( 香水工場の )
香る生活
香水瓶が2千5百万円
おもしろいニュースを見つけました。
Empty Lalique bottle goes for $216,000(The Associated Press, 2006/11/26)
「ラリックの空ボトル、2千5百万円で落札」といった感じでしょうか。
もともと50ドルで購入されたラリックの香水瓶(Resor de la Mer/Treasure of the sea/海の宝)が、オークションで216,000ドル。
先週、偶然にもルネ・ラリックの香水瓶をコレクションしている「湘南江の島香水瓶美術館」に行ってラリックの世界を堪能してきました。
前にもラリックについてちょっと触れました。ラリックはもともと宝飾デザイナーながら、たまたま同じ通りで店を構えたコティの依頼で香水瓶のラベルやデザインを手掛けることになったアール・ヌーボー、アール・デコの代表的芸術家のひとりです。
余談ですが、当時コティ社はまだ無名でしたが、ラリックの魅力的なボトルの恩恵もあってメジャーな香水ブランドとして急成長します(巨大財閥にのし上がるといっても過言ではありません)。
でも、数年後ラリックとコティは喧嘩別れするそうです(湘南江の島香水瓶美術館さん談)、知らなかった・・・
私は、材質や製造上の完成度の高さから現代の香水瓶の方が美しいと感じている一人ですが、瓶美術館で実際ラリックのビンを眺めると、たしかに芸術品として見応えがあります。圧巻です。
ヨーロッパにはギリシア・ローマ時代から綿々と続く彫りの伝統のようなものがあって日本人にはちょっと作れない凄さを感じさせます。
ラリックの香水瓶は、陶芸作家さんのような一点ものではなく鋳物による量産品です。
ということはラリックのボトルは世界中で転がっているはずですが、割れ物ですので、幸か不幸か時間に反比例して量を減らして逆に価値を高める運命にあります。
今回2千5百万で落札されたボトルは、もともと50本生産され、これを含め2本現存しているとのこと。これが1本になればどうなるのでしょうか。
えらいことです。
コティといえば現代日本人にはピンとこないかもしれませんが、おじいちゃん、おばあちゃんの時代の憧れのブランドです。
おパリの雰囲気満点で、たかが石鹸でもコティの石鹸なら当時は布に包んでタンスにしまうご家庭も多かったはずです。
そんなコティですからコティの香水瓶が残っているご家庭も少なからずあると思います。
古い香水瓶がでてきたら、捨てずに・・・念のため私に見せてください・・・
※ニュースソース:
ニュースはすぐに消されてしますので記録のために引用させていただきます。
-------------------------------
Empty Lalique bottle goes for $216,000
Posted by the Asbury Park Press on 11/26/06
LAMBERTVILLE: A bottle of Lalique perfume originally purchased for $50 has been auctioned off for $216,000.
An elderly woman, who wanted to remain anonymous, received the bottle of perfume, called Tresor de la Mer or treasure of the sea, from her husband in 1939.
She held on to the empty bottle and the box it came in for years, before deciding to auction it at the Rago Arts and Auction Center here on Nov. 17.
Ken Leach, a perfume bottle expert at the auction, said only 50 of the Lalique bottles were made, and he knows only of one other still in existence.
