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( 香水工場の )

香る生活


*衣服に付いた香水ニオイの取り方(マニュアル保存版)
(2012/03/26)

お客様からいただいたご質問・・・「衣服に付いた香水は、どうやって取るの?」

衣服に付いた香水はやっかい


なるほど。ワレらは香水を作ることばかり考えてますが、香水が衣服に付いた場合、やっかいですよね。

香水メーカーで働いていても、職場では香水禁止(香りがわからなくなりますので)ですし、反射的に服に付かないつけ方をします。

なので、香水が衣服へ不本意に付いてしまう確率は、案外、一般の方より少ないかもしれません(工場で香水の充填作業をするスタッフは別です)。


クリーニング専門店に相談、が正しいアプローチ


衣服に付いた香水の取り方は、香水メーカーの私たちより、クリーニング専門店の方が詳しいはず。

クリーニング会社も本当にいろいろ。こういった相談は、大きな工場で大量かつ画一的に洗うところではなく、専門的で濃い感じのクリーニング屋さんに相談するのが正しいアプローチかもしれません。


衣服の香水ニオイの取り方ランキング(未実証)


今日は私の思いつく対処法ランキングを披露いたします。ご注意ください。これはすべてを検証したものではありません。予測も含まれています。

また、よい情報があったら、後からでも訂正・書き足しますので「決定版」ではありません。ご了承おきください。


衣服に付いた香水の取り方 → トップ3



・通常のお洗濯・・・異論はないかと
・重曹・・・重曹を入れてお洗濯
・クエン酸・・・クエン酸を入れてお洗濯


さらに凄いのは、重曹やクエン酸で一晩付け置きして洗濯すると効果的なはずです。

(注意)ただし、衣服によっては、色落ちや繊維の痛みにご注意ください。


衣服に付いた香水の取り方 → トップ5


・スチームアイロン
・活性炭+プラ袋詰め密封作戦


・スチームアイロン・・・スチームによる蒸気攻撃。蒸気がニオイ成分を高温と水圧で浮かしていっしょに揮発します(衣服によっては、熱による衣服の痛みにご注意ください)。

・活性炭+プラ袋詰め密封作戦・・・木炭や活性炭のような脱臭効果があるものと衣服をプラ袋・ビニール袋に入れて封をする。


衣服に付いた香水の取り方 → 残り


・お風呂場の湯気
・陰干し
・日光干し(紫外線パワー)
・木炭や活性炭
・市販の消臭剤
・空気清浄機


・お風呂場の湯気・・・スチームアイロンと同じ原理ですが、残り湯の上で衣服をハンガーで吊しておけば、シワもニオイも取れる。

・陰干し・・・お洗濯後はタンスなどにしまわず通気性のよいところに陰干し。

・日光干し(紫外線パワー)・・・日光に含まれる紫外線は多くの物質を分解・無臭化する効果あり(衣服によっては、衣服の痛みにご注意ください)。

・木炭や活性炭・・・木炭や活性炭のような脱臭効果があるものを衣服のポッケなどに入れておく。

・消臭剤・・・近年の消臭剤はハイテク化が進んでいますので、試される価値があります(スプレー式の消臭剤は液体状の消臭成分を衣服にかけるものが多いので、シミなどご注意ください)。

・空気清浄機・・・近年の空気清浄機は、オゾンやプラズマなどニオイ分解・消臭効果機能を持ったものが少なくありません。清浄機の近くで干しておきます。私の実験では穏やかですが、なかなかよい効果がありました。

当社には数種類の空気清浄機がありますが、衣服のニオイ取りに効果的なものとそうでないものがあるようです。

ご意見お待ちしております!



(2012-03-26)
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香る生活


香水小説大賞
(2012/03/26)

ライター魂に火を注げ!香水小説大賞という企画のスタートです(2012/03/27)

香水小説大賞イベントロゴ

大成功だった香りの思い出募集企画


以前、当社では「沈丁花の思い出」「金木犀の思い出」という香り体験談の投書を募集したことがあります。

楽しい作品が集まりました。

募集作品は、香りの思い出ではあるのですが、そこは香りを通した「人の思い出」「人生の物語」。グっとくるもの、うるうるする作品にも出会いました。

公開許可があるものは、当社の、香り冊子『香る生活』に掲載したり、Webで公開させていただきました。

感動よ、もう一度!「香水小説大賞」


「香り体験談募集」よりパワーアップします。まずイベント名が本格仕様です。

香水小説大賞

どうでしょう?やる気満々のタイトルではないですか。

そして、内容も多くの点でパワーアップしています:
・賞金あり
・実行委員会の開設



なぜ今、香水小説大賞?


