は、その年のブルガリアンローズで作ることを標榜しておりました。しかし、ダマスクローズの出来映えは毎年異なります。天然だから当然です。
ブルガリア最大のローズオイル供給組織であるブルガリアバラ研究所では香りのブレを少なくするためブルガリア中のオイルを集めてブレンドを行い出荷しています。
それでもブレはありますし、まして、個別の蒸留所さんから購入するとブレも大きくなります。
ブレを少なくするには、何年分かを保存し自社でブレンドすることです。
銀行の金庫で保管されるローズオイル?
ローズオイルは変質しないことが有名で正しく保管すれば数年程度は問題ありません。
一説に100年変化しないという人もいますし、ブルガリアでは資産的な価値が認められているため、銀行に担保や資産として何年も金庫保管されていたりします。
香りのブレも楽しむ
当初掲げた「その年のブルガリアンローズだけで作る」は香りのブレが大きく、昨年ついに断念することになりました。代わりに過去数年のブレンドオイルを使用する方針に変更しました。
まだ1年目でローズオイルの安定したブレンドを確保できない状況ですが、時間とともに香りは今よりは安定していくと思われます。
多少の香りのブレも生産地の事情を知ることになり、さらに畑に咲いていたバラの姿を空想しながら香りを確かめるのも、ローズオイルのまた違った楽しみ方です。ワイン通が生産年のブドウをウンヌンする姿に近いでしょうか。
コンシンのジェルのローズオイル
現在販売中の「コンシンのジェル」は、100mlコンテナとその他(アルミパウチ、チューブ)で使用しているローズオイルは、どちらもブルガリアンローズ(ダマスクローズ)ですが、下記のような違いがあります:
・100mlコンテナ->2009年産(2009年産のローズオイルは香りがパワフルで力強い香り)
・その他(アルミパウチ、チューブ)->過去数年のブレンドオイル(マイルドな香り立ち)
コンシンのジェルをご検討いただいている方は、好みの違いでお選びください。
ローズオイルの香りは年ごとに変化する、それも魅力
敬虔な気持ちになれるローズオイルの香り
(2011-12-19)
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