The Associated Press
------------------------------- (2006-11-29)
Empty Lalique bottle goes for $216,000(The Associated Press, 2006/11/26)
「ラリックの空ボトル、2千5百万円で落札」といった感じでしょうか。
もともと50ドルで購入されたラリックの香水瓶(Resor de la Mer/Treasure of the sea/海の宝)が、オークションで216,000ドル。
先週、偶然にもルネ・ラリックの香水瓶をコレクションしている「湘南江の島香水瓶美術館」に行ってラリックの世界を堪能してきました。
前にもラリックについてちょっと触れました。ラリックはもともと宝飾デザイナーながら、たまたま同じ通りで店を構えたコティの依頼で香水瓶のラベルやデザインを手掛けることになったアール・ヌーボー、アール・デコの代表的芸術家のひとりです。
余談ですが、当時コティ社はまだ無名でしたが、ラリックの魅力的なボトルの恩恵もあってメジャーな香水ブランドとして急成長します(巨大財閥にのし上がるといっても過言ではありません)。
でも、数年後ラリックとコティは喧嘩別れするそうです(湘南江の島香水瓶美術館さん談)、知らなかった・・・
私は、材質や製造上の完成度の高さから現代の香水瓶の方が美しいと感じている一人ですが、瓶美術館で実際ラリックのビンを眺めると、たしかに芸術品として見応えがあります。圧巻です。
ヨーロッパにはギリシア・ローマ時代から綿々と続く彫りの伝統のようなものがあって日本人にはちょっと作れない凄さを感じさせます。
ラリックの香水瓶は、陶芸作家さんのような一点ものではなく鋳物による量産品です。
ということはラリックのボトルは世界中で転がっているはずですが、割れ物ですので、幸か不幸か時間に反比例して量を減らして逆に価値を高める運命にあります。
今回2千5百万で落札されたボトルは、もともと50本生産され、これを含め2本現存しているとのこと。これが1本になればどうなるのでしょうか。
えらいことです。
コティといえば現代日本人にはピンとこないかもしれませんが、おじいちゃん、おばあちゃんの時代の憧れのブランドです。
おパリの雰囲気満点で、たかが石鹸でもコティの石鹸なら当時は布に包んでタンスにしまうご家庭も多かったはずです。
そんなコティですからコティの香水瓶が残っているご家庭も少なからずあると思います。
古い香水瓶がでてきたら、捨てずに・・・念のため私に見せてください・・・
※ニュースソース:
ニュースはすぐに消されてしますので記録のために引用させていただきます。
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Empty Lalique bottle goes for $216,000
Posted by the Asbury Park Press on 11/26/06
LAMBERTVILLE: A bottle of Lalique perfume originally purchased for $50 has been auctioned off for $216,000.
An elderly woman, who wanted to remain anonymous, received the bottle of perfume, called Tresor de la Mer or treasure of the sea, from her husband in 1939.
She held on to the empty bottle and the box it came in for years, before deciding to auction it at the Rago Arts and Auction Center here on Nov. 17.
Ken Leach, a perfume bottle expert at the auction, said only 50 of the Lalique bottles were made, and he knows only of one other still in existence.
The Associated Press
------------------------------- (2006-11-29)
( 香水工場の )
香る生活
嫌いな匂いは避けた方が安全かも
●化学物質過敏症という謎の病気#1・・・そんな病気があります
近年謎の多い病気が増加しています。BSE、エイズ、花粉症、SARS、性同一性障害・・・化学物質過敏症もそんな現代の新種の病気でしょうか。
化学物質過敏症は、有機リン系農薬や、シックハウス症候群の原因と疑われている溶剤、接着剤、プラスティック製品などで発症しやすいことがわかっていますが、物質の厳密な特定も数量的な計測もなされていません。
発症するときわめて微量(健康だった頃はなんでもない量)のそれら物質で頭痛、吐き気、呼吸困難、めまいなど多種多様の拒否反応がでます。
関節痛や情緒不安、不整脈、生理不順、震えやけいれんといった症状もあり、症状からは病気を特定しにくい特徴があります。
ある種の物質に過剰に接していて、あるスレッシュホールド(許容限界値、しきい値)を超えると発症する人がいるそうですが、個人差が大きいらしい。
職業上、特定の化学物質に過剰に触れざるをえない環境で働く方々、たとえばトイレタリーや化粧品・医薬品などの製造工場や研究所、衣料品用洗剤や溶剤を扱うクリーニング店、石油関連製品の製造工場や販売店.