欧米では香水は化粧品の中で一番重要視されるトップアイテム、欧米女性のポーチに入れられているもっともポピュラーな化粧品アイテムの一つです。

しかし、日本では化粧品の最も重要なアイテムはスキンケア。その後メイクアップ、ヘアケア・・・と続いて最後にようやく香水が出てきます。

日本は、伝統的・歴史的に香り文化が厚い国ですが、これはふしぎな現象です。

そこで少しでも香水や香りに関心を寄せてもらいたく企画しました。香水や香りについて作品や記事を公募することで、「香りには、こんな感動があるんだ」とか「香水って、おもしろい!」といった発見や意識向上を狙っています。

いわば「香り、再発見!」「香水、再発見!」を誘発し香りの感動をお届けしたいと考えいます。


香水小説大賞の内容


香水小説大賞の内容をご紹介します。

・大賞賞金=10万円・記念品(香水)
・香水をテーマにした短編小説・掌編小説
・純文学・ファンタジー・時代物・コメディなどジャンルは不問
・1,000文字以内
・締め切り:2012年10月1日(香水の日)



案外すぐに書けてしまう分量


個人的には、今回の香水小説大賞の特徴は「1,000文字」ではないかと感じています。

ブログやTwitterなどで記事を投稿される方なら、1,000文字の量感はつかめると思います。すぐに書ける分量です。

原稿用紙なら、わずか2枚半。Twitterなら147文字制限があるので、字数制限目一杯につぶやくなら、わずか「7つぶやき」で1,000文字オーバー。

文字数の負担は少ないと思います。

逆に、心くすぐられる何か、新しい体験をさせてくれる何かを短い文字数の中に盛り込みますので、書き手のセンスとチャレンジが必要になります・・・みなさまの力作、お待ちしております。

香水小説大賞


(2012-03-26)
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香る生活


香水Biz備忘録 第三世代ブログ
(2012/03/19)

ブログシステムの移行


こんにちは。ブログは、2005年に開始されました。

この間に世の中のシステム環境の変化は激しくブログシステム自体を何度か変更しました。そして、今回新たに変更を行います。

今回のブログシステムは、WordPress というシステムがベースになっています。

この移行で「第三世代ブログ」(editions2)となります。

第三世代ブログ(editions2) → フレグランスを語ろう!香水Biz備忘録


現行の「第二世代ブログ」(editions)の記事を引っ越すのか、そのまま継ぎ足すのか、不明ですが、とりあえず新しい記事を書きつづります。

第三世代ブログもよろしくお願いします。




2012年3月にブログの移行を行いましたが、使い勝手の問題で、2015年5月の記事を最後に「第二世代ブログ」(editions)に戻りました。「第三世代ブログ」(editions2)にて投稿された全記事は、2016年9月、すべて本「第二世代ブログ」(editions)に移設(カテゴリー名:blog2)され、既当ブログの既存の記事の中に統合されました。


 

(2012-03-19)
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香る生活


メゾン香水レセプション
昨日開催されたメゾンフレグランスのレセプション・レポート。久しぶりの六本木もまぶしかったな(2012/03/15)

ラグジュアリー・フレグランス・フェア2012

香水商社フォルテが仕掛けるメゾンフレグランス


フォルテさん主催の香水イベントに行ってきました。その名は「ラグジュアリー・フレグランス・フェア2012」。

フォルテは、ヨーロッパの珍し香水ハウスやメゾン系香水ブランドを発掘してくる香水商社。本社が吉祥寺で同じ武蔵野エリアなので、なにかと情報交換させてもらっています。

メゾン系ブランドの発掘は、ずばり人脈の世界ですが(とくにフランスは、すごいコネ社会ですから)、ここにフォルテさんの強みがあります。

さて、フレグランス・フェア2012ですが、タイトルの「ラグジュアリー」という部分がいいですね。


香水はいつの時代もラグジュアリーだった!


香水は、本来いつの時代でも「ラグジュアリー」な商品でした。

香水を使えるのは王侯貴族だったり、リッチな商人だったり。それは東西を問わずにどの民族・どの文化圏でもふしぎなことに共通した構図でした。紀元前の昔から(もっともそのころは「香水」でなく「香料」ですけどね)。

それが、いつのまにか、たぶん15年くらい前、1997年前後、香水は劇的かつ突然、コモディティ(日用品)へと変化します。

(LVHMグループに象徴されるようにブランドの大資本化と、それに伴う製品の大量生産化と無縁ではありません)

日本ではこの年、香水の並行輸入が盛んになり、高校生の間でブランド香水が大流行します。世界的にもこの時期を境に香水は急激に庶民のコモディティになっていきます。

ブランドの大衆化はイコール=「ブランドではない」・「ラグジュアリーではない」という「ピエール・カルダンの教訓」「ピエール・カルダンのパラドックス」を彷彿させる香水ブランドの地獄絵図が展開される結果となりました。


ピエール・カルダンのブランド戦略


ピエール・カルダンのことを少しお話ししましょう。

ピエール・カルダン氏はフランスの著名なファッションデザイナー。

「一世を風靡した」という表現は、まるでカルダン氏のためにあると感じさせるほど1970年代のブランドと言えば、ピエール・カルダン一色に世界市場を染め上げた人物です。

ライセンス・ビジネスの先駆者として多種多様な商品にピエール・カルダンのロゴを提供し、世界中でピエール・カルダン製品の量産を猛烈に推進しました。

当時はベビーカーやタオル、トイレのスリッパにさえピエール・カルダンのロゴが付いていたそうです。

カルダン氏は、ブランドがお金持ちのためだけのものという当時の状況を打破し、庶民にもブランド製品を行き渡らせる「ブランド解放」という信念を抱いていたようです。


ライセンス・ビジネスのパラドックス


カルダン氏自身は巨額の富を築きますが、一方でブランドイメージは地に墜ち、ブランドは失墜しました(でも継続もしています)。

評価は賛否分かれるでしょう。しかし、私なんか、ある意味、現在の大資本によるブランド戦略の前衛的具現者とも感じちゃいます。

現代資本主義では、多くのブランドがこの方向に向かわざるを得ない状況ですので、方向性は「ピエール・カルダン」。で、さらに「ピエール・カルダンのパラドックス」をいかに回避するかが次の時代のブランド戦略になりそうな気配です。



メゾンフレグランスの隆盛


ところで、香水業界では、大資本ブランド戦略に相容れない、やり手パフューマーたちが次々とスピンアウトし、フレグランスハウスを自ら創設する動きが過去5年、いや過去10年くらいの香水業界の大きなトレンドとして盛り上がりを見せています。

(メジャーな香料会社やブランドの「M&A」や統廃合が進んで、パフューマーが余り気味という背景も指摘されます)

これらの香水ブランドは「ニッチフレグランス」や「メゾンフレグランス」と呼ばれます。

ラグジュアリーで個性的な香水を少量生産するところに特徴があります。

多くのメゾンフレグランスが、概ね天然香料重視で、1921年の「シャネルNo.5」(*1)以降、香水制作の常識となった合成香料主体の制作方法に対して何らかの試み的な香水作りを行っています。

(*1)CHANEL NO.5 には合成香料アルデヒドが多量に使用され、そのそれまでになかった驚きの拡散性と豪華さで世界的な大ヒットになりました。CHANEL NO.5は、香水制作の歴史を塗り替えるインパクトを香水業界に与えました。このスタイルが現在まで綿々と続けられている香水制作の伝統ですが、ここにきてトレンドの変化が顕著になりつつあります。

今回の「ラグジュアリー・フレグランス・フェア2012」では、いくつかのメゾンフレグランスが紹介されていました。どれもが凄いブランド。その中の目玉がTHE DIFFERENT COMPANYです。


THE DIFFERENT COMPANY


THE DIFFERENT COMPANYはメゾンフレグランスの代表的なブランドの一つ。日本でも大変有名なパフューマー、ジャン・クロード・エレナ氏によって1999年創業されました。

エルメスの専属パフューマーと言えば、ジャン・クロード・エレナ氏の知名度も察しがつきます。

社名が凄いです。「ザ・ディファレント」です。

他社とは違う!という強烈なメッセージがそのまま社名になっているブランド。社名があえて英語である理由は、世界市場を意識してのことでしょうか。

日本では、伊勢丹さんやフォルテさんが取り扱われています。

このディファレント・カンパニーの社長様が、パリからはるばる来日して自ら新作香水の紹介をしてくれました。



ガブリエル氏のプレゼンテーション


久しぶりの六本木は相変わらず刺激的です。東京ミッドタウンなんていうジャングルができていましたね。

ここは確か防衛庁では?・・なんて遠い記憶を呼び覚ましていると「ミッドタウン 祝 5th Anniversary!」なんて書かれたポスターに5年以上ぶりの六本木であることを知りました。