さらに、タバコの煙に長時間さらされるバーや喫茶店、定着前インクが微量に揮発している印刷所などで働く方々は注意が必要かもしれません。
化学物質は食べ物や飲み物などから体内に吸収される印象がありますが、空気汚染の方がやっかいです。
なぜなら食べ物や飲み物はある程度自分で取捨選択が可能ですが、空気はそういきませんし、また空気汚染は食べ物や飲み物より長い時間にわたり鼻や肺を経由して体内に取り込まれるからです。
もし自宅室内の空気が汚染されている場合、毎晩寝ている間の8時間程度、汚染空気に無防備な状態でさらされるのですから何らかの影響は考えられるかもしれません。
●化学物質過敏症という謎の病気#2・・・当社の対策
当社では多種多様で大量で香料を扱っているためやや化学物質過敏症は気になる病気です。
しかし、危険な物質の特定もままならない、原因もよくわからない状態では対策法も防衛方法も決めれないのが実状です。
そこで当社の場合は、まったく感覚的な話ですが「嫌いな香りには長時間触れない」という大まかな不文律があります。
基本的に、匂いとはもともと生命への危険度を知らせる信号であり、ヒトも含め動物のDNAは長い年月を掛けて危険な匂いと安全な匂いを学習してきたと思われます(先天的な好き嫌い)。
また、人は生まれてからすぐに自分にとってそれが危険な匂いか、安全な匂いか学習しはじめると考えられています。お母さんの匂いこそ、まさに世界で一番安全で優しい匂いのはずです。
とうことで、香りに対する好き嫌いは、案外自分の生命を関わっている可能性が否定できず、基本的に「嫌いな香りを無理してかがない」ことにしています。しかし、嫌いな香りにはかなり大きな個人差があります。
個人的なお話をすれば香水に使用する香料の中には、私の場合、具合が悪くなるものがたまにあります。それはたいてい「アーティフィシャル」とよばれる一群です。
アーティフィシャルとは、それまで自然界に存在しない物質を人工的に創り出した香料です。別名「ニューケミカル」(逆に自然界に存在する組成の香料はネイチャーアイデンティカルと呼ばれます)。
ニューケミカルは人類が人工的に創り出した香料で、それまで体験したことがなかったスタイリッシュで官能的な香りや、動物性香料の代替品として非常に人気があります。
ニューケミカルなしに現代香水の完成度の高さと華やかさは語れませんし、また実際、世界中に多くのファンが存在し多くの需要があります。
だから、ここでニューケミカルを否定する気はさらさらありませんし、そういう意図もありません。
しかし、日本人の中には私のようにニューケミカルが苦手な人が少なくないようです。
●化学物質過敏症という謎の病気#3・・・心理的な影響もあるだろうか?
私の知人は、周囲の知らない人のタバコの煙で「脈が乱れ、目がかすむ」と話します。彼は化学物質過敏症と言えるような重い症状はありませんが、予兆を感じさせる話です。
しかし、面白いことに他人が吸っているすべてのタバコでそうなるのではなく、知人が吸っていたり、気分がいい日は「大丈夫」なことが多いそうです。
ピアノのレッスンに強制的に通わされている子供は、レッスンの日時になると腹痛を起こす子供が多いことは児童心理学ではよく知られている事実です。
下痢など生理的な現象を伴う場合もあります。中には「ピアノから変なニオイがする!」と主張するケースも報告されています。
もちろん他人には感じられないニオイなので疑いたくなるのですが、どうも当人は本当に感じているらしい、という点がミソです。
病気は気に病めばさらに悪化するという人は多いのですが、上記の例も心理的な嫌悪が人体に生理的な影響を及ぼしうる例ではないでしょうか。
「病は気から」という言い伝えも一理あるように感じます。バランスをうまくとりつつなんとかやっていくしかなさそうです。
(2006-11-26)
近年謎の多い病気が増加しています。BSE、エイズ、花粉症、SARS、性同一性障害・・・化学物質過敏症もそんな現代の新種の病気でしょうか。
化学物質過敏症は、有機リン系農薬や、シックハウス症候群の原因と疑われている溶剤、接着剤、プラスティック製品などで発症しやすいことがわかっていますが、物質の厳密な特定も数量的な計測もなされていません。
発症するときわめて微量(健康だった頃はなんでもない量)のそれら物質で頭痛、吐き気、呼吸困難、めまいなど多種多様の拒否反応がでます。
関節痛や情緒不安、不整脈、生理不順、震えやけいれんといった症状もあり、症状からは病気を特定しにくい特徴があります。
ある種の物質に過剰に接していて、あるスレッシュホールド(許容限界値、しきい値)を超えると発症する人がいるそうですが、個人差が大きいらしい。
職業上、特定の化学物質に過剰に触れざるをえない環境で働く方々、たとえばトイレタリーや化粧品・医薬品などの製造工場や研究所、衣料品用洗剤や溶剤を扱うクリーニング店、石油関連製品の製造工場や販売店.
さらに、タバコの煙に長時間さらされるバーや喫茶店、定着前インクが微量に揮発している印刷所などで働く方々は注意が必要かもしれません。
化学物質は食べ物や飲み物などから体内に吸収される印象がありますが、空気汚染の方がやっかいです。
なぜなら食べ物や飲み物はある程度自分で取捨選択が可能ですが、空気はそういきませんし、また空気汚染は食べ物や飲み物より長い時間にわたり鼻や肺を経由して体内に取り込まれるからです。
もし自宅室内の空気が汚染されている場合、毎晩寝ている間の8時間程度、汚染空気に無防備な状態でさらされるのですから何らかの影響は考えられるかもしれません。
●化学物質過敏症という謎の病気#2・・・当社の対策
当社では多種多様で大量で香料を扱っているためやや化学物質過敏症は気になる病気です。
しかし、危険な物質の特定もままならない、原因もよくわからない状態では対策法も防衛方法も決めれないのが実状です。
そこで当社の場合は、まったく感覚的な話ですが「嫌いな香りには長時間触れない」という大まかな不文律があります。
基本的に、匂いとはもともと生命への危険度を知らせる信号であり、ヒトも含め動物のDNAは長い年月を掛けて危険な匂いと安全な匂いを学習してきたと思われます(先天的な好き嫌い)。
また、人は生まれてからすぐに自分にとってそれが危険な匂いか、安全な匂いか学習しはじめると考えられています。お母さんの匂いこそ、まさに世界で一番安全で優しい匂いのはずです。
とうことで、香りに対する好き嫌いは、案外自分の生命を関わっている可能性が否定できず、基本的に「嫌いな香りを無理してかがない」ことにしています。しかし、嫌いな香りにはかなり大きな個人差があります。
個人的なお話をすれば香水に使用する香料の中には、私の場合、具合が悪くなるものがたまにあります。それはたいてい「アーティフィシャル」とよばれる一群です。
アーティフィシャルとは、それまで自然界に存在しない物質を人工的に創り出した香料です。別名「ニューケミカル」(逆に自然界に存在する組成の香料はネイチャーアイデンティカルと呼ばれます)。
ニューケミカルは人類が人工的に創り出した香料で、それまで体験したことがなかったスタイリッシュで官能的な香りや、動物性香料の代替品として非常に人気があります。
ニューケミカルなしに現代香水の完成度の高さと華やかさは語れませんし、また実際、世界中に多くのファンが存在し多くの需要があります。
だから、ここでニューケミカルを否定する気はさらさらありませんし、そういう意図もありません。
しかし、日本人の中には私のようにニューケミカルが苦手な人が少なくないようです。
●化学物質過敏症という謎の病気#3・・・心理的な影響もあるだろうか?
私の知人は、周囲の知らない人のタバコの煙で「脈が乱れ、目がかすむ」と話します。彼は化学物質過敏症と言えるような重い症状はありませんが、予兆を感じさせる話です。
しかし、面白いことに他人が吸っているすべてのタバコでそうなるのではなく、知人が吸っていたり、気分がいい日は「大丈夫」なことが多いそうです。
ピアノのレッスンに強制的に通わされている子供は、レッスンの日時になると腹痛を起こす子供が多いことは児童心理学ではよく知られている事実です。
下痢など生理的な現象を伴う場合もあります。中には「ピアノから変なニオイがする!」と主張するケースも報告されています。
もちろん他人には感じられないニオイなので疑いたくなるのですが、どうも当人は本当に感じているらしい、という点がミソです。
病気は気に病めばさらに悪化するという人は多いのですが、上記の例も心理的な嫌悪が人体に生理的な影響を及ぼしうる例ではないでしょうか。
「病は気から」という言い伝えも一理あるように感じます。バランスをうまくとりつつなんとかやっていくしかなさそうです。
(2006-11-26)
( 香水工場の )
香る生活
天然ローズオイル100%パルファンを作って!