香水関係のイベントは、ドレスコードがあったりして、男性は正装、女性はドレスアップして来い、とかなんとか言う招待状が多いのですが、そういう「おイベント」は、よれたジャケットしかない私には、ちょっと敷居が高くて自然足が遠のきがちです。

しかし、今回は、服装指定がなかく、しかもTHE DIFFERENT COMPANYの社長様が、直々来日とあって顔を出しました。会場はリッツ・カールトンというホテル。

午後2回のセッションがあり後半に参加しました。クローズドなイベントで、会場には50人くらいのプレスやマスコミ、百貨店などのバイヤーさんが詰めかけておりました。

当社は香水メーカーで、厳密にはディファレント・カンパニーのライバル(といえば、ヘソで茶が沸きますね!)ですので、本来お声をかけてもらえる筋ではありませんが、厚かましくも顔を出してきました。

社長様の名前はルック・ガブリエル氏。

すごいでしょう。この響き。「ガブリエル」!

どうして、凄いのか自分でもわからないですが「ガブリエル」という音の響きに、物凄く反応してしまいます。

天使かローマ法王様のような出で立ちの方か、と勝手に空想していたのです。

が、とってもフレンドリーな方で、はじめて日本出張に来て、そのへんの焼鳥屋で、いっぱいやっている外国人のような親近感。ワイシャツの腕をめくってビールをガーと流し込んでブロードスマイルする感じのイメージです。

ディファレント・カンパニー2012年の新作をどこよりも早く紹介してくれて(新作の正式リリースは4月とのお話)、「ぜひボクにみなさんの感想を聞かせてほしい!」とスピーチを締めくくったので、そうかオレの感想を聞かせてやろう、とズズっと進み出ましたが、人だかりで、ついに個人的にはお話できずに帰路につきました。

ワレラよりも優先順位の高いバイヤーさんやプレスさんをかき分けて割り込むのも失礼とか言い訳しながらやや奥手な状況でした。



とってもナチュラル、多くの意味で新鮮な香りたち


さて、新作香水の感想ですが、詳細はメディアや百貨店さんなどで練られた記事や商品紹介が今後でてくると思いますので、私の個人的な感想を。

第一印象は、ずばり、ヨーロッパのトレンドが、ここまで既存のデザイナーズ・ブランドとは違った香水を出してくるのか!という驚きでした。

ナチュラルで優しく穏やかな香りです。

4種類あり、どれも優しいのですが、個人的な好みは「Tokyo Bloom」(東京の花)。サブタイトルは「Japanese Spring」(日本の春)。

エミリーコッパーマンという調香師(パフューマー)の作品。エレナ一族の方ではない模様。

調香師は、一族経営・ファミリービジネスが多いですので、これも10年後のTHE DIFFERENT COMPANYの変化を知るヒントになりました。


デンデライオンの草原


「Tokyo Bloom」ですが、この香りの前半に浮き出てくる「デンデライオン」(たんぽぽ)が、すばらしく懐かしい香りです。癒されます。春の草原に顔を埋めているような心地よさ。

東京はこんな香りではないと思います。高原列車を包む香りのようなイメージで、信州か東北といった感じです。しかし、素直に

「こんな香り、彼らも作るの?」

という驚きが一番でしたね。

エミリーさんは日本に来たことがないので「東京の春は、こんな感じかな?」と空想しながら作ったとか、なんとかガブリエル社長はおっしゃておられました。

ウソ、来たことないの?というくらいナチュラルでした。

それと小さなことですが、最近ヨーロッパのメゾン系パフューマーはキャロット(ニンジン)の香料をよく使います。

これが案外シトラスと合っていて新鮮です。日本でもニンジン香水、でてくるんじゃないかな・・・なんてことも空想しておりました・・・


インスピレーション


しかし・・・ヨーロッパでこういう香りが出てくるのか・・・ガチ対決の予感。



ということで、本当に刺激的なレセプションとなりました。

こういう機会を設けてくれたフォルテさんに、この場を借りて感謝申し上げます。


(2012-03-15)
( 香水工場の )