天然ブルガリアローズ・オイル100%のパルファン(パルファム)の話題は前にも取り上げたかもしれません。
お客様からの根強い質問のひとつに表題のようなコメントがあります。
うれしいことに「天然ブルガリアローズ・オイル100%のパルファン」なら値段は問わないわ!という気迫が大好きです(=^_^=)
しかし、結果からすると天然ローズオイル100%のパルファンやオードトワレの商品化を計画したことはありません。
理由は、2つあります。
残念ながら、多くのお客様がイメージするようなロマンチックな香りにはならないのです。
ローズオイル「完全100%」であれば、パルファンにしてもオードトワレにしても単純にローズオイル(エッセンシャル・オイル)の香りそのものになります。
これは誰が作っても同じ香りです。ローズオイルをそのまま香水として使用できる人は日本には多くないはずです。
理由の二つ目。
天然ローズオイルはとにかく強力な凝固力をもっていて冬場の常温では固体化します。それは純度の高い無水エタノールにも溶解しません。
そこで100%のローズオイルに対して300%くらいの界面活性剤を投入する必要があるのですが、これではメイクを落とす強力クレンジング・オイルも腰を抜かす配合比率です。
そんな高濃度の界面活性剤をお客様が肌につけることを考えると実に恐ろしい。
ところで、武蔵野ワークスでは、100%ではありませんが、ローズオイルをある程度高濃度に配合したオードトワレをリリース予定です。
数量限定の『ローズの贈り物』です。
これはローズの香りに他の香料を合わせています。また、ローズオイル濃度は公開していませんが、界面活性剤を使用しなくてよいギリギリまで濃度を上げています。
低温フィルタリングをかけますが、ギリギリなので冬場ではかすかな浮遊物(オリ)や沈殿物が生成する可能性があり、お客様によっては「異物」としてクレームになることも予想されます。
(2006-11-21)
お客様からの根強い質問のひとつに表題のようなコメントがあります。
うれしいことに「天然ブルガリアローズ・オイル100%のパルファン」なら値段は問わないわ!という気迫が大好きです(=^_^=)
しかし、結果からすると天然ローズオイル100%のパルファンやオードトワレの商品化を計画したことはありません。
理由は、2つあります。
残念ながら、多くのお客様がイメージするようなロマンチックな香りにはならないのです。
ローズオイル「完全100%」であれば、パルファンにしてもオードトワレにしても単純にローズオイル(エッセンシャル・オイル)の香りそのものになります。
これは誰が作っても同じ香りです。ローズオイルをそのまま香水として使用できる人は日本には多くないはずです。
理由の二つ目。
天然ローズオイルはとにかく強力な凝固力をもっていて冬場の常温では固体化します。それは純度の高い無水エタノールにも溶解しません。
そこで100%のローズオイルに対して300%くらいの界面活性剤を投入する必要があるのですが、これではメイクを落とす強力クレンジング・オイルも腰を抜かす配合比率です。
そんな高濃度の界面活性剤をお客様が肌につけることを考えると実に恐ろしい。
ところで、武蔵野ワークスでは、100%ではありませんが、ローズオイルをある程度高濃度に配合したオードトワレをリリース予定です。
数量限定の『ローズの贈り物』です。
これはローズの香りに他の香料を合わせています。また、ローズオイル濃度は公開していませんが、界面活性剤を使用しなくてよいギリギリまで濃度を上げています。
低温フィルタリングをかけますが、ギリギリなので冬場ではかすかな浮遊物(オリ)や沈殿物が生成する可能性があり、お客様によっては「異物」としてクレームになることも予想されます。
(2006-11-21)
( 香水工場の )
香る生活
香りと関係ないですけど笑えるニュース
「欧州の伝統国『オーストリア共和国』が、いつの間にか『オーストリー共和国』となっていたことが15日、わかった」(2006/11/15 産経新聞)
オーストリア大使館では、オーストラリア大使館とまちがって訪問する人が多く、そのためにオーストラリア大使館の地図を用意してあるそうです。
そんなこともあってかオーストリア大使館が国名変更。
今後は『オーストリー共和国』となるんですね。でも、オーストリア大使館から外務省への正式な申し入れがないため「いつから『オーストリー共和国』と呼べばいいのか」という問い合わせが増加中とのこと。
(2006-11-20)
オーストリア大使館では、オーストラリア大使館とまちがって訪問する人が多く、そのためにオーストラリア大使館の地図を用意してあるそうです。
そんなこともあってかオーストリア大使館が国名変更。
今後は『オーストリー共和国』となるんですね。でも、オーストリア大使館から外務省への正式な申し入れがないため「いつから『オーストリー共和国』と呼べばいいのか」という問い合わせが増加中とのこと。
(2006-11-20)
( 香水工場の )
香る生活
赤ワインの香り
レストランで赤のハウスワインを頼むと、ときとして冷やされたグラスに冷やされた赤ワインがでてきます。
それが昔から気になっていました。
赤ワインは香りが立ってこそ、おいしい。冷やさず室温で飲みたい、と感じてきたのですが最近は案外同じ考えの人が多くなったようです。異論はそれほど聞かれません。
しかし、下記の意見は堂でしょうか?。
「飲みきれなかった赤ワインは、翌日さらにおいしくなる」
いったんコルクを開けるとワインは酸化するので、その日の内に飲み切ること、それがワイン通の常識のようですが、無理して飲むのはカラダにもよくありませんし、私の場合なぜか次の日、美味くなったような錯覚(?)を感じます。
とくに土曜日の夜、赤ワインを開けて半分飲み、翌日の日曜の昼下がり、テレビでも見ながら残りのワインを飲む至福。
・・・邪道、だそうです。
(2006-11-17)
それが昔から気になっていました。
赤ワインは香りが立ってこそ、おいしい。冷やさず室温で飲みたい、と感じてきたのですが最近は案外同じ考えの人が多くなったようです。異論はそれほど聞かれません。
しかし、下記の意見は堂でしょうか?。
「飲みきれなかった赤ワインは、翌日さらにおいしくなる」
いったんコルクを開けるとワインは酸化するので、その日の内に飲み切ること、それがワイン通の常識のようですが、無理して飲むのはカラダにもよくありませんし、私の場合なぜか次の日、美味くなったような錯覚(?)を感じます。
とくに土曜日の夜、赤ワインを開けて半分飲み、翌日の日曜の昼下がり、テレビでも見ながら残りのワインを飲む至福。
・・・邪道、だそうです。
(2006-11-17)
( 香水工場の )
香る生活
セレブ香水、オーバーフロー中
ロイターからセレブリティ香水(スター香水)の話題が配信されました。
Celebrity scents overflow at U.S. stores(Nov 14,Reuters).
訳せば「セレブ香水、あふれるように急増中」という感じでしょうか。
米国では、11月のThanksgivingから年末年始まで「Holiday Season」と呼ばれ一年の最高のクライマックスを迎えます。
もちろん商業的な話ですが、一説にこの2ヶ月だけで他の10ヶ月分を消費するともいわれています。
盛り上がるこの季節にちょっとした異変が・・・
「デパートの香水売場は、まるでセレブがひしめくようにセレブ香水オンパレード」
(If it looks like celebrities are crowding the perfume counter at department stores this holiday season)
とあります。
「今年すでに23種類、2003年〜2005年の3年間では37種類のセレブ香水が発売され、このトレンドはとどまる気配がありません」(no sign of the trend coming to an end.)と感嘆口調です。
欧米では、女性達のハンドバッグに入っている化粧品トップ3は、口紅、アイシャドウ、香水・・・というくらい香水には、確実で大きな需要があります。
そのため香水はセレブ達の新しい収入源として有望(gives them a new line of income)という分析がされていました。商品イメージも最高ですし。
しかし、この図式をそのまま日本に持ち込むことはできません。このへんのスター香水(セレブ香水)事情は、以前にも「香水ビジネスの潮流」で取り上げました。
セレブ香水フィーバーはどこまでいくのでしょうか。
(2006-11-16)
Celebrity scents overflow at U.S. stores(Nov 14,Reuters).
訳せば「セレブ香水、あふれるように急増中」という感じでしょうか。
米国では、11月のThanksgivingから年末年始まで「Holiday Season」と呼ばれ一年の最高のクライマックスを迎えます。
もちろん商業的な話ですが、一説にこの2ヶ月だけで他の10ヶ月分を消費するともいわれています。
盛り上がるこの季節にちょっとした異変が・・・
「デパートの香水売場は、まるでセレブがひしめくようにセレブ香水オンパレード」
(If it looks like celebrities are crowding the perfume counter at department stores this holiday season)
とあります。
「今年すでに23種類、2003年〜2005年の3年間では37種類のセレブ香水が発売され、このトレンドはとどまる気配がありません」(no sign of the trend coming to an end.)と感嘆口調です。
欧米では、女性達のハンドバッグに入っている化粧品トップ3は、口紅、アイシャドウ、香水・・・というくらい香水には、確実で大きな需要があります。
そのため香水はセレブ達の新しい収入源として有望(gives them a new line of income)という分析がされていました。商品イメージも最高ですし。
しかし、この図式をそのまま日本に持ち込むことはできません。このへんのスター香水(セレブ香水)事情は、以前にも「香水ビジネスの潮流」で取り上げました。
セレブ香水フィーバーはどこまでいくのでしょうか。
(2006-11-16)
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