香る生活


サスペンスの「アーモンド臭」は危険

減少するドラマ番組


制作費がかかるドラマは減少の一途ですね。

一説にドラマ制作費は、バラエティの1.5倍〜2倍。バラエティの場合、芸人さんのグレードを落としギャラを落とし、生番組にするなど、コストカットの手法がいろいろあります。

一方、ドラマは編集やらロケやら、どうしても落とせない部分が多く、制作費の差は今後も開いていくでしょう。この分では、ドラマはさらなる減少へ。寂しい限りです。


サスペンス定番「アーモンド臭」


ところで、ドラマの一大カテゴリーはなんといっても刑事ドラマやサスペンス。そしてそこに出てくる定番が、ガイシャを前にしてのこのつぶやき。

「アーモンド臭」

(でも、最近はあまり聞かなくなりつつあるような・・・)

これが小さい頃からの疑問で、どんな匂いなのか、本当にアーモンドの香ばしい匂いがするのか、疑問に思っていました。


「アーモンド臭」の正体は?


この匂いの正体は青酸カリ・・・ではないのです。

青酸カリ(シアン化カリウム)自体は無臭。口に含んだだけではそのまま即死に至るわけではないそうです。たいていのドラマでは即死になる描写だけに意外な印象を受けます。

青酸カリを飲み込むと胃酸と反応し毒性の強い青酸ガス(シアン化水素)が発生し、それを吸入することで「肺から血液中に入り、重要臓器を細胞内低酸素により壊死させることで」死に至るそうです(wiki 「シアン化カリウム」)。

よって「アーモンド臭」の正体は、青酸カリではなく胃酸で発生したシアン化水素(*1)。

しかも、その香りはアーモンドの香ばしい匂いではなく収穫前のアーモンドの甘酸っぱい香りだそうで。

「収穫前のアーモンド」?

誰が「収穫前のアーモンド」の香りを知っているのか疑問です。その香りを感じて「アーモンド臭」と認識できる人は、アーモンド農家など限られた人ではないかと空想します。


アーモンド臭を感じたら自身が危ない


そして、刑事が被害者の呼気に鼻を近づけて

「ボス、アーモンド臭の匂いが!」

なんて言っている場合ではありません。被害者の呼気を吸い込むことは自殺行為ですね。



(*1)このシアン化水素は猛毒ながら、オパーリンの生命起源説ではアンモニアやメタン、エタンなどとともに命の起源物質の一つになっています。奇遇です。


(2012-03-13)
( 香水工場の )

香る生活


「ホワイトデー香りコレクション」
2012年のホワイトデーは、遊び心満載「ホワイトデー香りコレクション」で楽しい思い出になりますように(2012/03/04)。

ホワイトデー香りコレクション

バレンタインセットの続編


バレンタインのときにリリースしたタータンチェックの布ポーチ入りミニボトル香り7本セットは、予想以上に好評でした。

そこで、性懲りもなく、またまた似た感じの香りセット「ホワイトデー香りコレクション」をリリースしてしまいました。

やり過ぎ?・・・いえいえ、おもしろい企画はドンドンやってください!という声があると空想しながらやってます。


同じタータンチェックの柄違い布ポーチ


布ポーチは、バレンタインセットと似たデザインですが、微妙に違う柄になっています。

香水入れとしてだけでなく、ミニボトルご使用後はクレジットカードや定期券など入れてお使い頂ければ幸いです。


未公開の香り


そして、チョイスした香りが、また笑えます。

ピーチ・ストロベリー・グレープ・・・・おっと、食べ物系です。

当社では食べ物系の香水は、あまり出していません。


10代-20代に人気のグルマン系香水や食べ物系香水


しかし、若い方々には、グルマン系香水や食べ物系(とくにフルーツ系)香水は人気があります。

これに紅茶系香水、緑茶系香水、チョコやカカオ系香水などを開発しコレクション・リリースすると、10代-20代女性層の顧客層にアピールできるのですが、そして、そういうご要望もチラホラ届いています。

しかし、他の香水製品のハンドリングだけで手いっぱいで今のところ実現できていません。

そんな期待の食べ物系香りコレクションを実験的にご提案したのが、今回の「ホワイトデー香りコレクション」。

さあ、見て来て、ご検討ください。今回も40セット。

楽しい思い出に「ホワイトデー香りコレクション」がお役に立てますように。


●新着情報:ホワイトデー香りコレクション


(2012-03-04)
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